浜松「東大山河津桜まつり2025:開催10周年を迎える県西部最大級の桜と菜の花の共演」≫
県西部最大級の規模となり、多くの来場者に愛される「東大山河津桜まつり2025」は、今年で開催10周年を迎えます。場所は、東名高速道路浜松西インターから約3km、JR浜松駅からは、北北西方向へ約9kmの距離。浜名湖へと続く花川の堤防沿い約1kmの両岸に、早咲きで知られる河津桜の花街道が楽しめるおすすめスポットです。

今年の桜まつり開催は、見頃時期の2025年2月15日(Sat)~3月16日(Sun)の9時~16時。
(※開催期間は気象条件により異なります)

駐車場は、平日は約400台、週末は約580台の無料駐車場を開放する他、有料駐車場も点在します。今回は、会場より東へ上り、花川運動公園付近の無料駐車場に停車し、およそ250mほどの距離を歩きます。

私たちは桜まつりの最終に近い、3月14日(Fri)ホワイトデーの午後に訪れました。

荒れ果てていた河川敷を地元住民有志が管理しはじめ、花川沿いに河津桜を約400本、ソメイヨシノを130本植樹し、地元住民の手で再生された花川の河川敷。18年が経過した現在も、管理するために立ち上げた「東大山ふるさと会」のメンバーが、毎年桜を10本ずつ増やしており、環境整備と町の活性化に貢献されたことを称えられ、浜松市長賞も授与されています。

今や、多くの来場者が、その美しさを一目観ようと訪れる春の名物に。

「東大山ふるさと会」が設置し、衆議院議員の城内みのる氏が命名された「長寿の鐘」を鳴らす方の姿もしばしば見られ、河川敷の穏やかな風に乗りその音色が響き渡ります。

早咲きの河津桜は例年に比べ開花が遅れた今年は、3月中旬でも見られ、

儚げながらに、日本の美を演出しています。

満開のピークを越えると、濃いピンク色から、淡いピンク色へと移り変わり、芽吹く新芽と共演する河津桜。

東大山河津桜まつりは、「東大山ふるさと会」が主催され、「和地ふるさと会」が共催、そして、「和地地区コミュニティー協議会」の後援によって催されています。

今年は開催10周年という節目もあり、イベントを色々企画されており、本部を設置する花川南側沿いには、

地元物産品をはじめ、野菜やみかん、焼き芋、うどんやそば、ソフトクリ-ム、甘酒焼きそば、おでんなどの軽食も販売され、午後は多くの完売札を掲げる大盛況ぶり。

花川堤防南側から北側へと移る東大山橋。

橋の上から伺える花川の緩やかな流れと南北の河津桜。

この日は、気温17℃と暖かく、時折強く吹く風があるものの過ごしやすい気候でお花見日和。

桜を見上げ、想い想いに携帯や一眼レフを手にする人が当たり前の時代になり、

特に御年配層がスマホ片手に撮影に夢中になる様子が見受けられ、その一生懸命な御姿にほっこりとした空気を感じます。

菜の花畑に一番近い大山橋を渡り、北側の菜の花畑方面へ向かいましょう。橋の上から眺める景色は絶景で、桜のピンクと川の青が見事なコントラストを描いています。

南側の桜が散り始めを見せる中、北側の桜は、まだ元気な様子が伺えます。

そして、目の前に現れたのは、約2,000坪の広大な地を利用し、一面に広がる菜の花畑。

ここまでの距離はほぼ抱っこで過ごした愛犬ショコラも、少し下ろしてあげましょう。

こちらには愛犬と一緒に訪れる方も多く、ショコラは花よりクン活に夢中(笑)

菜の花畑の中には歩道のような小径も造られ、菜の花畑に囲まれての撮影が可能です。

菜の花越しに、桜のピンクと菜の花の黄色が織りなす美しいコントラストが楽しめます。

鮮やかなビタミンカラーと

儚げな淡いピンクの対比が美しく、

まるで春のパレットのような風景が広がり、夢の世界のよう。

ショコラと一緒に菜の花畑に埋もれて、春の訪れを楽しみました。

期間限定の共演で、風にそよぐ花びらと菜の花の香りが心を和ませてくれます。


穏やかな表情でベンチで一休憩するショコラ。

一緒に腰掛けて、しばしこの風景に溶け込むように、何も考えずに、ただこの空気を感じ取り、癒されます。

ショコラを家族に迎えて6年を迎えようとしていますが、常に、愛犬と行ける場所を探すうちに、自然の中を歩く機会が増え、季節の移り変わりをより身近に感じられています。

特に、桜のピンクと菜の花の黄色が広がるこの場所は、春の訪れを実感できる特別な場所。

愛犬を迎えたことで、いつもの「お出かけ」が「愛犬との思い出作り」に変わりました。
今回は春。

これからも季節ごとの美しい景色を一緒に巡りながら、一つひとつの思い出を増やしていきたいと思います。

東大山河津桜まつりは、桜と菜の花の美しい景色を楽しみながら、自然の癒しを感じる素敵な場所。

また来年も家族で訪れることができたらといいなと思います。
東大山河津桜まつり
住所:〒431-1102 浜松市中央区大山町2671
お問い合わせ:090-3855-8095
開催期間:2025年2月15日(土)~3月16日(日)
開催時間:9:00〜16:00
入場料:無料
駐車場:平日約400台、週末約580台の無料駐車場を完備(※他有料駐車場も有)
犬同伴:可(※リード着用)
名古屋・中華料理「1022 T.T.T」四川飯店シンガポール店にて星を獲得した香りの魔術師≫
カテゴリー │名古屋

