浜松「パティスリーラヴェリテ」天使音マスクメロンを用いた贅沢なショートケーキをオーダー

カテゴリー │ケーキ・パン浜松





浜松は大平台にある人気のパティスリー「パティスリー・ラ・ヴェリテ(Patisserie La Verite)」へ!



スタイリッシュなデザインの外観に、うさぎが描かれたこちらの看板が目印です。店名の「ラ・ヴェリテ」とは、フランス語で「まごころ・真理」を意味し、パティシエが追求したお菓子をまごころを込めて提供したいと願い名付けられています。



フランス料理店のシェフパティシェなどを経験した実力派のオーナーパティシエシェフ幸田隆右(RYUSUKE KODA)さんは、専門学校を卒業後、「浜松すみれ屋」をはじめ、東京広尾にある老舗フランス菓子店「クレモンフェラン」、「新宿パークハイアットホテル」にて修業。その後、「目白お菓子教室」の講師を務め、西麻布グランメゾン「ザ・ジョージアンクラブ」にてシェフパティシエを務め上げ、2004年に浜松市にて「パティスリー・ラ・ヴェリテ」を開業。奥様と共にパティシエスタッフを抱え営業され、レストランで培われた柔軟な発想から生まれるケーキとして、季節限定の商品や定番商品などをはじめ、ケーキや焼き菓子を提供。我が家でも、普段使いから様々なイベントシーンで利用させてもらっている大好きなパティスリーとなります。



自然光が差し込む明るく温かみのある色調を基調とした店内。開店と同時に伺うと、目の前に広がるショーケースには20種以上のケーキが勢揃いし、輝きを放っています!



定番のマリエやジャンドゥーヤにサバラン、旬のフルーツを用いたタルトやケーキが並び、今時期が旬の苺もあり、色鮮やかなショーケースの前では、迷ってしまう方も多いはず!


贈り物や手土産ものにも便利な焼き菓子も愛らしいパッケージで販売されています。




今回、オーナーパティシエシェフの幸田隆右(RYUSUKE KODA)さんにお願いし、私たちが愛してやまない浜松の宝「天使音マスクメロン」をショートケーキにしていただくことにしました。素材を持ち込んで作って頂くという無茶振りにも関わらず、「様々なオーダーケーキにお応えしますよ」と、快く引き受けて下さいました(感謝)昨年行われた日本最大の洋菓子コンテスト「2022ジャパン・ケーキショー東京」では、幸田パティシエシェフの教え子でありスタッフの一員でもある鈴木香里さんが「第1部デコレーションケーキ部門 2類バタークリーム仕上げ」にて、見事、銅賞を獲得される快挙を成し遂げられています!基本に忠実な技術をはじめ、お客様が喜ぶ顔を見るために多様なリクエストに応えてくれるラ・ヴェリテさんにお任せすれば、間違いありません。



数日後、完成したとご連絡をいただき、受け取りに伺うと、そこには、生クリームをふんだんに使用し真っ白にお化粧した18cmの美しい「天使音マスクメロンのショートケーキ」が待っておりました♪


幸田さん、バレンタイン準備でお忙しい中のオーダーケーキ、有難う御座います!



我が家に持ち帰り、友人たちを招いてのお茶会を開催!



「天使音マスクメロンのショートケーキ」




芳醇な香りととろけるように滑らかなシルキーな舌触りで濃厚な甘味を誇り、他に類を見ない浜松の宝「天使音マスクメロン」に合うように、口溶け滑らかな生クリームに、ジンベースのリキュールにレモンの香りと優しい酸味、カスタードクリームを重ねた上品なショートケーキに仕上げてくれています!



