浜松・佐鳴湖「愛犬家の酒井夫妻とチワワ会」五分咲き桜時期の佐鳴湖ワンポとお茶会

カテゴリー │イベント




例年に比べ、暖冬の影響で全国的に桜・ソメイヨシノの開花宣言が遅れた今春。我が家にて袋井の美容室「SWITCH/switch+」のオーナー酒井夫妻が飼われているチワワンズと共に「佐鳴湖チワワ会」と称してお茶会を開催。



平日の昼下がりの午後、チワワのきなこちゃん(3歳♀)わらびくん(2歳♂)を連れて、我が家に遊びに来てくれた酒井大輔さんと奥様の知子ちゃん。桜が満開であれば花見を予定していたのですが、生憎の開花遅れで春風も強いため、家中でのんびりとチワワンズと過ごします。


スムースコートチワワのきなこちゃん/ロングコートチワワのわらびくん


二匹は父違いの姉弟とのことで、お顔もそっくり!




人見知りをあまりしないお利口な子たちで、すぐに我が家に打ち解けてくれたようで、匂いをクンクンしながら探検を楽しんでます。



クリクリのお目目にベロを出して、つい舌を仕舞い忘れてしまうわらびくんの愛くるしいお顔にメロメロ。



恒例の我が家ツアーを一通り終えたところでダイニングへ。お茶会ということで、今回はノンアルコールの集いとなります。


「ミックスフルーツジュース」


南国のフルーツであるパイナップルとパパイヤに苺と葡萄を合わせてミキシングし、少量の炭酸で割ったフルーツジュース。


「自家製バスクチーズケーキ」


我が家のゲストに一度は必ず提供するスペイン仕込みの「自家製バスクチーズケーキ」。口溶け滑らかな食感と濃厚ながらにレモンの酸味が後味をさっぱりとしてくれるクセになる一押しデザート。


「ブール三種(プレーン・苺・ココア)」
「ブルーベリーチョコ」
「ローストココナッツチップス チョコレートがけ」


今年2024年1月にオープンしたばかりのパティスリー「PATISSERIE MIRAGE /パティスリーミラージュ」のザクほろ食感の「ブール三種(プレーン・苺・ココア)」と、「マンダリンオリエンタルバンコク」のタイ限定ローストココナッツチップスにチョコレートを纏わせた風味豊かなチョコココナッツ。


「ケークキャラメル」・「アマンドサブレ」・「ケークフリュイ」


同じく「PATISSERIE MIRAGE /パティスリーミラージュ」のアーモンドを生地にたっぷりと練り込んだクッキー「アマンドサブレ」、洋酒を利かせたフルーツケーキ「ケークフリュイ」、コーヒーとキャラメルに胡桃をトッピングした「ケークキャラメル」を、今時期にぴったりな「WEDGWOOD/ウェッジウッド」の「ワイルドストロベリー」の器に添えて。


「苺とブルーベリー」


静岡ならではのブランド苺「紅ほっぺ」と「章姫」の食べ比べと大玉で酸味が少なく食べ応えのある「浜松ブルーベリー」を添えて。


ラブリーチワワンズを抱っこして愛犬家の集い「チワワ会」に乾杯!



「まめやかふぇ/クレオパトラ」


我が家の定番・袋井の自家焙煎珈琲豆屋「まめやかふぇ」のコロンビア産「クレオパトラ」。苦味と酸味が程良くあり、バランスに優れたコーヒー。



美容師時代からの古い付き合いの酒井さんと昔話に話を咲かせながらも、話題はもっぱらワンズたちのこと。同じ犬種を飼っていることで、チワワ特有の習慣をはじめ共感できることが一杯です。



何事にも動じず、ちょっぴり臆病で大人しい男の子わらびくんを抱っこさせてもらうと、最初はビビってしまっているようでしたが、膝の上でマッサージしてあげるとまったりと寛いでくれました。



いつも仕事に忙しい酒井さんは、普段はワンズを奥様の知子ちゃんに任せてしまっているとのことでしたが、この日ばかりはワンズとの触れ合いを楽しんでいました。きなこちゃんもパパとの濃密なコミュニケーションに満足気。



我が家のショコラは人見知りはしないものの、実は男性がちょっぴり苦手で引き気味になります。でも、そのツンデレ具合が酒井さんのハートをくすぐるようで、徐々に慣れていっていました。



知子ちゃんに抱っこされて尻尾を振っては嬉しさを表現するも、近付き過ぎると前脚でシャットアウトするショコラ。相変わらずの天野邪気さとマイペース振りを発揮する我が家のお姫様。


「マリアージュフレール/モンターニュドール」


大好きなフランス紅茶「MARIAGE FRERES/マリアージュフレール」の「MONTAGE D'OR/モンターニュ・ドール」。厳選茶葉の紅茶に、タイ・バンコクの黄金の三角地帯の果物ライチや熟れたマンゴー、ベンガルカリンのブーケが広がり、バラやベニバナ、キンセンカの花の香りが彩りを添える華やかな一杯。



ワンズと仲良くなるにはいつも時間のかかるショコラは、少し疲れを見せているものの、慣れてきたのか自分のテリトリーでまったり。



それでも近付けると、大人しいわらびくんにガウッと吠えてしまう始末。一人っ子(犬)の我儘振りが露見します。



距離感は微妙に縮まらないものの、何とか3匹並ぶチワワンズを写真に収めることができました。皆、本当に可愛い過ぎ!



酒井夫妻からは掛川の「赤ずきんちゃんのおもしろ農園」で栽培されている見事な大粒の苺を差し入れていただきました。箱を開けると芳醇な苺の甘〜い香りが部屋中に立ち上ります。素敵な差し入れをありがとうございます♪



我が家から徒歩数分圏内で目の前に広がる佐鳴湖へチワワンズを連れて佐鳴湖ワンポ。気温20℃と暖かい日和で、桜の開花も五分咲きと満開まで後もう一歩。



マイペースな我が家のショコラは、チワワンズに目もくれず、いつものワンポコースを黙々淡々と歩きます。



記念撮影しようとカメラを向けると「またですか?」、「早く撮ってくださいね」と言わんばかりの飄々とした顔付きです。



何とか我が子の良いショットを撮ろうと必死に親バカ振り丸出しで粘るも、しれーっとこの表情(笑)


飽きてきたショコラは大あくび。



もう目は閉じてゆき、眠ってしまいそう。




あ、ようやく目を合わせてくれました!佐鳴湖の桜とショコラのショット2024年バージョン完成です!


ソメイヨシノはまだまだ五分咲き。




満開は今週末といったところでしょうが、生憎の雨予報が出ています。来週あたり、どこかのタイミングで晴れ間を覗かせ、満開の桜の木の下でお花見できますように。酒井さん、知子ちゃん、きなこちゃん、わらびくん、また遊びに来てね♪


 

浜松・北欧ヴィンテージ家具「Learner’s」"流木と動物彫刻 ヒナイジユズル展”を開催中!

カテゴリー │ショップ浜松




デンマークやイギリスのビンテージを中心に、家具と雑貨を取り扱う「Learner’s/ラーナーズ」にて、2024/3/2(土)〜2024/3/11(月)まで、アートコレクター宿里博さんによる「ビンテージポスター展」とアーティスト・ヒナイジユズルさんによる「流木と動物彫刻 ヒナイジユズル展」を同時開催中。開催場所は、浜松は舘山寺街道沿いに佇む白い建物とサインが目印です。



ラーナーズオーナーの内藤慎一(Shinichi Naito)さんは、ビンテージ家具の販売経験とリペア・メンテナンスの技術を活かし、2007年5月30日に自宅前に待望の店をオープン。北欧ビンテージ家具は、その多くが高級木材として知られるチーク材が用いられており、その美しく深い褐色の色合いと木肌、そして繊細な木目が手に馴染みやすく、とても柔らかな印象を与え、長い年月を経て経年変化し、味のある雰囲気が安らぎを提供。



こちらでは、長い間使われてきたモノ、現在作られているモノ、これらを組み合わせて自分らしく楽しく暮らせるインテリアライフを提案するセレクトショップをコンセプトに、デンマークやイギリスのビンテージを中心に家具と雑貨(ビンテージと新品)を取り扱われています。


普段使いできる日用品から、大切な人に贈るギフトまで、きっと掘り出し物が見つかるそんな空間。










今回の展示会は、アーティストであるヒナイジユズルさんが流木の動物彫刻を昨年の夏から手掛けはじめて、初の展示販売会となり、今まで製作された10作品を展示し、北欧ビンテージ家具と融合。御本人は平日の午後14時以降は極力在店予定とのこと。


アーティスト:ヒナイジユズル/Yuzuru Hinaiji


「レトロ」、「アンティーク」、「クラシック」な空間設計を得意とするデザイナーとして活躍しながら、自身のお店として複数のコンテンツを持つ「Apartment store」を立ち上げ、レトロ骨董店「黒鶫/curotugumi」、昭和クラシックな喫茶店「喫茶みちくさ」を運営する傍ら、流木を彫刻しアーティストとしての顔も覗かせ、多彩に活動中。



「流木と動物彫刻」は、流木の風合いのある「樹皮」、「割れ」、「枝振り」など、流木の自然な形を活かしながら、流木から得たインスピレーションを具現化し動物に見立て彫刻する作品です。こちら左手の流木は、自らの足で遠州の海辺へと出向き、時間を掛けて収集した手を加える前の流木の原型となります。



先日、世界126カ国以上の若手アーティストによる絵画・写真・彫刻を取り扱うオンラインギャラリー「TRiCERA ART」が主催する毎年恒例のアートイベント「100人10」にて、流木彫刻の初作品となる「牛」を出展されており、公募で選ばれた100点の作品に選出され、2024/2/9〜2024/2/14の間に一般公開にて販売。見事、購入者確定の通達を受け、初作品が嫁がれていきました。今も製作途中の作品もあるようですが、今回のように製作された作品のまとまった展示は今回が初。



「流木と動物彫刻」の今シリーズの前には、「あまり彫刻せず出来るだけ流木そのままの型で」をコンセプトに製作していた頃の作品からスタートされていますが、流木そのままの型では表現の幅の難しさを感じられ、今のスタイルへと変化していき、この作品たちが創り上げられています。


作品名「ダルメシアン」
〈彫刻と台座込みサイズ〉幅52 高さ58 奥行33cm
〈彫刻本体のみのサイズ〉幅52 高さ32 奥行33cm
〈8角台座サイズ〉22cm
〈重さ〉5kg
※作品に台座は含まれます


木の根元の流木を活かして製作された「ダルメシアン」。こちらは流木の段階で犬の存在感をかなり放っていたようで、犬種の決めてとなったのは「耳の流木」とのこと。こちらの耳は、一切の加工も着色も無く、まさにダルメシアンの耳のためにあるかのような流木。本体の流木よりも、それ以外の耳や角などの流木パーツが重要になることが多々あるそうです。


手前の作品名「山羊」


公式Instagramでは、「山羊」の彫刻を施す前の原型の流木をアップされていますが、全く山羊の感じがないところからスタート。流木の表情を活かし、「この流木にはどんな動物が隠れているのか?」と見方を変え、しばらくの間は睨めっこ状態が続くそう。様々な案を模索していても、それがしっくりとこない場合は、別の流木にチェンジしたり。方向性が少し見えてくると、ざっくりとチョークで全体像を描き、その方向性が決まれば、ひたすら加工作業。なるべく流木の樹皮の雰囲を残しつつ彫刻しますが、その動物らしいフォルムラインは必ず表現するように削っていき、あえて荒々しい流木の表情を残したりも。そして着色工程に入ると一気に生命が宿り、最後に壊れた古い欅の座卓などをリメイクして支持台を製作し完成。