名古屋は那古野の円頓寺商店街にひっそりと店を構える中華料理店「1022/Ten twenty-two」にて、フルコースディナー。

場所は、名古屋駅・国際センター駅から徒歩7分のビル「endoji square」の2階に位置します。

店名は、四川飯店のシンガポール店「Shisen Hanten by Chen Kentaro」にて料理長を務め、当時ミシュラン二つ星を獲得した菅谷勇喜/Yuki Sugayaシェフの誕生日である10月22日から取り、「1022/Ten twenty-two」と名付けられ、2023年4月28日にオープン。

完全予約制のフルコースディナーは、「1022おまかせコース」23,100yen(税込)のみで、8席のカウンターにて、18:30より一斉スタートとなり、

オープンキッチンでライブ感を堪能しながらのディナーは、「食を愉しく、記憶に刻む」をコンセプトに、これまで培ってこられた経験を活かし、独創的でありながらも、日本人の好みに寄り添う形で創られた中華料理で、イノベーティブな「和中華」を提供しています。

この日のディナーは、ラグジュアリーメディア「Satiss(サティス)」の取締役編集長である友人の中山清美(Kiyoharu Nakayama)さんからお声がけいただき、急遽名古屋入り。

「La Ditta Singapore Ltd/ラ ディッタ シンガーポール」代表・兼「Kikkoman India Pvt Ltd/キッコーマンインディア」の代表を務める小里博栄(Harry Hakuei Kosato)氏(以下:Harryさん)からのお誘いで、日印を繋ぐインフルエンサーとして、インドで爆発的な人気を誇る「MAYO JAPAN」のMayoさんも同席され、世界で活躍される仲間たちと楽しいひとときを過ごします。

小里博栄/Harry Hakuei Kosato
神戸生まれ。国際学校でIB Diploma取得、ロンドンへ。ロンドン大学学士(社会心理学)、オックスフォード大学で修士(社会福祉)を取得。イギリスの会計事務所に勤め、イギリスで税理士を取得。阪神淡路大震災を神戸長田で大きな衝撃を受け、
「いつなにが起こるかわからない、毎日楽しく」と独立。タイバンコクで語学学校、オーストラリアシドニーで出版事業等を手がけ、後英ヴァージン・グループに転職し、テレビCMなどを制作。ACC賞を受賞。英ダイソンにヘッドハントされ、マーケティングを担当。日本進出に携わる。2006年に株式会社LA DITTAを設立。日本、インド、シンガポールを拠点に、日本食材の輸出入とPR を行い、経済産業省、農林水産省、中小企業庁、観光庁、 JETRO等の事業に携わる。その風土から企業撤退の多いインドで、10年以上日印文化交流の担い手となっている。
彼のインド市場における豊富な経験と、日本企業とインド市場をつなぐ役割を果たしてきた実績が、キッコーマンのインド進出戦略と合致し、同社の現地法人代表に適任と判断され就任。インド市場における醤油の普及に向けて、現地の食文化との融合を図る戦略を推進し、インドで、インド風中華料理(インド・チャイニーズ)が、広く親しまれていることに着目し、インド市場向けの新製品として、ベジタリアンでも楽しめる「オイスター・フレーバー・ソース」を投入。さらに、キッコーマンはインド市場でのブランド認知度向上を目指し、著名なシェフとのコラボイベントを計画。

それに先駆けて、日本の伝統的調味料でもある「キッコーマン醤油」を、「和中華」のジャンルを確立させ、日本から世界への普及を試みるため、「1022 T.T.T」のお店でも採用している菅谷シェフの協力により、インドの高級ホテル「Four Seasons Hotel Bengaluru at Embassy ONE/フォー シーズンズ ホテル ベンガルール アット エンバシー ワン」にて、2025/3/14(dinner).15(Lunch&Dinner)の二日間のみ開催するイベント「WA-Chuka」を予定しています。菅谷シェフは日本での営業もあることから、弾丸インドツアーとなるようです。

もうお一方、素敵紳士も同席され、大手総合リゾート企業「リゾートトラスト」にて、主要事業である「エクシブ/XIV」の立ち上げの中核を成し、ブランディング、プロモーション、HRD等、幅広く手がけ事業成長に大きく貢献された中野豊/Yutaka Nakanoさん。中野さんは現在、その経験、知見、人脈を活かし、様々なビジネスのコンサルティングを行うビジネスコーディネーターとして活動中。つい先日、今年で77歳を迎える喜寿を祝う会を催されたばかりで、総勢140名の友人たちに囲まれて、お歳を感じさせない現役振りを拝見しました。

さて、菅谷シェフが手がけるおまかせコースのスタートです。

菜譜
おまかせコースの構成は、温かなスープから始まり、バラエティ豊かな前菜の数々、独創的な技が光る一品料理が続き、〆には、麺とご飯料理を堪能し、甘美なデザートで締めくくる至極のフルコース。

まずは、乾杯のシャンパーニュをいただきます。

「Champagne Telmont/テルモン」
シャルドネ、ムニエ、ピノノワール、3つのブドウ品種の繊細なマリアージュが織り成す、フレッシュさとリッチさがあり、様々な風味のバランスが調和したメゾンのフラッグシップ。

此度のご縁に感謝して乾杯!