「天使音マスクメロン」に合うように、大好きなブランド紅茶「TWG Tea」のパイナップルや地中海オレンジの果実の甘さがティーカップいっぱいに広がる華やかな紅茶「TEA PARTY TEA」を淹れて、至福の午後のひととき。



完熟メロンを用いたため、皆の第一声が「まるで飲めるケーキ!」と、大きな一口でペロリ!生でも美味しい「天使音マスクメロン」の新たな発見として、贅沢なショートケーキを堪能することができました♪

パティスリー・ラ・ヴェリテ(Patisserie La Verite)
住所:静岡県浜松市西区大平台3-11-14
TEL:053-485-3022
営業時間:10:00~19:30
定休日:火曜日、第1・第3月曜日
駐車場:有(無料)
http://laverite.sweet.coocan.jp/


 

誕生日旅行 in 軽井沢⑤「全国の紅葉ランキング上位でスワンレイクの愛称を持つ雲場池」

カテゴリー │長野




軽井沢の紅葉を求めて旅した2022年11月初旬の誕生日旅行。今回の旅の目的の一つでもある「紅葉」を見るためにやって来たのは、紅葉の名所として長野県では1位を獲得し、全国でも上位にランキングするほどに有名な「雲場池(KUMOBAIKE)」へ!

今回、宿泊した宿泊施設付きフレンチレストラン「オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ(Auberge de Primavera)」から徒歩数分圏内であり、JR軽井沢駅からも2km圏内と好立地に位置しています。雲場池通りを歩き、目印は創作料理を提供するレストラン「雲場亭」の先。「雲場池」自体には駐車場がありませんが、周辺には有料駐車場があります。



「雲場池」は、軽井沢でも有名な観光スポットの一つとなり、大変混み合うため、朝の早い時間の散策がお勧めです。



「御膳水」からの清らかな水を水源とし、六本辻近くにある静かな池「雲馬池」。この湧き水は、江戸時代より水質が良く、量が豊富なため、本陣等に宿泊する武家諸大名・宮公家門跡の御膳に使用されたことから「御膳水」と呼ばれています。


雲場池MAP



紅葉は10月中旬〜11月上旬が見頃となり、訪れた日は天候にも恵まれ、まさに絶好の紅葉狩り日和!



「雲場池」は”スワンレイク”の愛称で親しまれ、地元では”お水端”と呼ばれ愛されています。



「雲場池」正面入口から入って直ぐの景色を前に記念撮影。「雲場池」はペット可となるため、ワンコ連れの方も多くいらっしゃいます。リードやトイレマナーなどをしっかりと守って、他の方に迷惑の掛からないように楽しく過ごしましょう。




春は新緑、秋は紅葉と素晴らしい景色が堪能でき、「雲場池」周辺は1周約1km程の遊歩道が用意されており、美しい景色を鑑賞しながらのんびりとした時間を過ごせます。池を半周するAルートは550m程で徒歩約10分、池を一周するBルートは1,050m程で徒歩約20分と老若男女が気軽に散策できるのも人気の一つ。



紅く色付く木々、木漏れ日の優しい光を浴びて、水面に映り込む自然の美しさにも魅了されてしまいます。


静かな揺らぎで水面を色濃く彩る紅葉の赤や黄色、緑のコントラストが癒しのひとときを与えてくれます。




ドウダンツツジやナナカマドにモミジと様々な色合いで色付きを見せ、まるで鏡のように映る水面。幸いにも、この日は風も無く、リフレクションスポットとして申し分のない見事な絶景を拝むことができました!


紅葉のトンネルをくぐりながら散策する「雲場池」の遊歩道。



落葉し、秋から冬を迎える準備が伺える木々の様子。



半周ルートの折り返し地点に差し掛かるところで、抜け感のある景色が広がり、一息付いて深呼吸。



遊歩道の途中にあるこの木橋を渡って対面側へ進めば半周ルートで帰れます。



木橋からの景観。



水面の煌めき。



ゆったりとした時間を感じる軽井沢らしさが存分に味わえる場所。



カルガモの親子なのか、はたまた夫婦なのか、寄り添って泳ぐ姿が印象的。



紅葉とカルガモ。



優雅に泳ぐ姿も、透き通る池を覗けば、一生懸命に足かく姿が愛おしく見えてきます。




半周ルートを選択したものの、愛犬ショコラの速度に合わせていると、徒歩10分の所を約30分程の時間をかけて、のんびりと歩くことになりますが、そんな時間もまた休日だからこその贅沢となります。


染まる落ち葉の絨毯をサクサクと小気味良い音を立てて歩く愛犬ショコラも楽しそう!