奥の作品名「インパラ」


「インパラ」の特徴的な角を製作してみようとチャレンジされた作品。形状は流木そのものですが、角表面は全体に彫刻を施しています。インパラ本体は根っこの角度を利用し振り返り様を表現。




左作品名「ボルゾイ」


流木の樹皮のウネリが、くるくるとした柔らかな巻き毛を持つ「ボルゾイ」の毛並みに見立てられ、耳は別の流木をあしらい製作。細長い鼻の犬種である「ボルゾイ」の気品溢れる特徴も。

右作品名「驢馬」


最初に流木と向き合った時は馬のようなシルエットが見えたようですが、ノーズ辺りが短かかったこともあり、ロバに変更。馬の彫刻はよく見かけますが、ロバの彫刻はあまり見ない気がし、そんなニッチなところもお気に入りとのこと。シュッとした馬よりも、ボテッとした感じが可愛い「驢馬」。頬辺りの茶色の毛並み部分の色は、今回着色せず流木本来の色。色の塗装もできるだけ流木そのままの深みのある色でやりたいようですが、彫刻部分との境目を分かりにくくするために、着色することが多いとのこと。耳は、別の流木を使用。海岸で見つけた時に「まさに耳」と思い手にした流木で、他の流木とはちょっと違う、変わった表皮で、とても印象の強い流木だったようです。その「耳」が上手くハマった作品となります。


左作品名「ドーベルマン」
〈彫刻本体サイズ〉幅41 高さ34 奥行22cm
〈8角台座サイズ〉22cm


元の流木の色合いが、黒い短毛の毛並みに見えたのをきっかけに「ドーベルマン」を発想。賢く逞しい印象がある犬種ですが、強さの中にも優しさが感じられるように表現。「ドーベルマン」は噛まれたり掴まれたりすることを防ぐためにも断耳するため、ピンとした立ち耳が印象的ですが、こちらは別の流木を取り付けています。着色はしていますが、形状の9割は未加工。この耳を見つけたこともあり、「ドーベルマン」をモチーフにしたとのこと。

右作品名「馬」


立髪のような折れた断面が印象的だったため、「馬」をモチーフにした作品。流木を活かした部分は耳の節穴。丁度良い位置に節穴があり、それを耳に見立てるために、耳の形に削り出しています。眼の周りの流木の質感と立体感。グレーの肌の箇所は、ほぼ流木のままで、力強い「馬」の頬顎を感じる仕上がりに。耳後ろの大きな穴から額の亀裂に繋がった穴も、面白い仕上がりとなっています。リアルな馬を意識しながらもアンティーク木馬のイメージも取り入れられているとのこと。


作品名「獅子」


流木の折れたささくれを活かし、獅子の立髪に見立て「獅子」を製作。厚みが薄い流木だったため、立体感を出すのに少し苦労されたようで、何度も何度も修正を繰り返して完成させています。流木に向き合う時間がとても長く、見立てが難しかった作品でもあるようで、流木の中に「獅子」が見えた瞬間の喜びは一入だったようです。



流木彫刻は、ただ一方向から観るよりも、360度の様々な角度から観ることで、その魅力がより大きく感じ取れます。「ダルメシアン」が御主人に向ける愛犬の暖かな眼差しを表現しているかと思えば、角度を変えることで、哀愁に感じたりと、角度もさることながら、その作品ごとに観る人の心持ちで変わることもありそうです。



流木に命を吹き込むように、「動物」という「生」ある題材ゆえに、眼の構造も大切にされており、一体毎に進化を遂げるよう、精魂込めて製作に臨まれているようで、その作品の殆どが片眼となります。







流木彫刻は、流木形状の都合ですべてを作り込めません。しかし、すべてを作りきらないからこそ生まれる「欠けた美」があると彼は云います。自然の経過によって生まれた質感や形状は唯一無二であり、だからこそ、二つと無い樹皮の表情や、角や耳などの流木枝も面白く感じるのだと。


作品名「猪」


スーッと流れるような横筋を「猪」の毛並みに見立て製作。胴体はないものの山々を駆け巡っているようにも伺えます。


作品名「鷲」


納得行くように再製作し直した作品でもある「鷲」。流木彫刻のファンに、よく眼を褒められたり、「生きているみたい」と言ってもらうことが多く、天邪鬼な一面を持つ彼は、「その両方を表現しないとどうなるのか?」と気になり、流木動物の生命を奪い、眼を閉じさせてみようと思い立った作品。実験的に、「それでも流木彫刻作品として魅力が残るのか?」を疑問視し挑戦。ただ生命を奪うだけでは切なく思い、続く生命を「植物」という形で「生命のつながり」を表現した作品に。台座の流木との相性も見ものです。

〜樹木として生命が終わり流木になり、動物彫刻として新しい生命が宿り、
生命が終わった「鷲」に植物が根付き、また新しい生命がつながる〜




ネット上ではお目にかかっているものの実に10年振りに再会できた友人。流木彫刻を始めたきっかけや、これまでの作品が生まれるまでの経緯、そして、次なる展望に向かい取り組まれている様子も直接伺え、とても楽しいひと時を過ごせました。



定期開催されており、以前も伺った「ビンテージポスター展」も同時開催中。主催はもちろんアートコレクターである宿里博(Hiroshi Yadori)さん。


宿里さんは、開催期間中は常時在廊される予定です。



「風船を持つ少女/Banksy(バンクシー)」


2002年にグラフィティアーティストのBanksy(バンクシー)がロンドン各地で開始した一連のステンシル壁画のポスター。


左ポスター「クレオール人ダンサー/Henri Matisse(アンリ・マティス)」


原画は1950年制作のHenri Matisse(アンリ・マティス)の切り絵。
フランス政府・観光局が制作したニースを誘致するためのリトグラフ・ポスターで、
版権はフランス政府が持っているため、現在では入手不可能となる貴重なポスター。



右ポスター「夢遊病人形/奈良美智」


日本青森県弘前市出身の画家・彫刻家・現代美術家である奈良美智のポスター。



マティスの原画作品を紹介した本も添えられています。



「新城ほうじ茶」


アートコレクターの他に、デザイナーとしてデザインを手掛ける宿里さんがパッケージデザインを施している「鈴木製茶」の「有機新城ほうじ茶」も販売中。高温で焙煎したお茶となり、カフェインが少なく、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い世代で楽しめる香ばしく後味スッキリのほうじ茶です。


展示会ということもあり、いつもより少し商品点数の多い賑やかな店内。




今までは自分で買付や製作をして自分で販売する、自己完結的な仕事の仕方をしてきたというヒナイジユズルさん。しかし、流木彫刻を始めてからは、持ち運べる自身の武器ができたことで、積極的に外に出て、皆と絡んでいきたいと思うようになったとのこと。これは自分にとっては、とても大きな変化だと話してくれました。



今後はたくさんの彫刻作品を車に積み込み、全国各地に赴き、個展の旅に行くのが夢の一つにあり、海外進出も視野に入れられています。流木彫刻を始めたことで、今までは思うことがなかった、そんな夢を想い描くようになっているそうです。そんなアーティストとして活躍されるヒナイジユズルが手掛ける流木彫刻の作品が、ここまで一挙に見られる機会はそうありません。次回は東京・銀座での展示会を予定されておりますが、浜松近郊の方は、是非こちらに足を運ばれてみてください!

Learner’s/ラーナーズ
住所:静岡県浜松市中区富塚町3003-36
TEL:053-476-8571
営業時間:平日13:00〜20:00、土日:11:00~20:00
定休日:火曜日
駐車場:店前に有(無料)
ビンテージポスター展/流木と動物彫刻 ヒナイジユズル展
同時開催期間:3月2日(土)〜3月11日(月)
※期間中の3/5(火)は定休日
アートコレクター:宿里さんは開催中在店予定
アーティスト:ヒナイジユズルさんは平日14時以降は在店予定
https://www.learner-s.jp/





 

愛知・蒲郡「パンビュセス」古民家を改装!素材の味を大切にする人気ベーカリー

カテゴリー │蒲郡・西浦・寺部・吉良




古民家を改装して2017年にオープンし、ハード系のパンや食パンなど、素材の味を大切にしたリーズナブルなパンは、地元ファンに支持されている蒲郡の人気ベーカリー「パンビュセス」。



三河から蒲郡を抜けて浜松へ戻る途中、可愛い店構えに心惹かれ、パン屋と判るとその誘惑には勝てず、すかさずUターン。



こちらには、右手に小さなパン屋「パンビュセス」があり、その奥には友人が営む美容室&ネイルサロン「Hair & Nail らぷち」があり、駐車場は共有です。



午後15時を迎える頃にお邪魔しましたが、雨降りということもあってか、嬉しいことに選べる程度には残っています。



パン職人の御主人・山本邦夫さんは、修行時代に何度も渡仏しては勉強に励まれ、独立。以前はメガネを掛けられていたことから、店名のキャッチコピーに「メガネのパン屋さん」と名付けられ、店名の「パンビュセス」は「パン・ビュセス」ではなく、区切り無しの「パンビュセス」で、藤子不二雄の藤本弘による日本の読切漫画「カンビュセスの籤(※)」から文字って付けた造語とのこと。(※)「カンビュセスの籤」は終末戦争後の世界に身を置かれた男女の姿を通して、人間が生きることの意味を問う壮大なSF短編漫画作品。



どれにしようか迷い、パンを覗き込んでいると試食をお勧めしてくれました。御二人は御夫婦なのかお聞きすると、結婚を控えていらっしゃるようで、おめでたい限りです!


見るからにふわふわ食感を想像させるこちらのパンは「玄米と雑穀 国産小麦パン」。




どのパンを見ても、顔付きが良く美味しそう。そして、何より驚きを隠せないのが、どのパンもとてもリーズナブルに設定されているその価格。気取った雰囲気もなく、パンのネーミングがシンプルで分かりやすいのも手に取りやすさを感じます。



持ち帰って翌朝も食べることを考慮しながらのパン選び、お勧めされたパンも手にしましたが奥様が可愛く営業上手(笑)



限られた商品ではありましたが、中でもふわふわで柔らかな「食パン」が一番人気とのことでしたので、翌朝のモーニングはこちらの「食パン」をいただきましょう。普通、パン屋でパンを6種類購入したら、¥2,000程度を予想しますが、こちらは何と合計金額が¥1,134と、思わず二度見してしまいました。毎日でも食べたいパン好きとしては有難〜い価格設定。


我が家に戻り、「まめやかふぇ」の珈琲豆でコーヒーを淹れて、甘いおやつパンを摘みます。



「チョコクロワッサン」¥120


ふわふわと軽い食感のクロワッサンにチョコスティックを挟んだ「チョコクロワッサン」。小振りなサイズ感も丁度良い。


「あんバターフランス」¥190


フランスパンのバゲットと同じフランス産の小麦粉を100%使用。ハード系といっても外は硬過ぎず、中はふわもっちり。つぶ餡は優しい甘さで、厚めのバターで甘塩っぱさがあり、満足度の高いおやつパン。


「玄米と雑穀 国産小麦パン」¥100


試食させていただいたこちらのパン。小麦の優しい香りと玄米と雑穀の食感、シンプルな味わいながらに、ふわふわで食事パンとしても食べやすさがあり、何より¥100という価格帯がコスパ高く、毎日食べるパンとしても優秀さを表しています。