先付「ローストカシューナッツ」

まずは身体を温めてほしいと、温かなスープから。

「蟹肉蕪菁湯/ズワイガニとカブのスープ」

寒い日が続くこの時期にぴったりの温かなスープから始まる、シェフの優しさが詰まった至福の一品。蟹味がたっぷりと入り、とろみを利かせたスープは、シャンタンベースで、蕪の優しい甘みが体の髄に染み渡り、冷えた身体をほぐしてくれ、これからの食事への期待を高めます。

前菜は、中華料理らしく、多彩な品を一度に楽しめるように構成されています。

大きなせいろで登場する蒸し料理をシェアするのも中華料理の醍醐味です。

小鉢に取り分け。

「前菜六種」
前菜は中華料理らしく、多彩な品を一度に楽しめるように構成されており、王道から季節ものまで。

「口水鶏/よだれ鶏」
四川省の伝統的な味わいを持ち、香り高く、味わい深い一品のよだれ鶏。文字通り、その美味しさによって、思わずよだれが出てしまうほどの魅力を表現しており、その名に恥じない美味しさ。コク深いソースではありますが、添えられたトマトの果肉が後味のスッキリさを演出しています。

「拌縞鯵/縞鯵とうるいの和物」
上品な脂の旨味やコクのある味わいが楽しめる縞鯵を、シャキシャキとした食感でほのかな自然の苦味を楽しむうるいとの組み合わせ。

「炒明蝦/エビマヨ」
プリップリのエビマヨは、ジャガイモの細切りを揚げて添え、食感のアクセントに。

「粉蒸肉/豚バラ肉の餅米蒸し」
豚バラ肉は、餅米で蒸し、豆板醤のピリ辛さと五香粉の香りが食欲をそそります。

「白甘鯛/白甘鯛の揚げ物」
鮮度の良い白甘鯛を高音でサッと揚げ、大根おろしをベースとした麻辣ソースでいただきます。

「鮟鱇肝/あん肝」
紹興酒漬けのあん肝は、ねっとり舌に絡み付く官能的な美味しさで、酒の当てに最適。

「Chablis 1er Cru Montmains 2021 /
シャブリ プルミエ・クリュ モンマン 2021」
見事な果実の味わいをそのままに、ミネラルを感じ、シャープさのある綺麗な酸を味わえるセカンドラインのシャブリ。

お次の料理、春巻きに具を添えて巻き、揚げていきます。

「牡蠣春捲/牡蠣の春巻き」
パリッと小気味良い音を立てていただく春巻きの中には、牡蠣を豆板醤で辛めに炒め、オイル漬けにしたもので、濃厚な旨味を閉じ込めて、牛蒡や葱と大葉の香ばしさと食感をプラスし、香りと味わいのハーモニーが楽しめます。

熱々の土鍋が登場!

まるでマグマのようにぐつぐつと煮えたち、湯気を上げる土鍋。

フカヒレの醤油煮込みは、三分の一ほどを残して、赤酢の炒飯を添えて、味変を楽しむ二段仕込み。

「氣仙沼鱶鰭 佐 炒飯/気仙沼産フカヒレの醤油煮込み」
日本食材の魅力を活かし、旨みを凝縮させたスープを求めて試行錯誤した一皿。上湯と鶏白湯をベースに鰹節の出汁も加え、鶏肉や海産物の旨味、畑の食材の甘みとコク、深みのある醤油を用いた贅沢なスープで泳ぐフカヒレを味わいます。

後乗せする赤酢炒飯も小分けに。

「赤酢炒飯」
黄金色に輝く赤酢炒飯は、ほんの一口二口サイズで提供。

「三口ほど残しておいてください」と言われた濃厚な味わいのフカヒレスープに、赤酢の酸味を利かせた炒飯を加えることで、軽やかな味をプラスし、味わいの変化を楽しみます。フカヒレに赤酢、そして炒飯とくれば間違いないでしょう。

後半は、紹興酒をいただきます。

「紹興酒 古越龍山 陳年10年 茶甕」
甘味と酸味のバランスが良く、口当たりがまろやかな味わいの紹興酒。

「蒸九絵/クエの蒸し物」
淡泊ながら上品な味わいのクエを蒸し、刻んだ大豆と浜納豆を炒め、大豆のふくよかな旨味や食感を加えることで、より深みのある味わいに仕上げています。

ダイナミックに大きな中華鍋を振り上げ、その熱量を目の当たりにすると、パフォーマーのようなアクロバティックさに思わず歓声が沸きます。

シャッターチャンスを逃さぬようにと、熱々の土鍋を手に、ゲストを楽しませてくれる菅谷シェフ。

海鮮の香りとおこげの香ばしさが漂います。

料理だけではなく、目でも楽しめる色鮮やかな器の数々。

「鍋粑/海鮮おこげ」
自家製発酵唐辛子の酸っぱ辛く深みのある辛味がアクセントになり、鮑やつぶ貝、生わかめの海鮮の旨みが滲み出る濃厚スープにキレを加えた味わい深い一品。

お次は、長崎牛のヒレ肉を炭火で焼き上げて。

表面を香ばしく仕上げ、中は美しいロゼ色に仕上がり、スライスして提供。

「長崎和牛/長崎牛ヒレ肉の炭焼き」
長崎牛の肉本来の旨みとまろやかな脂身、その柔らかな食感とジュワッと溢れ出る脂の口溶けを、炭火焼きで仕上げることで、最大限に引き出し、香ばしく、迸るジューシーさを、ホワイトアスパラガスと共に楽しみ、キッコーマン丸大豆醤油と香辛料を利かせたソースでいただきます。

