新緑が眩しい季節到来の4月下旬に足を運んだ三重・伊勢の旅は、伊勢市にある「
伊勢神宮」の内宮(ないくう)に隣接する観光スポット「
おかげ横丁」からスタート!「おはらい町通り」や「おかげ横丁」は風情ある町並みで、湯気立ちのぼる屋台グルメが軒並み続き、伊勢の伝統料理や郷土グルメに工芸品やお土産ものがギュッと詰まった食べ歩き天国。そして、愛犬も一緒に楽しめる観光スポットだけに、愛犬家としては最高の場所。食べ歩きの楽しさを存分に味わった一日をご紹介します!
伊勢神宮内宮の宇治橋前から猿田彦神社方面へ真っすぐ続く通りが「おはらい町」。宇治橋から五十鈴川に沿って続くおよそ800mの美しい石畳の通りには、お伊勢さん特有の切妻・妻入り様式の町並みが軒を連ねます。
風情があり、何処を切り取っても画になる風景
食べ歩き一軒目は、御幸道路から「おはらい町通り」に入り、直ぐ見えてくる「川西屋(やきもの泰二郎)」。おはらい町の名物グルメのお店で、ぜひ押さえておきたい逸品の「玉子焼き」があります。人気店は午後になると行列を成すため、土日祝は朝8時、平日は朝10時の開店とともに向かうことをおすすめします。
陶芸作家の川西泰二郎の作品が並ぶ「やきもの泰二郎」で販売する「川西屋」の玉子焼き。地元の明和産の卵を使った玉子サンドや玉子焼きが話題となり、目の前で焼き上げるふわふわのだし巻き玉子を作る職人技も必見。店内に2〜3人掛けの長椅子が用意されていますが、ほとんどの客が店前で立ったまま頬張る姿が見られます。
厚焼きでボリュームのある「玉子焼き」が1個150円、「玉子サンド」が1個200円と、お安いのも嬉しい限り。
見るからに美味しそうなビジュアルで多くの人の心を掴んでいる「玉子サンド」ですが、この日は、事前にリサーチ済みの人気商品を10種類ほど食べ歩きする予定を控えていたため、食パン抜きの「玉子焼き」にしました。
こちらで提供する「玉子焼き」は、ふっくらと厚く焼き上げられた関西風で、お出汁が溢れ出るほどたっぷりと含まれておりジューシーで、空きっ腹に嬉しい甘めの玉子焼き。
素早く卵液を注ぎ入れ、湯気が立ち昇るほどに熱々の鉄板で一気に焼き、巻き上げていく様子は圧巻の手際良さが光る職人技。
「玉子焼き」150円
陶器の小皿に乗せて「玉子焼き」に爪楊枝を刺して提供してくれるスタイル。食べ終わった小皿は店先にある返却ボックスへ。
食欲をそそる甘い香りと香ばしさに、我が家の愛犬ショコラも、ペットカートから身を乗り出し、堪らない様子で鼻をヒクヒク、クンクンさせてます(笑)
ほんの一口だけですが、小さくしてあげると、食い付き方が尋常なかったです。ワンちゃん用の玉子焼きではないので、飼い主の自己責任ということをご了承ください。
食べ歩きの出だしから、満足度の高い「川西屋」の玉子焼き。「おはらい町通り」に足を踏み入れたなら、“食べておきたい名物”のひとつとなるでしょう。
川西屋(やきもの泰二郎)
住所:〒516-0026 三重県伊勢市宇治浦田1-3-4
TEL:090-3855-6828
営業時間:平日10:00~16:30、土日祝8:00~16:30
定休日:不定休