「もちもちカスタード」¥180


奥様にお勧めされたもう一つがこちら「もちもちカスタード」。”もちもち”を強調されたネーミングですが、その期待を裏切らないもちもち感で、女子はきっと好きな食感。甘み優しいカスタードがたっぷり入っています。


「もちもち食パン 1/2」¥220


一番人気の「もちもち食パン」のハーフサイズ。手に持つと、そのふんわりとした柔らかさが伝わってきます。軽くトーストしてみましたが、水分量が多くしっとりもっちもち。これは小さなお子様からお年寄りまで、幅広い層に愛される柔らかさ。


「クルミとオレンジ」¥240


フランスパン生地に風味豊かなクルミと爽やかなオレンジを練り込んだパンは「Z型」。”お客様からは「S字のヤツ」ってよく言われるらしいのですが、よく見ると全部「Z型」です。”とお店専用のInstagramで語る御主人の呟きが、何処かパンに対する微笑ましい慈しみを感じます(笑)パンの説明はあまりない「パンビュセス」のInstagramですが、パン職人の御主人のお人柄には触れ合えるかもしれません♪

パンビュセス
住所:愛知県蒲郡市府相町2丁目358
TEL:0533-95-2778
営業時間:10時〜19時ぐらいまで営業
定休日:月曜、火曜


 

愛知・三河「珈琲gou」スペシャルティコーヒーにこだわるドッグラン併設のノスタルジーカフェ

カテゴリー │蒲郡・西浦・寺部・吉良




愛犬と過ごせ、美味しいスペシャルティコーヒーが楽しめるカフェを探し求めて愛知県・幸田町にある「珈琲gou」へ。



こちらは愛犬家の御夫婦が営むワンコOKのカフェとなり、4テーブルのみの小さなお店。何処かノスタルジーな雰囲気が漂う店内は、中国好きな日本人オーナー夫妻のこだわり溢れる空間で埋め尽くされています。



店名でもある「珈琲狗-gou-」の「狗-gou-」は中国語で「犬」を意味し、愛犬家の御夫妻ならではのネーミング。



店内の至る所にワンコグッズがディスプレイされており、オーナー夫妻お気に入りのブランド「MARRONE」、「dogstreet」、「free stitch」のグッズを販売。



生地選びやデザイン的にも好みのものが多かったのですが、こちらには中型犬に合わせるサイズが多く、我が家のショコラには少し大きすぎたようです。



犬のおやつ専門店「旨菓楼」の「馬肉ジャーキー」や「秋鮭ジャーキー」、「鮪ペースト」、「秋鮭ペースト」、「若鶏ペースト」など、愛犬の健康を気遣った安全で美味しいおやつたち。


ハンドメイドで手編みの首飾りなど、可愛い系も揃います。




首輪にハーネス、リードとこちらも種類別にワンコグッズが並び、カフェついでのお買い物までも楽しめそう。



随所に散りばめられた毛沢東シリーズを目にすることができる店内は、中国愛溢れる独特な空間を創り上げています。


オーナー夫妻が飼われている看板犬の紹介


お空の星になったSimakoちゃん
Chairoちゃん、店名でもあるgouちゃん、Sumikoちゃんは、お店に出勤される日もあります。


裏庭に併設しているドッグランは、小型犬エリアと大型犬エリアに分かれており、利用条件と利用規約を守れば、有料(オーナー1名につき¥300/愛犬1頭につき¥300)で利用が可能。



壁には「はじめましての方へ」と愛犬同伴についての注意事項の案内が貼られているため、一読。愛犬の店内入店可という貴重なお店の存続のためにも、こうした基本ルールは厳守していきたいものです。


お店に許可をいただき、お腹を空かせたショコラに持参した手作りごはんを。



毛沢東ポスター


1893年-1976年の一生を過ごした毛沢東は、中華人民共和国の政治家であり、1945年より中国共産党中央委員会主席を務め、日中戦争後の国共内戦では蔣介石率いる中華民国政府を台湾に追放し、1949年10月1日に中華人民共和国の建国を宣言。


時代を感じさせるポスターの数々




1964年から2002年頃まで青林堂が刊行していた漫画雑誌「月刊漫画ガロ」がズラリと並ぶ机。当時の大学生など比較的高い年齢層の読者に支持され、独創的な誌面と伝説的経営難の中で独自の路線を貫き、漫画界の異才とされる作者をあまた輩出した月刊漫画。



日本の漫画家である佐々木倫子による動物コメディ「動物のお医者さん」をはじめ、他にも犬関連の本が充実しています。


オーダーしたパスタとサンドイッチが出来上がり、良い香りが漂います。



「イタリアンスパゲッティ」¥850




鉄板に溶いた卵を敷き詰めて、熱々の状態で提供される「イタリアンスパゲッティ」。もっちりとしたパスタにたっぷりと絡んだケチャップソースのしっかりとした味付けで、玉葱、ピーマン、しめじ、ベーコンと王道のナポリタンスタイル。お好みで粉チーズとタバスコが用意され、昔を懐かしむ味わいに思わずほっこり。


「ハムサンド」¥700


愛知県小牧市の「ソラミミPAN」の野草を使った自家製天然酵母のオーガニックパンを用いたサンドイッチは、シャキシャキレタスとハムを重ね、コクのあるマスタードマヨでいただきます。パンも美味しいのですが、シンプルながらに組み立て方が絶妙!



サンドイッチプレートに付いてくるミニサラダは、コールスローと里芋、人参、蒟蒻のあっさりとした煮物入り。


コーヒーとケーキのセットは食後にお願いしました。



「ウィンナ珈琲」¥650


昔ながらの喫茶店の定番コーヒーとくれば「ウィンナ珈琲」。私もメニューにあると、ついオーダーしてしまいます。オーストリアのウィーン発祥のコーヒーだからこそ、日本では「ウィンナコーヒー(Vienna coffee)」と呼ばれているものの、本場オーストリアでは、一頭立ての馬車を意味する「アインシュペンナー」と呼ばれています。 昔、カフェで過ごす主人を待つ間、馬車を操る人たちが暖をとるために飲んでいたことから、この名前が付いたのだとか。ベースには、お店のオリジナル豆「gouブレンド」を使用し、ホイップした生クリームの甘さとほろ苦いコーヒーのマリアージュで、一杯でも満足度の高い代物です。


「gouブレンド」¥550/ケーキセット ¥850


こちらの珈琲豆は、名古屋市一社にある「coffee Kajita」のスペシャルティコーヒーを使用し、一杯一杯丁寧にハンドドリップで淹れています。お店オリジナルの珈琲豆「gouブレンド」は、マイルドでありながらも、個性的な味わいを持ち、どっしりとしたコクを感じられる美味しい珈琲です。どっしりとした濃い味わいが好みの方は、多めの豆と時間をかけてゆっくりと抽出する「gouブレンド ストロング」もお勧め。「WEDGWOOD/ウェッジウッド」のコーヒーカップもまた素敵♪


「チーズケーキ」


クリームチーズをたっぷりと使用したしっとり濃厚なチーズケーキ。ココアのほろ苦さを感じる土台と甘酸っぱいブルーベリーソースがアクセントに。



雨降りに見舞われた二日目でしたが、とっても居心地の良いカフェを見つけることができ、ショコラと一緒にのんびりとしたひととき。愛犬とのお出掛けは、天候に左右されてしまうことも多いですが、こんな素敵な出会いもあるのです。


オーナー御夫妻のこだわりが詰まったお店「珈琲gou」




お支払いの際にいただいたスタンプカードのデザインも毛沢東と、最後の最後まで個性豊かな一貫性を感じさせてもらいました。また機会があれば是非とも足を運びたいと思える素敵カフェでした♪

珈琲gou
住所:愛知県額田郡幸田町大字横落字郷東58-1
TEL:0564-63−2266
営業時間:月・木・金曜日 10:00~18:00(Lo.17:00)
土・日 11:00~19:00(Lo.18:00)
定休日:火・水曜日、第1月曜日、第3木曜日 (臨時休業有り)
駐車場:店前に有
http://www.coffee-gou.com/


 

愛知・三河「みかわ温泉 海遊亭」結婚記念日旅行④「離れ ゆらぎ」の書家アートと朝食

カテゴリー │蒲郡・西浦・寺部・吉良




三河湾を一望でき全室オーシャンフロントで愛犬と過ごせる温浴旅館「みかわ温泉 海遊亭」は、新設された露天風呂付客室の「離れ ゆらぎ-yuragi-」が2022年4月に誕生。本館2階から離れを繋ぐ回廊では、「離れ ゆらぎ」のロゴを担当された 書家・白石雪妃(Setsuhi Shiraishi)の作品を展示するアートギャラリーを設け、宿泊客の目を楽しませ魅了しています。


書家・白石雪妃(Setsuhi Shiraishi)


幼少より書に興味を持ち、22歳で師範取得。
他芸術とのコラボレーションなど、書道を総合芸術として昇華させる独特な世界観を持ち活躍している。
伝統的な書の世界を伝えつつ、独特のスタイルを持ち、音楽や芸術とのコラボレーションなど、
海外でも積極的に活動し、世界中で多くのファンを魅了。


作品制作では
画家 ピエール・スーラージュ氏の作品に感銘を受けたスーラージュの情景シリーズ、
円相をテーマにした作品「一」をモチーフにした作品群を手掛けている。



2014 FIFA W杯日本代表新ユニフォームのコンセプト「円陣」揮毫。
イタリアBERETTA社 THA SO6 EELL PROJECT カタログ/プレスリリースロゴ。
2015 イタリア・ミラノ万博 日本館認定イベントにてインスタレーション。
2017 ギタリストYvan Knorst氏とのツアーでフランスに招聘され10か所でのパフォーマンス及び講義。
2018 株式会社 資生堂 クレ・ド・ポー・ポーテ「6人の女性たち」に選ばれる。
2018 サンフランシスコ公立図書館メインロビーで個展開催。
フランスで開催されているJAZZフェスティバルに招聘され、
2019 フランスでのパフォーマンスツアー。
日本オラクル株式会社の3フロア壁書画を制作。
2021 白石雪妃オンライン書道レクチャー フランス語通訳付。
2022 人気ゲームシリーズ「刀剣乱舞無双」ロゴ揮毫。
枠を超えた活動を広げている。



作品名
「在りし日を愛でる尊ぶ」(写真左)
「墨の風景〜フラットな心の中の風の行方〜」(写真右)


繊細で儚げな薄墨の毛筆が奏でるタッチから、大胆で豪快に生命力が迸る筆力まで、
作品毎に違う表情をみせながら楽しませてくれます。



離れ ゆらぎ-yuragi-


入口を飾る三河木綿の特大暖簾は「UZUiRO」が手掛け、海をイメージして手染めで加工。その三河木綿に施した書家・白石雪妃(Setsuhi Shiraishi)のロゴがゲストを迎える「離れ ゆらぎ-yuragi-」。



こちらには、和モダンでスタイリッシュな露天風呂付客室のスイートルームを含む3Type、4部屋を用意。その内2部屋のみがペット可となり人気です。


「ゆらぎコンフォート」


白とナチュラルな木目を基調とした明るい客室は、フローリングのスキップフロアと畳を用いた和モダンなリビングが特徴となる「ゆらぎコンフォート」Type。広さ56㎡と広々としており、ゆったりとしたダブルベッドで安らげます。壁面を彩るファブリックパネルにも「UZUiRO」で染め上げられた西尾の生地を採用され、海と一体化できる癒しの空間に。


海に面した客室露天風呂に浸かりながら、三河湾を一望できる最高のローケーション。




離れに宿泊するゲスト専用の「ダイニング凪」。こちらにも書家・白石雪妃が自ら筆を入れたサインボードが目を惹きます。



離れに宿泊するゲストはこちらで夕食をいただけるプラン(追加料金)を選択することが可能。豊かな自然が育んだ三河の四季を感じられる地の恵み膳がいただけます。



朝食時間は朝7:30〜、または8:00〜の二択で選べます。朝一番のお風呂をいただいた後に朝食会場となる大広間へ。


各部屋毎に卓が準備されており、地元の味が楽しめる純和定食の朝食。



「自家製豆腐」、「温泉たまご」、「サラダ(胡麻ドレッシング)」



「しらすおろし」、「ひじきの煮物」、「納豆(薬味)」、「漬物」



「鯵の干物」


網で炙り焼きスタイルの鯵の干物。焼き魚は一般的に「海(魚)は身から。川(魚)は皮から焼くのが基本」と言われているため、身から焼き、裏返して皮面を焼きましょう。焼きたての身がふっくらとした干物でいただくご飯は堪りません。


「赤出汁」


汁物が冷めずにいただける幸せ。



バランスの良い和定食を全て綺麗に平らげて大満足な朝食!