〆の麺とご飯料理は、「陳麻婆豆腐とご飯」、「マーボー白子とご飯」、「豆乳担々麺」、「鶏と葱の正油そば」の中から、それぞれが一品ずつお好きなものを選べます。

こちらへ伺ったからには、「四川飯店」を代表する「陳麻婆豆腐」を味わいたいもの。

「陳麻婆豆腐とご飯」
本場四川の味わいとなる「陳麻婆豆腐」は、花椒の強い痺れと唐辛子の辛さが特徴的で、四川料理独特の「麻辣」の風味が際立つ、後引く旨さの一品。

「マーボー白子とご飯」
豆腐の代わりに白子を用いた濃厚麻婆ですが、クリーミーな白子で豆腐よりもまろやかな味わいに。

「豆乳担々麺」

芳醇な芝麻醤をたっぷり使用し、クリーミーで奥深いコクが感じられるスープに、四川山椒や唐辛子の麻辣と、自家製ラー油が添えられ、奥行きのあるスープに。麺はスープによく絡み、滑らか食感。豆乳を加えることで、よりマイルドでクリーミーな味わいになっています。

「苺杏仁/苺の杏仁豆腐」
〆のデザートは、旬の苺をたっぷりと使い、優しい甘さと香り高さを楽しむ濃厚な杏仁豆腐。

フレッシュな茶葉をふんだんに用いた香り高いお茶で、食後にスッキリと。

「中国茶」

素晴らしい料理と楽しいひとときをありがとうございました。

「1022 T.T.T」では、伝統と革新が融合した中華料理を心ゆくまで楽しめます。香りとスパイスの魔術師、菅谷シェフの手にかかった本格中華のフルコースを堪能できた夜。余韻に浸りながら、今後の「和中華」の世界的な広がりを応援し、活躍を楽しみにしています!
1022/Ten twenty-two
住所:愛知県名古屋市西区那古野1-20-28-2 endoji square 2F
TEL:052-526-7332
営業時間:18:30〜一斉スタート
定休日:日曜日、祝日、不定休有り
https://1022ttt.com/
滋賀結婚記念日旅行「dry river 2nd」オルタナティブ公民館・打明にて開く人気パン屋の2号店≫
カテゴリー │滋賀

滋賀旅の最後を締めくくるこちらは、北比良にあるオルタナティブ公民館「打明-UCHIAKE-」にて、お店を開く人気パン屋の2号店「dry river 2nd」へ。こちらは、旧住所である「打明」から名を取り、地域の皆が風通しの良い交流のきっかけとなる場作りを目的に、2022年に誕生したオルタナティブ公民館。各店舗の通常営業のほか、マルシェや夏祭り、映画上映や勉強会、ワークショップ、LIVEなど学びや遊びのイベントで暮らしに彩りを与える場所として活用されています。

手前右手には、キッチンカー「NINA SPICE」の実店舗として誕生したカフェ「NINA SPICE STAND」にて、タンドリーチキンや店主NINAが季節の食材を用いて作る創作プレートランチに、本格マサラチャイやコーヒー、ラテ、スイーツなどを提供するお店。テラス席は、ワンコOKとなります。その奥には、ハーブショップ&植物療法専門店「Organic Herb Center」も。

そして、目の前の倉庫内には、浜大津で創業13年を迎え、行列の絶えない人気パン屋「BAKERY dry river」の待望の2号店「dry river 2nd」の姿が。店主の干川弦/Yuzuru Hoshikawaさんは、京都でパン屋を営む御実家から独立され、滋賀の湖西エリアに奥様の恵里佳/Erikaさんと移住。大好きなこの地に還元できることを考えていたタイミングで、この物件に出会い、友人と協力して「打明-UCHIAKE-」を立ち上げることを決意し、2号店を誕生させます。現在は、目の前に広がる畑を借りて、自家製小麦の栽培にも注力され、パン作りに専念されています。

シャッターの入口は、カーテンとビニールシートを挟み、防寒対策。オープンの11:30に間に合うように、駐車場で待機するも、本店で毎朝作る焼きたてパンを2号店に運ばれていることもあり、この日は、渋滞で開店時刻に間に合わないとのこと。

少し遅れて店主の干川弦/Yuzuru Hoshikawaさんが到着された頃には、既に店前には長蛇の列を成し、一同が開店を待ち望む状態に。

ショーケース内には到着したパンが整列し、定番の食事パンから惣菜パンに、ハード系やスイーツ系など、およそ30種以上のパンがズラリと並びます。本店オープン当初から変わらずに、国産小麦を使用し、添加物等を入れない、体に優しいパンを提供。

倉庫内は、近隣ショップの商品なども展示販売されており、ちょっとしたマルシェな気分。目に入ったのは、ジビエで作ったペットフードの販売「ジビエ工房Tsuya」の商品。鹿肉好きなショコラも喜びそうなおやつです。

パンを買いに出向いたついでに、北比良周辺の素敵なお店の様子も知ることができそうです。

映画上映などにも使われるスクリーンにステージもあり、ライブなどのイベントも倉庫内で開催できる十分なスペース。イベント情報は公式Instagramを参考に。

列の5番目に並ぶことができた私たち。自分の番が来るまで、何を購入しようか、要チェック。早い時間に売り切れてしまう人気店のため、後ろに並ぶ長蛇を気にしながらも、「遠方からなので、大人買いをお許しください」と心に品定め。

この日のラインナップは、左から「ベーグル」、「エッグタルト」、「ピスタチオクリームタルト」、「いちじくの紅茶煮&チャンクチョコレート」、「アップルデニッシュ」、「マフィン」、「エビとほうれん草のクリームパイ包み」、