水面に落ちた紅葉は、時間の経過と共に水面下へ沈んでいってしまうため、紅葉が落ちる前に浮かんでいる様子もまた一興。


こちらは軽井沢に到着したその日に宿泊先から歩いて下見に立ち寄った際の夕刻時の「雲場池」の様子。水面一面に紅葉の絨毯が敷き詰められ、池の上とは思えぬ景色も壮観です!



時が止まったかのように水の中に閉じ込められ、アート作品のような紅葉たち。



秋の澄んだ青空と紅く染まる紅葉の共演。




朝食後の散策としては程良い距離の遊歩道となり、見事なまでの「雲場池」の紅葉を満喫。春から初夏にかけての新緑シーズンの「雲場池」もまた違った表情を見せ、清々しい景色を堪能できると聞いたため、その時期にもまた是非足を運べたらと思います♪

雲場池(KUMOBAIKE)
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
TEL:0267-45-8579
軽井沢公式サイト:https://www.town.karuizawa.lg.jp/


 

謹賀新年!京都祇園華舞監修の御節料理”富の舞”で迎える華やかな正月

カテゴリー │おうちでクッキング


【 謹賀新年 】


謹んで新春のお祝いを申し上げます。
皆々様におかれましては、清々しいお気持ちで新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は多くのお力添えを頂き誠に有難う御座いました。
我が家は今年も卯年に相応しい飛躍の年となるよう更なる努めて参る所存です。
皆様のより一層のご支援・ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げ、
新年の挨拶とさせていただきます。




新年を迎える今年の正月花は、「Hanakoubo Kitano(はな工房きたの)」でアレンジメントしていただき、若松、花梅、ピンポンマム、スプレーマム、スイトピー、トルコ桔梗、ストック、千両、満開の状態で出荷される希少な輪菊で大輪のブルーマムに竹結びが入り、松・竹・梅と出揃った大変縁起の良いアレンジメントとなっております。

松・竹・梅は「歳寒三友(厳寒三友)」と称され、寒い冬でも葉が枯れないため、その強さからお正月の「縁起物」として尊ばれ、その他にも菊や南天、千両、水仙など、古来より親しまれてきた正月の花材があり、それらを用いて迎える伝統的な正月花に和モダンなデザインを施し、今年の干支となる卯年の祝い凧を添えて。

厳しい寒波を迎えると予報されていた正月ですが、幸いにも好天に恵まれ、日中は暖かな陽射しを感じ、暖房器具を要さない心地良い元旦となりました。



朝から夫婦二人でキッチンに立ち、あれやこれやと準備に精を出すものの、今年は京都祇園「華舞」料理長:前田重博監修の御節料理をお取り寄せして楽をさせてもらい、いつもは陶芸家の器に盛り込む御節料理でしたが、今年は幸せを重ねるという意味を持つ重箱に詰められた本格的な御節料理を楽しみながら華やかな食卓を迎えます。


正月らしく紅白カラーをイメージし、差し色に金や黄色を入れ込み、彩りを意識した盛り付けを心掛けて。



「伊勢海老の刺し盛り」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga) gen 大皿 Φ420」




昨年同様に伊勢海老を主役に盛り込んだ刺し盛りは、中央に丸ごと一匹の伊勢海老に金箔、鮪、鯛、生雲丹、いくら、サーモン、タコに、築地の出汁の利いた旨味溢れる玉子焼きを梅型に型抜きし、静岡産本山葵を添えた豪華なひと皿。