二日目は生憎の天候に見舞われてしまい、曇天にパラパラと小雨が止まない様子。



身を寄せ合いながら、海面に漂う無数の海鳥の姿。




朝10:00にチェックアウトする際に、ロビーで同犬種のチワワのLULUちゃんを連れられている御家族と歓談。ワンコ旅をしていると、様々な出会いに恵まれます。悪天候のため、二日目の予定は大きく変更せざるをえません。



天候に恵まれていれば、隣町にある吉良ワイキキビーチまで足を伸ばし、のんびりと海岸周辺の施設でまったり過ごすつもりでしたが、愛犬を連れているとテラス席利用となるため、この日は吉良ワイキキビーチ周辺をドライブだけして断念し、またの機会に。愛犬と一緒にランチできるお店をネット検索しながら、ペット入店可をリサーチ。良い感じのカフェを発見できたので、早速、目的地へと向かいましょう!

みかわ温泉 海遊亭
住所:愛知県西尾市寺部町笠外186-2
TEL:0563-62-6666
チェックイン:15:00/チェックアウト:10:00
駐車場:100台可能
https://mikawaonsen.co.jp/


 

愛知・三河「みかわ温泉 海遊亭」結婚記念日旅行③三河湾の海の幸を味わう創作会席

カテゴリー │蒲郡・西浦・寺部・吉良




三河湾で漁れる海の幸をふんだんに用いた料理がいただけ、心温まるおもてなしで愛犬と過ごせる温浴旅館「みかわ温泉 海遊亭」では夕食の時間を迎える頃。お風呂上がりに愛犬ショコラを連れて海沿いの歩道を散策。



目の前に広がる三河湾の浜辺まで道路を渡って徒歩1〜2分の距離。この日は曇り空で夕陽こそ拝めることはできなかったものの、美しいブルースカイの夜空が広がります。



近くには「オーシャンコミュニティ」の灯りが、遠くには隣町となる西浦の灯りがちらほらと伺える中、



街灯は少なく車通りも少ないため、喧騒から離れた静かな場所で、大海原に面した壮大なロケーションが楽しめます。



こちらの食事会場は2階大広間に用意され、右手のレストラン「うみてらす」は、愛犬と同伴できるレストランとなります。



「うみてらす」には、館内を彩る書家・白石雪妃(Setsuhi Shiraishi)の作品や



愛知県西尾市の蔵元「尊皇蔵元」の清酒などが並び、



旅の思い出に残せる手土産ものに、バッグやポーチ、ヘアバンドやコースター、手拭いなどを用意されています。



愛犬と同伴できる「うみてらす」は満席だったため、愛犬ショコラにはお部屋で暫しの間、お留守番してもらいましょう。



こちらでは、名古屋の一流料亭で修業を積んだ和食一筋の料理長が、メニューの考案から素材の選定、調理方法にこだわった三河湾の海の幸を用いた創作会席を提供。この日は私たちの結婚12周年を迎える記念日といことで、旅館からスパークリングワインの嬉しいサプライズプレゼントがあり、食事と共に楽しませていただきます♪(感謝)


先付「松風焼き、イカ明太、蟹の押し寿司」



お造り「伊勢海老と鮑の豪華舟盛り」



船盛りには、鮪に鯛、カンパチと身厚な刺身が三種盛り込まれ、



メインに伊勢海老と鮑が豪勢に!



しっかりとした弾力がありながらもねっとりとした強い甘みを楽しめる伊勢海老。



隠し包丁で食べやすい刺身に仕上げられており、コリコリとした歯応えで旨みの強い肉厚の鮑。



一口噛み締める毎に溢れ出す磯の香りに舌鼓。



舟盛りの存在感で一気に華やぐテーブル



「大あさりと海老の蒸し焼き」


無人島「梶島」の潮干狩りで名物となる「大あさり」と海老を蒸し焼きにし、濃厚な味わいを楽しみます。



「三河ポークのしゃぶしゃぶ」




出汁の入った小鍋に野菜から先に入れ、頃合いを見て、薄くスライスされた三河ポークをしゃぶしゃぶし、白菜やもやし、水菜を巻いて、胡麻ダレに潜らせていただきます。薄紅色の美しい色合いで柔らかくきめ細やかな肉質に程良い脂身がとろけます。


「天ぷら」


揚げたての海老天、南瓜、さつま芋、しし唐の天ぷらを天つゆおろしで。



「茶碗蒸し」


細かく刻んだ鶏肉に小海老、椎茸、筍、銀杏が入ったとろとろの絶妙な蒸し具合の熱々茶碗蒸し。



「ご飯・しめじの赤出汁・香の物」


一品一品、丁寧に手をかけて調理されている創作会席は、少食な私には丁度良い量で提供され、最後まで美味しく完食。


甘味「抹茶プリン・チョコケーキ」


食後のデザートもお茶と一緒に楽しみ、1時間半ほどで終えた夕食。




食事を楽しんだ後は、やはり大浴場へ。よくある”旅館あるある”の「食べ過ぎで苦し過ぎてお風呂に行けない」と感じることが無く、身体に負担の掛からないバランスの良い食事を楽しむことができました。お次は新設された「離れ ゆらぎ-yuragi-」と翌朝の朝食の紹介です。

みかわ温泉 海遊亭
住所:愛知県西尾市寺部町笠外186-2
TEL:0563-62-6666
チェックイン:15:00/チェックアウト:10:00
駐車場:100台可能
https://mikawaonsen.co.jp/


 

愛知・三河「ピッツェリアオーシャン」結婚記念日旅行①三河湾を望むテラスで石窯ピッツァ

カテゴリー │蒲郡・西浦・寺部・吉良




三河寺部海岸沿いに佇み三河湾を一望できるワンコ同伴可のテラス席がある「Pizzeria Ocean/ピッツェリア オーシャン」にて石窯ピッツァランチ!



同グループの「オーシャンコミュニティ」が広がる敷地内には「Uminomae store/ウミノマエストア」、「Pizzeria Ocean/ピッツェリア オーシャン」、「イタリア料理とワイン Kisaku」と、現在はこちらの三店舗が集合施設のように建ち並びます。


Uminomae store/ウミノマエストア




こちらは環境に配慮した衣類や小物、アクセサリー、身体に優しい食品や食材を取り揃えるセレクトショップとなり、作家やアーティストとの展示会やイベントなどを開催。また、三河湾のマリンスポーツとして、無人島シーカヤックツアーやSUP、カヤック、SUP YOGAの体験レッスンにトレッキング、アクティビティーツアーなどを企画・開催されており、自然を活かした遊び体験が受けられます。



駐車場に車を停め、「ウミノマエストア」横の木の階段を上がり右手に進めば「ピッツェリア オーシャン」に。今年、結婚12周年を迎え「絹婚式・亜麻婚式」となる私たちの結婚記念日は、浜松から車で1時間半ほどで来れる愛知県西尾市の「みかわ温泉」を目指してやって参りました。愛犬ショコラ同伴のワンコ旅となるため、ワンコ同伴可のレストランやカフェへ。


Pizzeria Ocean/ピッツェリア オーシャン




無農薬の地粉と自家製ビール酵母を使用したもっちりとした個性的な生地を石窯で焼きたてで提供し、本格ピッツァが堪能できる「Pizzeria Ocean/ピッツェリア オーシャン」。


外観と同じく木目を用いてナチュラルなスタイルで可愛さが溢れる店内。




ワンコ同伴の場合、テラス席での食事となりますが、オーダーはワンコを抱っこした状態で店内レジにて可能。この日は丁度一回転した後の店内で貸切でしたが、既にSoldoutメニューも出てしまうほどの人気振り。予約は出来ませんが、公式サイトからは、入店前にネットでオンライン順番受付にアクセスすることで、待ち人数などを確認できる有難いサービスもあり、遠方からの訪問でも安心。


三河湾を眺めることができるカウンター席。



店内の席数は限られており、小テーブルに2〜3人での設定。



スタッフさんはフレンドリーで丁寧な接客にも好感度が上がります。




丸い石窯をタコの頭に見立て、壁面に海色ブルーとタコの足を施した可愛い造り。まるでMISIAのようなターバンを巻き付けたPizzaiolo(ピッツァイオーロ)のお姉さん。薪を焚べ石窯の温度調整をしつつ、天然酵母でつくり上げ最低36時間ゆっくりと発酵させた生地にソースと具材を並べ素早く窯の中へ。ピザピールの上から一気に生地を降ろすために手を引く瞬間、”ザシュッ”と小気味よい音が響きます。


焼き上げ時間はわずか1分半ほどと一気に焼き上げていきます。




ワンコ連れの私たちは、ピッツァが焼き上がるのを横目にテラス席へ向かい、出来上がりを待つことに致しましょう。



雨予報だったにも関わらず、奇跡的に雨が上がり晴れ間すらも覗かせたこの日。テラス席での三河湾の眺望が楽しめます。



テラス席は、内側に屋根付きスペースもあり、多少の雨振りでも問題なく、夏日の強い日差しが苦手という方も安心。



カウンターにはグラスに水、ポット内には湯を用意され、セルフで自由に楽しめます。



黒板には近隣にある姉妹店の「WilliamsGelato/ウィリアムズジェラート」までのガイドMAPやオススメメニュー、イベント紹介などが描かれています。



ウッドデッキのテラス席は広々としており快適で、席数も十二分に用意されています。此処はやはり、一番眺望の良い海岸沿いのカウンター席に座ることと致しましょう。



目の前に広がる三河湾にぽっかりと浮かぶ無人島の「梶島」。ブランド浅利となる「大あさり」で有名で潮干狩りも人気。



暖冬とは言え、2月の外気は冷え込むため、スタッフさんにお願いすれば、湯たんぽとブランケットの無料貸出があります。


景色に見惚れている内に焼きたてピッツァの出来上がり!



愛犬ショコラと一緒に楽しめ、三河湾を一望できるテラス席は最高の眺め!