「シナモンロール」、「自家製カスタードクリームパン」、「塩バターメロンパン」、「塩キャラメルクリームパン」、「クイニーアマン」

「コーンバター」、「トウモロコシとゴーダチーズ」、「サルサソースのホットドッグ」、「バジルウインナー」、「枝豆と乾塩ベーコンのガーリックバターエピ」、「生ハムときのこ モッツァレラのパン」、「マッシュポテトとゴルゴンゾーラ」、「サーモンクリームシチュー」、

「週替わり食パン」、「玄米粉湯ごね食パン」、「天然酵母白食パン」、「天然酵母グラハム食パン」、「自家製天然酵母田舎パン」、「石挽き全粒粉バゲット」、

右から「えびカツサンド」、「サルシッチャサンド」、「生ハム・アボカド&カマンベールチーズサンド」と、顔付きの良いパンが並びます。

全部で14種類のパンをバランス良く購入し、我が家に戻ってから、友人を招いて「パン祭り」を開催。食べる順を決めて、全てのパンをリベイクしながら楽しみます。

「クロワッサン」280yen
外側がパリッと香ばしく、中はしっとりとした層が幾重にも重なり、バターの風味が口いっぱいに広がります。一口噛むと、サクサクと軽やかな食感が楽しめつつも、噛みしめるほどに豊かなコクが感じられるのが特徴。

「生ハムときのこ モッツァレラのパン」280yen
パン生地はもっちりとした食感で、じっくりと発酵させた生地の風味が感じられ、生ハムの塩気ときのこの香ばしさと旨みが加わり、さらにモッツァレラのコクが全体をまろやかに包み込んでいます。チーズの香ばしさがプラスされ、ワインの当てにも。

「サルサソースのホットドッグ」400yen
もっちり食感でどっしりと食べ応えがあり、ほんのり甘みを感じるパンとスパイスの利いたサルサソースの塩味と具材の旨みのバランスが良い。

「バジルウインナー」280yen
バジルの香りがほのかに感じられ、後味を爽やかにしているおつまみパン。

「枝豆と乾塩ベーコンのガーリックバターエピ」280yen
シンプルエピとは異なり、趣向を凝らしたエピ。カリッとしたクラストに中は程良い弾力があり、枝豆のアクセントがじんわりとコクのある味わい。

「エッグタルト」230yen
軽いパイ生地と、とろりとなめらかで濃厚なカスタードクリームがたっぷりと詰められた素朴な味わいの一品。

「いちじくの紅茶煮&チャンクチョコレート」280yen
いちじくの紅茶煮とチョコの組み合わせが絶妙で、冷蔵庫にあったクリームチーズを挟んで食べてみたら、これまた絶品!

「塩キャラメルクリームパン」260yen
中には、とろりとした塩キャラメルクリームがたっぷり。キャラメルの深みのある甘さに、ほんのりとした塩気が加わることで、甘過ぎることなく絶妙なバランス。

「シナモンロール」220yen
パリパリ、サクサクのシナモンフィリングは、スパイスの香りがしっかりと立ち、甘さとコクが絶妙なバランス。噛むごとにシナモンの深みのある香りが鼻をくすぐります。

「クイニーアマン」270yen
表面のキャラメリゼされたカリッと食感が堪らなく、中には、ゴロッと林檎とカスタードが詰まっており、贅沢な一品。

「マフィン(塩キャラメル)」320yen
しっとりとした生地と甘じょっぱいキャラメルが絶妙にマッチした、満足感のある極上スイーツ系マフィン。

「マフィン(プレーン)」290yen
ふんわりさとしっとりさのバランスが絶妙で、シンプルながらも素材の良さが際立ち深い味わいが楽しめる優しい一品。

「石挽き全粒粉バゲット」35oyen
外側のクラストは、カリッと香ばしく、中はもっちりと香ばしさが広がります。焼き加減が絶妙で、食べ進めるごとに味わい深く感じ、全粒粉ならではの風味をしっかりと引き立てています。アレンジ編では、自家製バジルソースとトマトを添えていただきました。

「天然酵母グラハム食パン(1斤)」420yen
一番美味しかったグラハム食パン。どっしりとした重みがあるのに、リベイクするとサクサクと香ばしく、香り豊かでしっかりとした食感となり、何も付けなくても風味豊かな一品。アレンジ編としては、薄くスライスして、キャベツをたっぷりと添えたホットカツサンドにしてみたら、これまた衝撃の美味しさに!

こだわりの詰まったdry river 2ndのパンたち

私はパンに合うサラダ「林檎とセロリの生ハムサラダ」と「牛蒡ときのことさつま芋の豆乳ポタージュ」を作り、友人たちをお出迎えすると、友人は本格チャイを持参してくれて、至福の「パン祭り」に。〆には「まめやかふぇ」のインドネシア産「ゴールデンマンデリン」を淹れて、スイーツ系のパンも存分に楽しみ、滋賀旅行の土産話にも花が咲き、帰宅後にも滋賀を満喫することができました。また、足を運びたいと思います♪
dry river 2nd
住所:〒520-0503 滋賀県大津市北比良630-1
TEL:お問合せは本店077-572-9822まで
営業時間:11:30〜17:00(売り切れ次第終了)
定休日:日曜、月曜日
駐車場:店前に有
https://www.instagram.com/dryriver2nd/
滋賀結婚記念日旅行「Cosi-cosi/コジィコジィ」月1のみオープンのピッツェリア≫
カテゴリー │滋賀

滋賀県大津市北比良で、月に一度の土日のみオープンするピッツェリア「Cosi-cosi/コジィコジィ」。

店主の清水さんは、普段は会社員として勤務されているため、週末の休日を利用し、月に一度だけオープンされています。一級建築士の資格も持たれており、お店の設計から建築まで、すべて御自身の手で造り上げられたお店。