京都祇園「華舞」料理長:前田重博監修の御節料理「富の舞」


八坂神社の赤いろうもんを回り込む緩やかな坂道沿いに佇む、築100年余りの京町家を舞台に、祇園の華やかさを受け継ぐ懐石料理を提供される京都祇園「華舞」。その料理長を務められる前田重博さんが監修され、本格的な和風御節にこだわり、日本料理の伝統技術を用いて一品一品丹精込めて腕を振るわれた豪華な御節は、6.5寸の三段重(4〜5人前)となり、全59品目が見事に盛り込まれています。


「壱の重〜温かで、恵みあふれる年を願い〜」




壱の重は、伊達巻き、烏賊雲丹蟹味噌和え、雲丹博多、紅蒲鉾、白蒲鉾、合鴨スモーク、スモークサーモントラウト、スタフドオリーブ 、サーモンマリネ、真鯛きずし、海老錦手まり、紅白なます、若鶏黄味焼き、鱈子旨煮、明石蛸柔らか煮、焼き湯葉柚子味噌巻、たたき牛蒡、活あわび福良煮、高野豆腐含め煮、梅麩、絹さや、三色餅玉ちらしの全22品。


「弐の重〜幸せな、喜びに満ちた年を願い〜」




弐の重は、蟹の酒蒸し、いくら醤油漬け、鶏新丈青海苔風味、田作り、日向夏網笠、百合根甘露煮、たら旨煮、烏賊雲丹焼きかんざし、海老二身寄せ、クリームチーズほうじ茶、わらび餅のせ、黒胡麻豆腐笹巻き、にしん甘露煮、真鯛焼き漬け、湯葉ちりめん山椒 、桜麩含め煮、粟麩含め煮、帆立鼈甲焼き、海老艶煮、なまこぽん酢和え、焼き穴子、ほたるいか早煮の全21品。


「参の重〜良縁を祈り、実り結ぶ年を願い〜」




参の重は、金箔黒豆、明太子昆布仕立て、子持昆布松前漬け、桜金団、甘栗甘露煮、鮭幽庵焼き、くるみ甘露、あわび入り貝雲丹和え、銀鱈西京焼き、数の子鼈甲漬け、松前漬け、蟹香り漬け、ずわい蟹甘酢和え、子持昆布、からすみ、菊花だいこんの全16品。どのお重にもバランス良く高級食材を盛り込み、それぞれが嗜好を凝らした三段重。縁起物の食材を用いて、一品一品の素材や製法にこだわりを持ち調理された様子が伺え、京料理ならではの上品な味わいを堪能でき、新春に相応しい優雅な御節料理となります。


「握り寿司三巻」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga)mars平皿 Φ250」




毎年、正月になると鮨好きが高じて寿司職人としてカウンターに立っていた時期を思い出しながら握ってくれる主人の握り寿司。手前から鮪の赤身、サーモン、鯛は柚子皮を添えて。



刺し盛りのネタから拝借した刺身は身厚で形が握り寿司に向いていないため、飾り包丁を入れ食べやすくアレンジ!鮪は格子状に存在感を露わに、サーモンは扇状に握りやすいように縦に、鯛は開いて幅を広げシャリを包むようにふんわりと握っています。


「こぼれ寿司」
器:「Shimoo Design 浮様 丸盆 φ280」




寿司屋の手巻き寿司用の海苔を炙って、シャリを丸め、零れ落ちるほどのネタを添えた、その名も「こぼれ寿司」。一口で頬張れば、海の恵みが爆発する衝撃的な味わいで贅沢極まりない一皿!