「マルゲリータ」¥1,300
オーシャンオリジナルクラフトビール「サンセットエール」¥900
石窯自家焙煎珈琲豆「ホットコーヒー」¥500


焼きたてピッツァにクラフトビールと最高の組み合わせ。それぞれオーダーしたピッツァも一枚ずつ提供してくれるので、温かい内にシェアすることができます。コーヒーは食後にオーダーすれば良かったのですが、冷めてしまったことをお伝えしたところ、リヒートまでしてくれ、ホスピタリティ溢れるサービス精神も抜群!石窯で自家焙煎するという珈琲豆で淹れたコーヒーは香り良くまろやかな味わいでとても飲みやすい一杯。


オーシャンオリジナルクラフトビール「サンセットエール」¥900


蒲郡の西浦にある醸造所「HYAPPA BREWS」協力のもと誕生したオーシャンオリジナルのクラフトビール。軽い飲み口に少し苦味を効かせたオーストラリアスタイルのエールビールで、夕焼け(サンセット)をイメージし焙煎した麦芽を足して色と風味を加えられているため、夕陽を思い浮かべる鮮やかな色合い!三河湾の空を眺めながらゆっくりと飲んでいただきたい、と、そんな思いが込められたクラフトビールです。


「Margherita/マルゲリータ」¥1,300


こちらの生地は、わっぱ知多協働事業所の直営農場からの無農薬・無化学肥料で栽培された小麦を使用しており、注文毎に製粉されるため新鮮な小麦で、噛むと香ばしさが広がり、優しい甘味があり、小麦の香りがふんわりと鼻を抜けていき、もっちりもちもち食感。チーズは愛知県西尾市吉良町で2001年から手作りされているチーズ工房「サントルチオ」のチーズを使用。原材料となる新鮮な牛乳選びからこだわり、添加物は使わず、乳酸菌の配合や製法、熟成にも細心の注意を払いながら一つずつ丁寧に手作りされたチーズはフレッシュそのもの。そして、油は、化学薬品は一切使用せず、脱臭・脱色を行わず、昔ながらの製法で作る純度100%にこだわった貴重な国産菜種油を使用。素材にこだわり抜き、職人の手で焼き上げる石窯ピッツァ。



ピッツァの中でも必ずオーダーする定番メニュー「マルゲリータ」。甘みと酸味のバランスの良いトマトソースに愛知県産のフレッシュなモッツァレラチーズにファインチーズ、香り高いバジルが添えられ、コルニチョーネ(耳の部分)はカリッと香ばしく、食欲をそそる塩気が感じられ、もっちりとした生地に馴染む風味豊かなピッツァが楽しめる一枚。


ショコラも自分のご飯を食べた後にも関わらず、物欲しそうにピッツァの誘惑に駆られています(笑)



「Tonno/トンノ」¥1,550




イタリア語で"Tonno/トンノ”は”マグロ”という意味。ツナがたっぷりと乗り、モッツァレラにファインチーズ、甘みのある玉葱に香り良いバジル、そしてブラックペッパーのアクセントが味を引き締める「トンノ」はお子様でも食べやすい味わい。


小雨から一転、グラデーションが美しい空が広がる三河湾。




ブランケットに湯たんぽを包んだおかげで足元から暖かく、2月のテラス席でものんびりと食事を楽しむことが出来ました。


食後はオーシャンコミュニティの敷地内をぐるっと散策。




ピッツェリアの坂上にあるイタリアン「イタリア料理とワイン Kisaku」はこの日は定休日。食事に合わせたワインとパスタや一品料理など気軽に楽しめるお店。



イタリアンレストラン横にあるトレーラハウスも小高い場所で三河湾を一望できるため、1日1組限定でタイムシェアできるプランで貸し出されています。早朝からSUPやカヤック(4月-10月)などアクティブに動き、昼食はピザやイタリアンのランチコースをゆっくり楽しみ、海を眺めてのんびりと庭でお茶したり、BBQなども仲間や家族と一緒に楽しめる場所となります。



今回の三河への小旅行は、海を眺めてのんびりと過ごし、温泉にゆっくりと浸かり、日頃の疲れを癒す記念日旅行です。美味しい石窯ピッツァを求めに、また気候の良い時にも足を運びたいと思います!

Pizzeria Ocean/ピッツェリア オーシャン
住所:愛知県西尾市寺部町笠外186-36
TEL:0563-65-2016(予約は不可・オンライン順番受付は可)
営業時間:11:00〜17:00
定休日:火・水曜日
駐車場:店前に有
https://ocean-co.jp/pizzeria/


 

焼津・フランス料理「馳走西健一」サスエ前田魚店の鮮魚を求めて広島から焼津へ移住!

カテゴリー │焼津




静岡は焼津、駿河湾の鮮魚を日本国内に留まらず世界へと導く漢、前田尚毅氏率いる老舗鮮魚店「サスエ前田魚店」が提供する鮮魚を求め、故郷である広島から遥々焼津に移り住み「馳走2924」を改め「馳走西健一」として、2022/6/18に焼津にてオープンしたフランス料理店。



コロナ禍での移住開業となるも瞬く間に人気を博し、その勢いは止まらず、フランス発本格レストランガイド 「ゴ・エ・ミヨ/Gault&Millau 2023」では2トックを獲得し、「食べログアワード2024/The Tabelog Award 2024」では、早くもシルバーを獲得。今や半年待ちの予約困難店に成長。


「馳走西健一」


こちらでは、シェフのおまかせコース1本で勝負。オーナーシェフの西健一 / Kenichi Nishiさん(43歳)は、フランスへ渡仏しフランス料理を学んだ経験を持ち、東京のフレンチレストラン「かえりやま」にて修行。その後、地元である広島の和食の名店「馳走卒啄一十」で修行した後に独立し、「馳走」の名を貰い受け、長年研鑽を積んだフレンチと和の技法を使い、広島にて「馳走2924」を開業。広島で「サスエ前田魚店」との取引を担当したことをキッカケに、前田氏との信頼関係が深まっていく。同時に、その日に水揚げされる鮮魚のクオリティーと配送される魚の鮮度の違いを痛感し、広島から此処焼津への移住を決意。「サスエ前田魚店」から僅か5分の場所に、名を改め「馳走西健一」を開業し、駿河湾の鮮魚と地元食材を用いたイノベーティブなフランス料理を提供し現在に至り、静岡を代表する名店「成生」や「温石」、「Simples/シンプルズ」、「FUJI」に続き、その名を轟かせている。



店内は海を感じるコバルトブルーの壁で統一され、中央にはガラス張りの室内庭園が施されており、空間の抜け感と和モダンな雰囲気が心を落ち着かせてくれる造り。


和モダンな空間に広がる一枚板のカウンターが続く席数8席のみの贅沢な空間。



室内庭園には青竹を用いたししおどしの設えで風情を感じます。






お客様より贈られたという「Baccarat/バカラ」の招き猫が玄関先にちょこんと鎮座してお出迎え。


この日は8席全てを貸切、気兼ねすることなく仲間内でのバレンタインディナーは、18:00からの一斉スタート。




カウンターの背景には、塗り壁で世界地図を施されており、アート性があり、デザインとしても面白く、一際目を惹く壁。



乾杯のシャンパーニュは、「クロード・カザル シャペル・デュ・クロ グランクリュ 2017」、「ドラモット ブリュット ブラン ド ブラン 2014」、「テタンジェ ブリュット ミレジメ 2015」、「ローラン ペリエ ミレジメ 2008」、「ニコラ・フィアット キュヴェ225 ブリュット ミレジメ 2004」と、錚々たる顔ぶれの中から酒井セレクトで。


Champagne「テタンジェ ブリュット ミレジメ 2015
/ Taittinger Brut Millésimé」


力強さとミネラル感があり、フローラルとシトラスの香り、果実の芳醇な味わいが広がり、熟成によるふくよかさも備えた調和のとれたシャンパーニュ。



仲良し夫婦4カップルのメンバーで過ごすバレンタインディナー。素敵なお着物姿で艶やかに登場された浜松の呉服屋「京濱」のオーナー森育信さんと昌子さん夫妻。袋井の自家焙煎珈琲豆屋「まめやかふぇ」オーナー濱ちゃんこと濱小路仁徳さんと明美さん夫妻と今年開業20周年を迎えた自家焙煎珈琲豆屋「まめやかふぇ」に乾杯!



濱ちゃんから皆へ、開業20周年を記念して袋井の洋菓子店「菓蔵SUZUKI」にてオーダーメイドされたオリジナルクッキーをいただきました。これからも我が家の必需品となるまめやの珈琲豆を楽しみに、あと10年、20年、30年と頑張っていただきましょう。



袋井の美容室「SWITCH / switch+」オーナー酒井大輔さんと知子ちゃん夫妻とは暫くぶりの再会ディナー。



久しぶりの夜のお出掛けで、大好きな友人たちと過ごす楽しいひととき。ひとりでお利口にお留守番をしてくれている愛犬ショコラに感謝。



おしぼりに刺繍された「24 VINQ」の意味は、フランス語で「24」の数字を「vingt-quatre/ヴァント・キャトル」=「VINQ」といい、「24=西」と西シェフのお名前を指しています。



シェフとアシスタントの息の合ったコンビネーションで繰り広げるライブ感。一皿目は磯の香りと素材そのままの旨みを存分に味わえる一品から。


「蛤」


焼津の蛤のエキスと水だけで仕上げた「蛤のスープ」に、最後にアクセントとして胡麻油を少々垂らし、香ばしさをプラス。旨味を含んだ蛤の身は肉厚で弾力がありプリップリ、濃厚な味わいが広がります。胃に染み渡るスープも余すことなく飲み干していただきます。


「平鯵」


揚げたてをそのままいただく「平鯵の天ぷら」には、お好みで口溶けの良い淡雪塩を添えて。赤蕪の酢漬けがさっぱりとお口直しに。味わいは淡白な平鯵ですが、油との相性は抜群でふっくらとほぐれる身の柔らかさはホクホクで、天ぷらでいただくのが正解!上に纏わせた少量のスパイスが良いアクセントに。



特別にタイミング良く入ったという豆鯵を披露。器にびっしりと美しく整列させた豆鯵は、まるで菊花造りのような大輪の花を咲かせた盛り込みは見事な装い。



一口サイズの小さな豆鯵で頭から骨まで丸ごといただけるため、こちらは素揚げでいただきます。



豆鯵が揚がってくるまでの間に、お次の白ワインを見つめ、じっくりと真剣に選んでくれる酒井セレクト。



目の前で揚げたてをそのまま器に盛り込んでいくため、熱々のまま提供できるのもカウンターならではの醍醐味。西シェフは両ききのようで、拝見していると右も左もいけるようです。身体も身長185cmと大柄で、学生時代スポーツはバレーをされていたとのこと。スポーツ選手の名残を感じさせる肩幅をお持ちです。


「豆鯵」


下処理を施した「豆鯵」をシンプルに素揚げし、こちらもお好みで淡雪塩を添えますが、そのままで十分に楽しめる味わい。頭から丸ごと一口でパクリと頬張れば、凝縮された魚の旨味が広がります。



ある意味、豆な男と称される我が家の主人は何故か一列に整列させては、そのビジュアルを楽しんでいる中、「豆屋だけに豆や」とジョークを飛ばす一声に大爆笑(笑)


「マトロ ムルソー プルミエ・クリュ ブラニー 2017
/MATROT MEURSAULT 1ER CRU BLAGNY」


ムルソーの名門マトロ。ムルソー村とピュリニー・モンラッシェ村の間の好立地に位置するブラニーは、芳醇で妖艶な香りを放ち、繊細さが表現された深い味わいが楽しめます。


「鯵」




今朝水揚げされたばかりの泳がせの「鯵」を厚めにカット、色鮮やかな春菊のソースと酸味のあるソースと合わせて。枝豆と豆の葉、とろっとした食感と甘み優しいペコロスを添えて。鮮度抜群の鯵は、ムッチムチの張りと弾力が楽しめます。