何処となく「自分の城」といった個性的な雰囲気を醸し出している外観。無造作に置かれているのか、はたまた計算なのか、店前を彩る装飾アイテムたちも含め、パッと目にした瞬間に、スタジオジブリ制作の「ハウルの動く城」を想像してしまったのは私だけでしょうか。

手描きのサインに、ブリキの置物、愛車のバイク、

ピザパドルで出迎えるOPENのサインなど、このお店にかける夢の詰まったこだわりを強く感じる趣。

木造りの温かみのある雰囲気と、南ナポリの片田舎のような素朴さがあり、愛らしい店内も居心地の良さを感じます。

店内は、思った以上に奥行きがあり、二人席の他にもグループ利用も可能な造り。

元々この小屋は、ピザ屋を始めるつもりで建てられたわけではなく、物置きとして、また、友人たちを招いてはBBQをするための場所として、休日を利用して建て始めたのがキッカケとのことで、必要に応じて増築を重ねてきた様子が伺えます。

黒板には、手描きのメニューがあり、定番ピッツァの「マリナーラ」、「マルゲリータ」、「クワトロフォルマッジ」と月替わりの「ペスカトーレ」、「マルゲリータ・サルシッチャ」、「ビスマルク」、「コジィコジィ・スペチアーレ」の4種類に、今月のスープの「さつまいものポタージュ」と、お得な「おつまみセット」に、ドリンクやドルチェのメニューがズラリ。「グラスワイン」350yen!? なんて魅力的なロープライスでしょう!こんなお店が自宅近所にあったら、通ってしまいそうです。月1オープンですが(笑)

テーブル上に置かれた「cosi-cosiができるまで」と書かれた冊子には、「Pizzaが焼けるまでしばらくおまちください」とはじままり、お店の歴史が記されていました。

現在店頭に鎮座する御手製のピザ釜は三代目ですが、まだお店を開く前に、趣味の域からピザへの探究心が高じて、初代ピザ釜を庭に造り、YouTube動画を繰り返し観ては、見様見真似で「なんちゃってピッツェリア」を始めたことを機に、”ピザ”から”ピッツァ”へ意識が変わっていく様子などが描かれています。

「真のナポリピッツァ協会」の存在を知ると、全国の数ある協会認定店やそれ以外のナポリピッツァの有名店へと食べ歩き修行に出向いては、ピッツァ作りへのめり込み、あくなき挑戦へ突き進む店主。その内、初代ピザ釜では満足できず、試行錯誤されながらも小屋の中に二代目ピザ釜を製作。幾度かのピッツァパーティーを開催する内に「釜焼きピッツァ」への情熱はさらに燃え盛り、お店を構えることを念頭に、小屋を本格的に改築することを決意し、キッチン、トイレ、洗面、外壁などにも手を掛け、保健所の許可も。そんな折、友人たちが、夏場の小屋の暑さを懸念し、エアコンを進呈。それを機に、一気に店造りは加速し、お店の顔となる扉の作り替えや客を迎えるテーブル作りに椅子を用意し、看板やインテリアにも精を出し、満を持して、2016年9月18日にピッツェリア「Cosi-cosi/コジィコジィ」をオープンさせます。

それから開店2周年を迎える2018年9月の営業日に、三代目のピザ釜を完成させられ、今に至ります。

コジィコジィTシャツを背負い、「Tシャツ撮って」とお茶目な清水さん(笑)

丁寧に手で伸ばした生地に具を乗せて、

窯の温度を確認しながら、ピザピールを巧みに扱い回転させ、一気に焼き上げていくピッツァ。

縁(コルニチョーネ)はふっくらと膨らみ、ところどころに焼き焦げ(レオパルディング)が付き、完璧な焼き上がり!

6等分の食べやすいサイズに素早くカットして提供。本格的なナポリピッツァに心酔されている清水さんですが、実は、イタリアやナポリには、まだ足を踏み入れていないとのこと。次なる夢は、きっとイタリアでの本場ナポリピッツァ修行ですね!

愛犬家でもある店主と奥様のおかげで、こちらの店内はワンコ同伴が可能。事前予約の際にワンコ連れと申請し、雪が舞う2月の寒空の下、温かな店内で美味しいピッツァに有り付けることに感謝です。

「マルゲリータ」900yen

シンプルにトマトソース・モッツァレラチーズ・バジルのみを使用し、トマトソースの赤に、モッツアレラチーズの白、そして、バジルの緑で、イタリア国旗を表現しており、イタリア王妃マルゲリータに捧げられ、その名を冠した、まさにナポリピッツァの象徴ともいえるピッツァ「マルゲリータ」。葉野菜が美味しいミニサラダが付くのも嬉しい限り。

薪の香ばしさが漂う生地は、もちっと柔らかく、中心部は、チーズとも相まり、とろけるような食感。トマトの軽やかな酸味と甘味が絶妙で、バジルの香りが楽しめる見事なマルゲリータ。粉の風味を存分に味わえるコルニチョーネまでもが美味。

お次は、こちらのお店の名を冠したピッツァのお出ましです。

「コジィコジィ・スペチアーレ」1,500yen

モッツァレラチーズ・レモン・生ハム・ルッコラの組み合わせで、焼き上げた後に、生ハムとルッコラを後乗せすることで、フレッシュさも楽しめ、生ハムの塩気とルッコラの香り、皮付きレモンのほろ苦さ、そして、後味に爽やかな酸味をアクセントに感じ、いくらでも食べ進めることができます。