「こぼれ寿司:いくら」


大粒で輝かしい醤油漬けの特選いくらを溢れるほどに盛り付けたいくら好きには堪らないこぼれいくら。



「こぼれ寿司:雲丹」


磯の香りに魅了され、濃厚で上品な甘みを感じられる至極のこぼれ雲丹。



「関東風お雑煮」



素材それぞれを和風出汁で下茹でしてから、薄口醤油と味醂、日本酒を少々入れ、合わせ煮し、友人宅から頂戴した搗き立てのきび餅を焼いてから添えて盛り込むあっさりとした関東風お雑煮。



彩り鮮やかで風味豊かな金時人参は大小のサイズでねじり梅の飾り切りにし、蕪は茎を少々残してくし形に、ほうれん草はバラけぬように結びにし、焼いたきび餅を添えて、菊の花を散らせば完成です!


「富山・新湊かまぼこ 越中巻(赤巻・昆布巻)」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga)gen台皿 Φ200」


主人の実家でもある富山を代表する蒲鉾・越中巻。創業80年の伝統技術を守り続ける「新湊かまぼこ」を富山土産で頂いていたため、縁起物として食卓へ。


「自家製・蕪の柚子漬」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga)gen小鉢 Φ130」




「黒龍酒造・黒龍 大吟醸 龍」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga)呑みすぎる杯」



準備が整い、今年も豊かな元旦を迎えることができた我が家。釋永岳の呑みすぎる杯を片手に日本酒で乾杯です!

ワインの熟成を応用し、1975年に全国に先駆けて発売された「黒龍酒造」のロングセラー大吟醸となる「黒龍 大吟醸 龍」。しなやかで繊細且つ上品な味わいと喉越しの良さが際立ち、ふくよかで優雅な後味が印象に残る旨味豊かな大吟醸!



活きたアワビを丁寧に下処理し、ふっくらと柔らかく炊き上げた極上の一品!鮑の香りと肝の旨味が酒の当てに最高です!


「巖邑堂の上生菓子」
器:「Shimoo Design 浮様 丸盆 φ280」
「薄茶」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga)áge鉄鉢 φ130」



今年も昨年同様に浜松の老舗和菓子店「巖邑堂」の上生菓子を用意。




正月を飾る上生菓子は4個・6個・8個入りで販売されており、こちらは6個入りを購入。手前右から、「干支まん頭、春の薫、松の雪、紅梅、玉箒、栗きんとん」の6種類。愛らしい今年の干支の兎も加わり、練り切りや求肥、餡など、上品な甘さの和菓子がそれぞれに楽しめます!


食事をゆっくりと楽しんだ後に、薄茶を点てて、上生菓子を摘む優雅なひととき。



愛犬ショコラの羨む顔も昨年同様(笑)こんな平穏な日常が送れる新年に感謝しかありません。



2023年が皆々様にとって明るく希望に溢れ、
兎のようにピョンピョンと跳ね上がる飛躍の一年となりますように。
本年も我が家をどうぞ宜しくお願い致します!




 

銀座・二年連続ミシュラン一つ星フレンチ「レストラン ラルジャン」へ台湾友人家族を御招待!

カテゴリー │横浜・東京・その他




銀座四丁目の交差点、銀座駅に直結し、和光時計台前に聳え立つ「GINZA PLACE(銀座プレイス)」。外観デザインアーキテクトとして国際的にも評価が高く日本への造詣も深い「クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)」を起用し「FRETWORK(透かし彫り)」をモチーフにしたファサードは、エレガントで個性溢れるデザインとして一際目を惹きます!



銀座の真ん中に位置し、和光時計台を目の前にする「GINZA PLACE(銀座プレイス)」1階で、今回待ち合わせをしているのは、台湾のポルシェ倶楽部のメンバーの一人であり、仲良くさせていただいているMario Fangとその御家族たち!



「GINZA PLACE(銀座プレイス)」1階には、日産ブランドをグローバルに発信する拠点として「NISSAN CROSSING」ショールームとなり、2階はカフェが併設されています。



エントランス正面の1Fシリンダー型ショーケースでは、歴代フェアレディZのミニカーで飾られたクリスマスツリーを12/25(日)まで展示しており、スポーツカー世代の街行く人の視線を集めています!