数ある海老の中でも高級とされる「アカザエビ」。体色が鮮やかな橙色で、植物のアカザの若い葉の色を連想させることからアカザエビの名前が付き、戸田地方では「手長えび」とも呼ばれています。水深200mから400mの深海の砂泥底に生息している海老で、漁獲場所も限られていることもあり貴重な代物で、エビの女王との称号も持ち合わせます。



威勢よく暴れようとする活きの良いアカザエビの背に刃を一気に突き刺し、脳天から尾までを真っ二つに開き、丁寧にはらわたを取り除き、貴重な海老味噌はそのままソースに仕立てます。



開いたアカザエビは、炭で軽く炙り、レアな状態で仕上げていきます。



海老味噌を仕立てたソースを纏わせ、マイクロハーブを散りばめて。目の前で捌かれる尊い命をいただけることに感謝して。


「アカザエビ」




12月〜3月ぐらいまでが旬となる「アカザエビ」。レア気味に仕上げた炭火の炙り焼きは香ばしさを纏い、身はねっとりと強い甘みとコクが楽しめます。海老味噌を使ったソースで深み倍増。甘みと酸味のバランスに優れた旨みを凝縮させたミニトマトを添えて。


「ニュダン ピュリニー モンラッシュ レフォラティエール 2015
/Nudant Jean René Puligny Montrachet 1er Cru Les Folatières」


ニュダンはラドワ・セリニィに代々続く造り手で、ピュリニィ・モンラッシェ最高の1級畑と評される区画を持ちます。フレッシュな柑橘系のアロマや、洋梨、ローストしたアーモンドの香り、凛としたミネラルに満ちた味わいが楽しめます。



こちらは後ほど登場するお店のシグネチャーとなるメイン料理「鮮魚のパイ包み」の焼成前のパイ生地にドリュールを刷毛で丁寧に纏わせて仕上げに入る様子。



カウンター内のキッチンで調理する工程を目の当たりにしながら、視覚、嗅覚、聴覚を刺激され、食す前のアプローチから美味しさを募らせます。



それぞれの料理に合わせた器が美しく横一列に並び、順に盛り付ける様子も、学びの一コマ。


友人同士の貸切ということもあり、店内は終始笑顔の絶えない和やかな雰囲気。



「白甘鯛」




「白甘鯛」の鱗をカリッカリに焼き上げる鱗焼きは、白葱と魚介のお出汁を用いたソースでいただきます。トロッと滑らかで風味豊かな菊芋も添えて。白甘鯛は食感もさることながら、箸でサクッと身切れするその身のふっくらとしたふわふわの食感に悶絶!


「パン」


ソースに馴染み、食事の邪魔をしないシンプルな食事パン。フランスから取り寄せる半焼生のパンをリベイクして、外はカリッと中もっちりと仕上げています。数種の海藻を練り込み味わい深くミルキーなフランス産の「Bordier/ボルディエバター海藻」を添えて。この海藻バターがあるとパンがいくらでも食べれてしまいそう。



お次の赤ワインも吟味する酒井セレクト。ナパワインの誘惑に心踊らせて選んだ1本。


シグネチャーとなるスペシャリテの登場。



「鮮魚のパイ包み」




馳走西健一」のシグネチャー「鮮魚のパイ包み」は、元々、広島時代からの西シェフのスペシャリテでしたが、焼津に移られてからは、此処でしか食べられないパイを目指されるようになったとのこと。鮮魚は、金目鯛や太刀魚など、その日によって内容が異なるものの、その違いを楽しむ常連客の姿は絶えない。



この日は「金目鯛のパイ包み」。香ばしく焼かれたパイ生地は薄くパリッと音を立て重たさを感じさせず、ナイフで開いた時の熱量でどれだけの旨みを閉じ込めているかが伺えます。白身はパイ包みだからこその火入れ具合で、ふわふわのしっとり、鮮魚ならではのむっちりとした弾力がありつつも口中でほのける柔らかさと生シラスとの相性が絶妙で、長時間炒めて甘みを引き出した玉葱も忍ばせてあり、幾重にも美味しさが重なります。パイと白身の間に包んだ大葉のアクセントも良い仕事振りで、バターの美味しさを存分に味わえるクリームのブールブランソースに絡ませていただけば、雄大な駿河湾を感じる口福が押し寄せます。


「セコイア・グロウヴ ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン 2018
/Sequoia Grove NV Cabernet Sauvignon」


セコイア・グロウヴは、1世紀を経たワイナリーと1860年代に造られた田舎風の納屋の頭上にそび立つセコイアの木から命名。ナパ・グリーン・ワイナリーに認定され、伝統を尊重し、未来のために農業を行うというビジョンに基づき、葡萄畑では最小限の介入、セラーでは穏やかなワイン醸造を行い、サスティナブルな農法を守りながら造ったワインは、鮮やかなブラックチェリーとブラックベリーのアロマ、凝縮した味わいが楽しめ、まろやかで滑らかなタンニンと繊細さを感じる1本に。



こちらは鮮魚を取り扱う魚料理が主となるコース料理で構成されていますが、備長炭で仕上げる肉料理も一品。炎が上がり熱気が伝わる場面も。



牛肉のカットの達人として、切るだけで肉が美味しくなるという「沼本カット」の異名技術を持つミートスペシャリスト沼本憲明さんにカットを託した岩国のブランド牛を炭焼きで提供。牛は通常40程度の部位に分けられるのですが、沼本さんの手にかかれば、その数何と120と、およそ3倍もの部位に細分化してカットされるこだわりの「沼本カット」!



肉のポーションはそれぞれにお伺いを立ててくださるので、通常は60g程度ですが、少量に切り分けていただくことも可能。



シンプルで繊細な盛り付けですが、シンプルなほどにその素材の良さが引き立ちます。


「沼本カットの岩国牛」




ミートスペシャリストの「沼本カット」を施した岩国の雌牛で、程良く質の良い脂を持つ赤身肉のモモ肉の一部は、炭焼きした後に牛が食べている藁で燻し香りを纏わせるてお仕上げ。塩漬けの胡椒はお好みで。嫌味の全くないジューシィーな肉汁と旨みが迸り、品質の良さと手入れの良さがが伺える牛。添え野菜は、富士宮産の農家産から仕入れるさつま芋の紅はるかで、いつも食べている紅はるかとは思えないほどの甘さに驚きました。根菜類は沸騰させない程度の湯温でじっくりと茹であげてから仕上げに表面を焼くことで香ばしく仕上げ、中はしっとりとした食感と濃密さを引き出しているとのこと。同じ素材でもプロの手にかかると格段に美味しくなるマジック!



〆の一品料理はリゾット。その上に添える鮮魚黒ムツを串に刺して炭焼きに。



見るからに柔らかそうにぷるんとした弾力が伺えふっくらと仕上がっている様子。



お腹は既に十二分に満腹ですが、魚の焼き上がる香ばしい香りにノックアウトされ、再度食欲を掻き立てられます。


「黒ムツ」




〆は「黒ムツのリゾット」。炭焼きした黒ムツには照り焼きのようなソースを纏わせて、下に添えるは魚介のお出汁の旨みを吸ってプチプチと弾ける食感が楽しめるもち麦と玄米のリゾット。海苔のように香ばしく焼き上げたケールも添えて。



デザートは二品。先ずは静岡の焼津で作られている希少品種のブランド苺「桃薫」を。


「桃薫」


フルーティーな桃やココナッツに似た香り、甘いカラメルのような特徴的な香りの成分が多く含まれ、従来の苺とは違った風味を楽しめるブランド苺の「桃薫」。日本でも生産者は限られており、あまり市場に出回らない希少品種。静岡では唯一焼津で生産されている農家「いちごの松田農園Six Berry Farmers」から。柔らかくジューシィーな果肉の桃薫のシロップがけで、上にはヨーグルトのシャーベットを添えて。


「ピスタチオのソルベ」


口溶け滑らかな濃厚なピスタチオのソルベは、後から後からピスタチオの風味が口中いっぱいに広がり、コーヒーとの相性も良く楽しめます。


「コーヒー」




食後は恒例の撮影会となり、先ずは夫婦揃って艶やかな着物姿でお越しの浜松の呉服屋「京濱」のオーナー森育信さんと昌子さん夫妻をパチリ。



昌子さんはバレンタインディナーに合わせてハートをあしらった帯で、見つめ合うお二人の姿も微笑ましく、後ろ姿も素敵。


西健一シェフを中央に皆で記念撮影。



「24」=「西」




現在予約は早くても半年待ちと、なかなか気軽に利用するには縁遠いお店になってはしまいますが、機会があれば是非とも味わっていただきたい駿河湾の魚料理たち。友人夫妻にお声掛けいただいたおかげで、美味しく楽しい時間を共有することができました。また足を運べることを願っています♪

馳走西健一
住所:静岡県焼津市西小川4-8-9
TEL:054-625-8818
予約受付サイト:OMAKASE
駐車場:店前に有
公式Instagram:https://www.instagram.com/chisou_nishikenichi/


 

浜松・卸本町「アリィの冬と夏 Re.13 Refulgent 2024」180組のクリエイターが大集結!

カテゴリー │イベント






毎年、冬と夏の年2回、昭和の古き良き時代のノスタルジックな雰囲気を醸し出す浜松の卸本町に全国からクラフトを中心に多様なクリエイター達が交わる複合型企画展「アリィの冬と夏 Re.13 Refulgent」。2024年、冬季開催のVol.13は、2/10(Sat)-2/11(Sun)の二日間に渡り、180組ものクリエイターが大集結!



開催場所は、「浜松卸商センターアルラ」を中心に周辺ビルを活用し開催されており、駐車場は臨時も兼ね、イベント期間中に250台を用意。



今回のテーマには、「リファルジェント」=「光輝く」という看板を掲げ、クリエイターが繰り出す作品群と来場者たちの出会いがもたらす一期一会の輝きが煌めくイベント。



私たちは、二日目の日曜日の朝9:00の開幕に向け、開始30分前の8:30から待機し、一番のお目当ての「焼菓子 人々」の 列に並び、前列の来場者から最後尾を意味するサインボードを預かり待機します。



東西南北の四方の入口に合わせ、皆それぞれのお目当てのお店前に連なる長蛇の列。海近くの街と言うこともあり、遠州のからっ風は多少吹き荒れてはいるものの、暖冬に救われる思いの2月の気候で、早朝の外待ち時間もそう苦には感じないのが有難い。







開始時刻10分前には入口が開き、列を乱すことなく前へと進み、ようやく館内へ。心を躍らせながら待つ間に、前列のカップルにお声がけしてみると、何回かこのイベントに参加されている様子をお聞きし、お勧めを沢山教えていただき大収穫。素性を知らない他人でも、同じ志(同じお店狙い)を持つというだけで話題も弾み、仲良くなれてしまうイベントマジック。こうした出会いもまた良き思い出に。



アルラの会場1階玄関ホールは、菓子店や珈琲店に加えフード類がバランス良く配され、開場早々に賑わいを見せています。







愛知県半田市の人気焼き菓子店「焼菓子 人々」では、イベントを中心に季節のタルトやオリジナルスコーンを販売。



Instagramで拝見してから、その美しいビジュアルに一目惚れし、何度か試みるものの手にすることができなかったタルトたちにようやくお目にかかることができました。今回の出品は「イチゴのタルト/モンブランショコラタルト/アールグレイとオレンジのタルト/林檎とクルミのクランブルタルト/木の実と蜂蜜のキャラメルタルト/ショコラカシューナッツタルト」と6種のタルトにバリエーション豊かなスコーンたち。