絶妙な調和で、洗練された大人のピッツは、白ワインが恋しくなるお味。

ワインを嗜まれる方も多いのか、お手頃な価格帯で提供されているところも、好感度大のお店。

この日は、私たちの13周年を祝う結婚記念日であったことから、店主から「月に一度しか開けないうちのお店の営業日と記念日が同じなんて、僕はそんな巡り合わせにご縁を感じます」と、まさかのお祝いをしていただきました。ありがとうございます♪

「パンナコッタとバニラアイスとチョコアイス」
「Auguri felice Anniversario」とイタリア語で、”記念日おめでとう”と書かれた、可愛いカップルのイラスト付きの旗までも♪

気さくな奥様とも話が弾み、この日が初来訪とは思えぬ居心地の良さで、まったりとコーヒータイム。

「コーヒー」
今月の珈琲豆は、ブラジル産の「クイーンショコラ」。木熟させた珈琲豆で、クリーミーなチョコレートの口当たり、キャラメルとナッツの風味が魅力的なコーヒーとなり、デザートにピッタリ。そして、我が家の愛犬ショコラが、クイーンということもあり、そちらにもピッタリ(笑)

かつて、この場所には、看板犬のゴマちゃんが訪れる人々を迎えてくれていましたが、聞けば、今はお空の星に。しかしながら、随所にゴマちゃんの愛らしい姿が残されており、そのつぶらな眼差しと癒しの存在で、今も多くの人の心を温かく出迎えています。

卓上には、もう一冊子が置かれており、「Slow house-太陽と暮らす家-」と題された、店主自費出版の書籍が。こちらは、店主の清水かずふみ/Kazuhumi Shimizuさんが、2006年1月15日に初版した本。以前、大阪に在住し、建築業に関わる仕事の清水さんは、いつからか、田舎暮らしのスローライフの人生に憧れを持ち始めます。「春には花が咲き、夏には海水浴ができ、秋にはキャンプ、冬にはスキーなどのウィンタースポーツができる場所…」と、そんな条件を満たす土地を探し求め、ここ滋賀へ奥様と移住を決意。この時、産まれたばかりの2歳のお嬢さんもいらして、移住先の新居として、新たに家を建てる夢もあり、「OMソーラー」と出会いを機に、新しい土地、新しい家で迎える「プチ田舎暮らし」の様子を包み隠さず記されています。

「書けるうちに形に残しておきたかったんです」と、執筆された時の気持ちを語りながら、書籍を親展してくださいました。

食事を終え、お店を後にする頃、しとしとと降りしきる雪で、辺り一面が雪景色になり、観たことのない白銀の世界に。それでも、温かく出迎えてくれた清水さん御夫妻のおもてなしの心にほっこりと癒され、寒さも忘れ、この雪景色さえも素敵な思い出の一幕となりました。またいつか、月に一度のこちらの開店日に足を運べたらと心からそう願います。
Cosi-cosi/コジィコジィ
住所:〒520-0503 滋賀県大津市北比良1043-55
TEL:090-3722-6989
営業時間:11:00〜16:00、18:00〜20:30(予約の方のみ)
営業日:月に一度の土曜、日曜日のみ
犬同伴:店内可
駐車場:店前に有
https://www.instagram.com/la_piccola_pizzeria_cosicosi/
滋賀結婚記念日旅行「びわ湖松の浦別邸」ワンコファーストの温泉リゾート-蒲生野朝食編-≫
カテゴリー │滋賀

琵琶湖畔に佇むワンコファーストの温泉リゾート「びわ湖松の浦別邸」にて迎える静かな朝。

早朝の湖岸散策では、静寂に包まれた朝の空気がひんやりと心地良く肌に触れ、

刻一刻とグラデーションで彩られていく朝焼けの空は、ほのかにあかね色がにじみ始めています。

雪化粧の比良山を背に、ゆっくりと朝の光を浴びて、

澄み切った空気が流れ込み、清々しい一日の始まり。

まだ少し肌寒さの残る朝、一番風呂へ浸かると、湯に触れた瞬間にじんわりと温もりが広がり、目の覚める思いでリラックス。

湯冷めしない程度に、テラスでクールダウンし、朝の身支度を済ませます。

湯上がりの体が心地良く温まったまま、館内ダイニング「蒲生野/GAMOUNO」へ。朝食時間は、7:30〜、8:00〜、8:30〜、9:00〜の中から選べます。

お席は、ディナー時と同じ個室となり、壁一面の大きな窓から差し込む朝日を浴びながらの心地良いひととき。

朝食のお品書き
朝食は、「和食 or 洋食」から選べるため、私たちは「和食」をセレクト。

「愛犬の朝食サービス」
愛犬の朝食も宿泊費にインクルードされており、「お粥 or ヤギミルクパン」が選べ、「ヤギミルク」もいただけます。我が家のショコラは、パンが大好物のため、「阪急ハロードッグ・eugreen/ユーグリーン」の商品「ヤギミルクパン」をオーダー。

「契約農家直送の手摘みベビーリーフサラダ」
契約農家直送の手摘みベビーリーフを野菜チップスと共にいただくサラダは、卓上に用意された「スイートコーンドレッシング」または「枝豆ドレッシング」のどちらかお好きな方でいただきます。摘みたてのベビーリーフは、柔らかく、香りがあり、苦味は少なく、ほのかな甘味を感じられる美味しい野菜。売店でも販売されていた「スイートコーンドレッシング」は、人気N0.1と言うのも納得の美味しさです。

磨りガラスの素敵なお重箱で提供される小鉢たち。

スライド式の重箱の蓋を開けると、美しく整えられた朝の膳たちがお目見え。

温物「出汁巻き卵と太刀魚八幡巻 特製餡かけ」

「近江米」、「味噌汁」
滋賀県高島産こしひかりを使用した土釜の炊き立て御飯。朝食時間に合わせて炊き上げられているため、香り良くふっくらと艶のある美味しいご飯に、近江で150年続く、老舗店の「九重味噌」の滋賀県産大豆で作った味噌を使用したお味噌汁と共に。

ポワレ「ジャーマンポテト風」
熱々の耐熱ポットで提供されるポワレ。ガーリックを利かせたインカのめざめとベーコンのジャーマンポテト風を自家製ポン酢に付けていただきます。

焼き魚「鮎一夜干し」
頭から骨まで丸っといただける香ばしい鮎の一夜干しで、カルシウムも摂取。

滋賀の恵みをふんだんに感じる見事な朝食膳。

一日の始まりが、この上なく至福なものに。

「ジュース」
ジュースは、「カベルネソーヴィニヨン」、「グレープフルーツ」、「ブラッドオレンジ」の中から選べ、「カベルネソーヴィニヨン」と「ブラッドオレンジ」をセレクト。染み渡るような濃厚さで、目覚めの一杯として身体喜ぶ味わい。

最初は、戸惑っていたショコラも、「ヤギミルクパン」をショコラサイズに千切ってあげると、急に爆食し始めて、あっという間に完食。「おかわりはいかがですか?」と声がけしてくれましたが、一足先にショコラには、持参した朝御飯を部屋で食べさせていたため、丁重にお断りさせていただきました。旅行中は大目に見ていますが、明らかに食べ過ぎです(笑)

デザート「旬の果物とヨーグルト」
ヨーグルトの上に肉球を模したブルーベリーソースのデザインを施した愛らしいデザートに、旬の果実を添えて。

「リラクゼーションドリンク」
デザート時に提供されるリラクゼーションドリンクは、メニューの中から選べるため、「滋賀の煎茶」と「ゆず茶」をそれぞれにセレクト。滋賀県の山間部で栽培された山の茶葉から作られる煎茶は、香り高く、穏やかな旨みを味わえます。疲労回復効果や風邪予防も期待できるゆず茶もほっこりと。

豆乳は大好きなショコラですが、「ヤギミルク」は初めて口にします。「飲んでいいよ」と声がけすると、まずはクンクンと匂いを嗅ぎ、そろりそろりと一舐め。「あれ?これ、美味しい!?」と目をキラキラとさせ、二口目からは、ビックリするほどの勢いで飲み干してしまいました。普段から、手作りのウェットフードを与えているせいか、あまり水分を摂取しようとしないショコラが、あまりにお気に召したようだったので、売店で販売する同じものをお土産に。オランダ産の安心安全な 無添加・無調整の100%「プレミアム・ゴートミルク」は、一般的なペット用ミルクより、消化吸収が良くて 栄養価が高いのも特徴です。帰ってからも、毎日20~30mlを爆飲しています(笑)

愛犬には、日々ストレスを感じることなく、健康で、いつまでも長生きをしてほしいと願い、家族のように絆を紡ぐ飼い主さんは多いはず。そんな想いを胸に、家族として過ごす愛犬との特別な旅行。

この旅が、愛犬にとっても幸せな時間であったことを願いながら、「また一緒に来ようね」と。

愛犬も飼い主も快適に過ごせるよう配慮された、素敵なお宿で過ごす時間も残り僅かとなりました。

11:00のチェックアウトの時間が近付く中、名残惜しさを感じながらも、最後のひとときを楽しむためにテラスへ。

滋賀を満喫するドリンクが冷蔵庫にあったため、「びわ湖サイダー」と「甲賀コーラ」をいただき、爽快なひととき。

ロビーラウンジにて、お見送りに出向いてくださった支配人の大西朝子/Asako Onishiさん。愛犬家でもある彼女は、とびっきりの笑顔で優しくショコラに話しかけてくださり、ワンコとの触れ合いにも慣れていらっしゃるせいか、ショコラも尻尾をフリフリと嬉しそうに近付いていきます。こちらをオープンしたのは、2020年6月と、まさにコロナ禍の真っただ中ということもあり、どのホテル業界もそうであったように、きっと御苦労も多かったはず。しかしながら、開業計画の設計段階から積極的に関わり、愛犬家の大西さんだからこそ気付く、細やかな配慮がこちらには取り入れられていることから、愛犬家にとって、この上なく特別な場所に感じる「松の浦別邸」。ただ「ペットと泊まれる宿」ではなく、愛犬を心から大切な家族と考える支配人だからこそ生まれる気配りで、愛犬家の満足度を高められ、熱く支持されているのだと思います。私たちも滋賀の魅力を感じながら、大西さんのおすすめなども伺うことができ、楽しいひとときを過ごすことができました。

支配人・大西さんの笑顔に見送られながら、お宿を後にし、「びわ湖松の浦別邸」で過ごした時間の温もりが、優しい余韻に包まれ、思わず「いい旅だったね」と二人で口ずさんでおりました。琵琶湖のほとりで、大切な家族とともに過ごす穏やかなひととき。愛犬との旅行の思い出が、さらに特別なものになる、そんな魅力が詰まったお宿です。
びわ湖松の浦別邸
住所:〒520-0513 滋賀県大津市荒川711-1
TEL:077-592-2727
全室:ワンコ同伴OK・温泉露天風呂付き
https://www.matsunoura.com/