スコーンに餡子とバターをたっぷりと挟んだ最強のビジュアルを放つ子たちもお目見えです。



店主自らが、一人ひとりのお客に丁寧な説明を施す接客での対面販売。皆、どれを手にしようか迷いつつも笑みが溢れ、その鼓動がこちらにも伝わって来そうです。



待ちに待った私の番になり、狙いを定めていたタルトとスコーンをオーダー。



要冷蔵の「小倉あんバターのスコーンサンド」は、保冷庫から登場。生地もそれぞれに違うため、気になる子たちをセレクト。帰宅後に紹介しましょう。



お次はInstagramで気になっていた「Yeti Fazenda COFFEE™️」へ。先程、色々お勧めをお聞きしたカップルからも「前回いただいたコーヒーとカヌレが最高でした!」と伺っていたため、迷わずカヌレを。自家焙煎のスペシャルティコーヒーも気になりましたが、会場内を観ながらの飲み歩きが下手なため断念し、またの機会に。



カヌレはシンプルな「クラシックバニラ」から、女性人気の高い「ピスタチオ/オランジェット/フランボワーズ/黒ごま塩キャラメル」と全部で5種類。他にもスコーンなどの焼き菓子が並びます。





名古屋のテイクアウトおにぎり専門店「おにぎりやさん」。土鍋で炊いた白米や玄米を定番の具や季節限定の具で握るおにぎりが人気。



おにぎりは、左前列から「牡蠣の炊き込み、人気No.1の味玉ちゃん/梅なめたけ/ねぎ味噌/小豆入り玄米/梅肉のせ玄米/ふきのとう味噌」、左後列「ごぼうとベーコンと生姜の炊き込み/桜海老と菜の花の炊き込み/ほぐし鮭ごま風味/極め塩白米/青唐辛子ししとう味噌/ごま塩玄米/おじゃこと生姜」の14種類が並びます。こちらも帰宅後に。





エコバッグ一杯に戦利品を抱えて、パンフレットのガイドMAPを読み込み、館内をゆったりと観覧しながら触れ合う逸品たち。「どうぞお手に取ってご覧下さい。」と声掛けしてもらいながら、木の温もりに触れたりと心躍る時間を過ごします。





アルラビルの外にも多種多様なキッチンカーが出揃い、小腹を満たす品で溢れています。



アルラ2F大ホールには、衣類や染め物、革製品やアクセサリー、陶芸などの作品が並び、回遊しやすい展示となります。





階段の踊り場や廊下も含め、ありとあらゆるスペースを活用して出店されており、まるで宝探しのような催し。



アルラ1階中央には、ガラスや木製、陶芸などの作品がゆったりと並びます。











手捻りで作る陶磁器に手描きで味のあるシュールな作品に出会える「BEN Pottery」など、思わず立ち止まって見入ってしまいます。







向こう山、わたしたちの影の粒々。」という木工作家のお店では、手に馴染む器や熊の置物なども目に入りましたが、何より、タモの木を白漆で仕上げた台に真鍮スタンドで造られたコーヒーのドリップスタンドに目が止まり立ち止まると、先客の御夫妻が丁度、清水の舞台から飛び降りるかのような覚悟で購入を決められた時で、あまりに素敵な瞬間に遭遇でき思わず「最高のコーヒーが楽しめますね」とお声掛けしてしまったほど♪「」













道を挟み、ほんまちビル内も1階と2階フロアに60店舗以上が出店されて賑わいます。



名古屋大須に本店を構える手作りタルト専門店「キュームタルト/QOTART」の丸くて小さなタルトも人気。





神奈川から山梨は身延町の自然豊かな山里に移住した作家夫婦の「kiki craft」。



伐採から制作までをテーマにした木工作品が揃い、手にすると軽くて驚く木製器や暖かな柔らかい光が心地良いランプシェードなど。









手に収まる小振りな盆栽が気になった「yama9」。いつかは我が家のインテリアとしても迎え入れたい盆栽。





色々な場面でお見掛けする花雑貨「caillou/カイユゥ」の姿も。ミモザのリースやスワッグなどの他、春を感じさせる鮮やかなピンク色したチューリップも。



革作家の「komachi」では、お洒落な作家カップルのファッションにも目が行きましたが、ワインボトルなどのボトルを収納する細長い手提げが気になり見せていただきました。折り畳めて持ち運びも便利。ギフトしたら喜ばれそう!











壁の造りや電球色で温かみがあり、昭和の雰囲気が色濃く感じられるほんまちビル2階の一室。







コーヒーの芳しい香りの誘惑に合うことしばしば。兵庫は西宮から自家焙煎のスペシャルティコーヒー専門店「ゆげ焙煎所」。



「一生もののフライパン」と言われるといつかは手にしたくなるもの、我が家がIHでなければ(笑)。鉄フライパンの「studio SHIMONE」では、取ってが可愛い卵焼きパンが気になり手にすると、思ったほど重くなくて扱いやすそう。











イタリア語にカタコトの日本語が飛び交い、手作りのイタリア家庭料理を販売する「Giotto」。ラザニアなど電子レンジで温めれば美味しく食べれるとのこと。



大人チーズケーキと謳うチーズケーキ専門店「Jolieチーズケーキ」。チーズケーキ好きには堪らないビジュアルでの誘惑でしたが、今回は泣く泣く見送り、またの機会に。



三重県はいなべ市の和菓子店、餡たっぷりのどら焼きを並びるのは「いなべ菓子店 八舎」。どのお店も目を惹き付ける素晴らしいビジュアルで誘惑の嵐!





愛知在住で移動するキッチンカーの「薪窯料理ひげどんぐり」では、定番の「マルゲリータ」から「チーズとクルミとハチミツ」のおやつピザ、ワンハンドで食べれるワンコインピザまで。







アルラ1階北入口では、イベント本部を構えています。今回のイベントでは「能登半島地震の義援金箱」を設置。今回のメインビジュアルを制作担当されたイラストレーターの「なめきみほ」さんが、「リファルジェント」=「光輝く」というテーマから、出会いがもたらす輝きに想いを馳せ、オーロラと共鳴するように光るキツネや植物を描かれており、今回の義援金募集にあたり、1000円の義援金返礼品としてメインビジュアルの特別仕様ハンカチをアルラ北側踊り場にて数量限定で提供し貢献されています。



静岡のりんご飴専門店「雨のち林檎」。プレーンやソルティ、シナモンやココナッツチョコなどを用意。丸ごと林檎の飴掛けで愛らしいビジュアルに女子は釘付けに。



アルラ1階北入口では、アクセサリーや革製品などが出店。









香ばしい匂いが食欲をそそる「COWCOWGRILL/カウカウグリル」は豪快に焼き上げるビーフステーキ丼が人気。





不動産の「株式会社マストレ」の海外事業部「MASS TRADING」もイベント会場の場としてスペースを提供。





三ヶ日駅でお会いした「かもめの珈琲屋さん」も出店し淹れたてコーヒーの芳しい香りで魅了しお忙しくされていました。





豊橋にあるクラフトジンジャーシロップ製造所「TEMTASOBI GINGER」では、瓶入りのクラフトジンジャーシロップの販売やジンジャエールなども提供。冬はお湯割りも美味しそうです。









マストレ海外事業部前に出店されていた浜松のキッチンカーはこだわりのバターカレー専門店「PATICANA/パチカーナ」。看板メニューの「バター鯖カレー」がとってもそそりました。またの機会にチャレンジしたいと思います。我が家へ戻り、お利口にお留守番してくれた愛犬ショコラと一緒にお昼ご飯と参りましょう。


名古屋のおにぎり専門店「おにぎりやさん


土鍋で炊いた白米や玄米のおにぎり3種、右から「人気No.1の味玉ちゃん/桜海老と菜の花の炊き込み/ねぎ味噌」。味玉のしみしみ具合もねぎ味噌の深みのある味わいも美味しかったですが、個人的には、桜海老と菜の花の炊き込みご飯があっさりと上品で、桜海老の香ばしい香りと菜の花の食感がお気に入り!


愛知県半田市の人気焼き菓子店「焼菓子 人々



念願のタルトとスコーンを大人買い



「イチゴのタルト/モンブランショコラタルト/アールグレイとオレンジのタルト」


タルト好きがあまりの美味しさに魅了され、震えた逸品たち。タルト生地のサクサク感も解け方も絶妙で、クリームやソースとの相性もバランス良く緻密に計算された作りに思わず感動。甘さ控えめなあっさりとした品の良さはもちろん、1個をペロリと食べれてしまう軽さにも驚きを隠せません。イチゴタルトは、フレッシュな苺の甘みと酸味のバランスも絶妙で、フルーツ系のタルトは割と崩れやすいものですが、ボロボロすることなく、とても食べやすい仕上がりと、全てが完璧なタルトです!


スコーン
「プレーン/ショコラオレンジ/さつまいも黒ごま/コーヒーメープルウォルナッツ」



小倉あんバターサンド
「イチジク/塩キャラメル/ほうじ茶アーモンド」



Yeti Fazenda COFFEE™️
「クラシックバニラ/オランジェット/フランボワーズ」


大量に並ぶ焼き菓子を前に心はウキウキするものの、一日で全てを食すわけにはいきません。しかしながら、焼き菓子の良い所は冷凍保存できること。上手に解凍してリベイクすれば美味しく食べれるため、少しずつ毎日のおやつタイムにいただこうと思います。イベントで戦利品を得た日は、同時にお茶会も開くべきですね♪



朝の8時半から約2時間ほど散策して観て回った「アリィの冬と夏 Re.13 Refulgent」。念願の焼菓子を手にでき、のんびりと作家さんと交流しながら作品たちに触れ合えて充実した時を過ごすことができました。また次のイベントでたくさんのクリエイターさん達に会える日を楽しみにしています!

アリィの冬と夏 Re.13 Refulgent(毎年年2回開催)
ドゥブル企画展:アリィの冬と夏 Re.13 Refulgent
開催日時:2024/2/10(土)10:00-17:00、2024/2/11 (日)9:00-16:00
(※このイベントは終了しています)
場所:浜松市中央区卸本町37
浜松卸商センターアルラ全館ほか周辺ビル内
入場無料・雨天決行・無料駐車場250台
https://doubleprojet.com/
https://www.instagram.com/alg_vos/

【出展一覧】
natsuglass
.hitohira.
ゴトウユカリ
okinawa seaglass skso
nico glass and yarn
気球堂
cobito
DayDream(Glass)
kukuLu
hanamoto miyuki
irugmod
g&A craft
atelier ryuka
崇-su-
utsuri
1KO(ichiko)
LAND PLUS ARTS
纏う金属
Nui
chiffon glass
BEN Pottery
L’atelier de「h」
Lithops
Emina Mizuki
mano.
coccinea
CoRte
kiitos works
horieee
hinatakyoku
丸岡 奈々恵
SAJI
aei
studio SHIMONE
VitaMia jewel
hico
窓の庭
moe matsuda
harihari
gmily
te-te
福月洋装店
a look on books
NUETAG
skep
ukitt
RainbowFam
HUIS
mokusiro
laglag__
cottind
アイノワ primitive textile
YOOI
Oriya
尾州小物工房 Bisyu’s
morocco
munico
nocogou ノコゴウ
my m
mgm
宮瀬 加奈子
テアトリーノ
CREOLE
WOOLY 井上直美
SEESAW WORKS
ennju jewelry
chiiiiiiico
23 fumi
UMIOTO
シルバーアクセサリーchieru
uiny by nakamurayui
貝殻アトリエ Jyarinko
Deco Lab by bloombloom186
ラフイユ
天野菜美子
栗原佳子
阿部 恵里
atelier4
kumoma. 水島圭子
you 祐山窯
pottery木[ki]
岡 洋美
naturallystudio
マツウラ カオリ
POTTERY STUDIO K
shiro
熊本 充子
大島久美
須釜優子
kobayashi pottery studio
徳竹 秀実
bra(u)nch
TSUTE
komachi
yamazaki
kubota kokabann
matsew
革もの工房tickle
comorebito
macanai
tomorka
坂田典子
Bellezza
TSUKIKUSA
TSUI
studio FAVORI
kiki craft
onlyonecraft
garage 419
向こう山、わたしたちの影の粒々。
hada makoto
Wood Work Studio タジェール・デ・マエダ
アトリエつみき屋
久銘
似顔絵のkibun
mameritsuko
iwashikujira
yumi taniguchi
こじましほ
emirp
Azzurro Glass Studio
ふるえほんの店 カタリ文庫
ametsuchi
caillou
yama9
雨のち林檎
ゆげ焙煎所
嘉兵衛本舗
Yeti Fazenda COFFEE™︎
Home coffee roaster
かもめの珈琲屋さん
チムニー珈琲焙煎所
TEMTASOBI GINGER
八舎
いりさわ屋
Haneul
みたけさいとう商店
いそぱん
うめぼしの松本農園
杉山ナッツ
おにぎりやさん
ミツノシマ
文藝フルーツ
sou.fil.
Giotto
meat & bar Tab.
Lily’s cake
caccaさんのキッシュ
熟タルトの店atelierbrico
Jolie cheesecake
焼菓子こがねいろ
キュームタルト
horeki cookie
京都チーズケーキ博物館
tombond
焼き菓子雨音
BITTY(ビティー)
inconeri
人々
グラノーラ専門店fig
ハレとケ珈琲
甘雨
kou pastry shop
ほしのこ食堂
煮込み料理 hoppeta
deli
Going Cafe
ぷりんやNotari
喫茶オヘソ
凛々茶房
Tripot cafe
PATICANA
ほんだびれっじ
薪窯料理ひげどんぐり
フレイトレシピ
いとカフェとスパイスのFACTORY
DUCKDIVE
COWCOW GRILL


 

新規オープン「ブーランジェリー タニグチ」磐田の人気パン屋が浜松・広沢に進出!

カテゴリー │ケーキ・パン浜松




毎日食べても飽きないベーシックなパンにこだわり続ける元シェフでブーランジェの谷口弘樹(Hiroki Taniguchi)さんが営む磐田で人気パン屋「パン工房totokaka(トトカカ)」が、浜松の広沢に進出し、2024/2/3(Sat)に新規オープンさせた「ブーランジェリーTaniguchi(タニグチ)」!



場所は浜松の広沢にあった高級生食パン「に志かわ」跡地でパン屋激戦区となり、こちらのサインボードが目印です。



毎朝6時オープンと、パン屋としても早めの開店時刻にも関わらず、初日は日も昇る前から長蛇の列を成しています。


開店を祝う色とりどりの花々で、華やかな店先や店内。



店内は棚やショーケースに並ぶパンをスタッフにオーダーして受け取る対面スタイル。




磐田の「パン工房totokaka」は「88Bakery(ヤヤベーカリー)」という2号店を「アスモ不動産」が手掛ける「cafe明日(カフェアスモ)」内に共同オープンさせており、美味しいパンをイートインできる店舗も運営中。こちらの新規オープンに向け、「パン工房totokaka」を一時休業(2月〜4月を休業予定)させており、5月には販売所として営業再開を予定されています。現在は広沢に全集中されるとのこと!



オーナーブーランジェの谷口弘樹(Hiroki Taniguchi)さんは、今回の浜松進出は並々ならぬ想いを乗せて、新たな挑戦として臨まれています。磐田にて地元民に愛されるパン屋として成長しながら2年の歳月を経た今、新天地で規模を拡張することで、機材導入も含め、より良い環境で足場を固めることで、念願でもあるコンクール出場の夢を果たしたいという野望を実現させるために移転を決意されています。



磐田の店名「totokaka」は、家族の名前をひと文字ずつ使用し、長男と次男の『TO』『TO』、妻と娘の『KA』『KA』に。ロゴの全体はシェフの名前の頭文字『Hi』をイメージした形になっています。どんな時も『家族』を大切に『家族』で支え合いたいという意味を込められており、お世話になっている幼稚園の先生が考案してくれたものを採用。新店舗の店名にはシンプルに御名字の「Taniguchi」を採用されています。



店内にはパンだけに留まらず、新鮮なエキストラヴァージンオリーブオイルやフルーティーなカラマタオリーブに、ドレッシング作りなどに欠かせないヴィネガーやレモンジュースなども販売。



開店6時から20数名が並ぶ中、飛ぶようにパンのオーダーが入り、私の番が来るまでおよそ30分が経過。



シンプルな食事パンを筆頭に朝食などに最適なサンド系に、カンパーニュなどのハードパンやデザート系も出揃います。



ショーケース内には30種ほどの焼きたてパンがズラリ。人気No.1は「メロンパン」¥260。売り切れかと思いきや、後ろに整列しており一安心。


サンド系の人気No.1は「ハムたまサンド」¥400!



「パン屋さんの超なめらかぷりん」¥320




丁度、並んだ際に私の前の方が、以前購入した蒸し羊羹「へっちゃらや」のオーナーさんだったこともあり、思わず立ち話を楽しんでしまいました。美味しいもの好き同士に垣根は存在しません(笑)



毎日の食事に欠かせない「パン・ド・ミ」¥390は、山型と角食があり、大好物のレーズン入り食パン「マダム・レザン」¥500や、ブリオッシュ生地にオレンジピールを忍ばせた南仏ヴァンデ地方発祥の本格派ブリオッシュ「ブリオッシュ・ヴァンデーヌ・オランジェ」¥420も。


餡子好きには堪らない「あんクリームサンド」¥300や季節限定の「桜あんクリーム」¥320。



コーヒーブレイクに最適な「プティ・カヌレ(5個入り)」¥600や、ラスク、クッキーなども。




ほぼ手折で数量に限りがある「クロワッサン」¥300に、ベルギー産チョコレートを包んだ「パン・オ・ショコラ」¥300。



ライ麦を使用したもっちり食感の「トゥルトゥ・ドゥ・セーグル」¥800に、迷ってしまうほどのカンパーニュなどなど。



ようやく番が回ってきて、全部買いをしたいところですが、グッと堪えて吟味します。



順次焼きされているため、レジ横に裏から焼きたてが置かれれば、もちろん購入意欲がそそられます。



ドリンクメニューとしては、コーヒー(Hot/Ice)やカフェラテ、赤白のぶどうジュース、りんごジュースなどを用意。



沢山の祝い花の中に、見覚えのある御名前が(笑)私たちが愛してやまない「天使音マスクメロン」の生産者:影山雅也さんからのお祝いが届いておりました!


我が家へ戻り、ゲットしたパンを並べ、「まめやかふぇ」の美味しいコーヒーを淹れてモーニングと参りましょう!



「クロワッサン」¥300


外はザクザクッとした食感がカリッと香ばしく、中はふんわりと軽やかな層で構成されており好食感。厳選した3種類の小麦粉をブレンドし、手折で丁寧に丁寧に作り上げる生地のため数量に限りがあり、手にできた方はラッキーで、シェフこだわりの一品。


「あおさ明太チーズ」¥320


生の青海苔がふんだんに練り込まれ、チーズのコクとの相性も抜群で、ほのかに香るレモンの酸味が爽やかな後味に。


「パン・ド・ミ(角)」¥390


北海道産の国産小麦ゆめちからを使用した角食パン。



「パン・コンプレ (3個入り)」¥390


ライ麦全粒粉の湯種を使用した栄養価の高いパン。 お好みの厚さにスライスしても良し、横半分にカットしサンド系にも。


サンド系の人気No.1「ハムたまサンド」¥400


人気の塩パンにタマゴとハムをたっぷりとサンド。ファンが多く、サンド系パンの中では断トツの1位を誇る人気ぶり。


「ハムたまカマンベール」¥420



「バゲット」¥350


フランスのアンバサドオル協会から提唱されている新しいパンの製造工程レスペクチュスパニス製法を採用したバゲットで、穀物のもつ自然の甘さを最大限に引き出す製法。


「カンパーニュ・ノア・レザン」¥580


ライ麦や全粒粉を使ったパン生地にレーズンとクルミがたっぷりと入り、食べ応え満点。そのままでも美味しいですが、パーティ仕様などにクリームチーズと蜂蜜を合わせてもGood!!


人気No.1商品「メロンパン」¥260


サクっとしたクッキー生地が愛らしいメロンパンは不動の人気No.1あん商品。アーモンド入りのクッキー生地にヨーグルトを入れて歯切れを良くしたパン生地、焼成後に追いバターで香ばしさをプラスした人気のメロンパン。


「あんクリームサンド」¥300


ふんわりしっとりとしたミルクパンにたっぷりのあんことクリームを忍ばせた餡子好きには外せないおやつパン。


「プティ・カヌレ(5個入り)」¥600


外はガリッと香ばしく、中はしっとり、もっちりと。小振りながらに風味豊かなラム酒の香りを纏わせた本格カヌレ。賞味期限は冷蔵庫保存で1週間。リベイクする場合は、180℃のオーブンで5分と店長が教えてくれました!


二回目の再訪にて購入した五種類の新しい子たち



「egg×egg カレーパン」¥370


カレーパンと言っても揚げずに罪悪感を軽減させてくれる軽めのカレーパンで、カレーの上に茹で卵と卵ペーストのソースがまろやかに感じる美味しいカレーパン。


「クロフィン」¥300


「クロフィン」とは、オーストラリア発祥のパンでクロワッサン生地をマフィン型で焼き、クロワッサンとマフィンを合体させたため「クロフィン」と名付けています。デニッシュ生地にラムレーズンクリームを合わせたリッチなパン。


「梅しそサラダチキン」¥370


梅肉に紫蘇にチキン、合わないわけがない組み合わせで、カリッと香ばしく、紫蘇の香り漂う風味豊かなパン。可愛いリングエピの成形で見映えも美しく。


「高菜ウインナーチーズ」¥390


高菜とウインナーとチーズの組み合わせで、胡麻油香る惣菜パン。



「ジャンボベーコンエピ」¥490


通常のベーコンエピの倍程度の大きさのロングサイズ。カリもちの生地にベーコンの甘みと香ばしさが染み込んでいます。



パン屋激戦区の広沢に新規オープンの「ブーランジェリーTaniguchi(タニグチ)」。バリエーション豊かな品数で飽きさせない上に、尖りすぎることなく日常の食卓に馴染みやすく、小さなお子様からパン通まで、誰もが笑みを浮かべながら美味しく味わえるパン屋が誕生しました!

ブーランジェリーTaniguchi(タニグチ)
住所:静岡県浜松市中央区広沢3-26-7
営業時間:6:00〜売り切れ次第終了
定休日:日・月曜日
駐車場:店前に有
https://www.instagram.com/h_totokaka/