銀座の賑わいを感じるこのビルの7階に位置し、2020年12月11日にオープンし「ミシュランガイド東京2022・2023」において、二年連続で一つ星を獲得した「レストラン ラルジャン(Restaurant L’ARGENT)」にMarioファミリーを御招待し、一緒にランチミーティングと参りましょう!



「銀」の意味を持つ店名は、この街に今までなかった新しい価値を伝えたいという思いから付けられています。



シックでモダンなモノトーンにグレーを基調とし、スタイリッシュなデザインで統一した落ち着いた空間となり、こちらがメインダイニングになります。


レストランもクリスマス仕様に。



この日は個室を貸切、MarioとMarioファミリー(Marioの奥様Cindyと、二人の愛娘Silviaと、Cindyのお母様Gloriaと、私たち夫婦の6人でゆったりとした時間を過ごします。



Mario Fang


世新大學公共關係暨廣告學系 兼任副教授、新興企業「CellWine」創設者兼社長、台灣肝炎醫療策進會 秘書長
台湾で有名な戦略的および創造的な専門家であり、マーケティング、PR、デジタル、
および広告業界で20年以上の経験がある実業家。
その経験を活かし、台北の大学の広報および広告学科の長期講師および副教授も務め、
教科としてPR マネジメントやPR 戦略・計画、PR ケーススタディなどのカリキュラムを作成し講義も励んでいます。
そしてワイン愛好家としても有名で、世界中のワインラヴァー達と
自身が立ち上げた「CellWine」のアプリケーションにて交流を重ね、
2022年には台北にて「CellWine」の最初のストレージセラーを開設してます。




今回の来日では、クリスマスに向けて、1週間の休暇滞在を予定しているMario'sファミリー。銀座のホテルを滞在の拠点にし、連日連夜ビッシリと過密なレストランスケジュールで埋まっていると聞いています。そんな多忙なスケジュールにも関わらず、コンタクトをしてきてくれたMarioに感謝し、特別にハーフコースを用意していただきました。何故なら、彼らは夜に「みかわ是山居」の天ぷらが待っているからです(笑)

加藤シェフ自身が日本全国から厳選した食材を配するメニューには、生産地も開示。加藤シェフの生み出す料理は、培ってきたフランス料理のベースに北欧のエッセンスを取り入れつつ、日本ならではの風土豊かな食材を用いて、銀座から発信する此処でしかないモダンフレンチを提供しています。



支配人の小倉希望(Kibou Ogura)さんから「オーナーより」と1本プレゼントしてくださったシャンパーニュを開けていただきます!私たちからもMarioに、日本初入荷のChampagne「Jacques Lassaigne × Kisui Nakazawa」を贈呈。



開口一発、流暢な中国語で自己紹介をしてくださった小倉支配人。中国語はそれしか話せませんがと仰り、その後は、英語でスマートにサーヴしてくれる姿がとても印象的でした!(感謝)


4年振りの再会を祝して乾杯!
Best wishes to Mario and Mario's family during this holiday season!!



「J. ヴィニエ・シャンパーニュ・オラ・アルバ・グラン・クリュ」


コート・デ・ブランにクラマン、オワリー、シュイィの3つのグラン・クリュを持ち、シャルドネだけを栽培しているJ.ヴィニエ。9代目当主のナタリーが畑とセラーを担当し、弟がビジネスを担います。家族ぐるみの友人で、醸造家兼生物学者でもあるセバスチャン・ニケルと協力しながら、真のテロワールを追求するシャンパーニュ。日本ラヴァーの当主で、毛筆のようなエチケットにも注目。熟した力強いアッタクでハチミツやスパイス、生姜の香りに、ナッツのビスケットやエキゾチックなトロピカルフルーツのニュアンスで溢れています。


一品目と共に加藤順一(Junichi Kato)シェフが出向いてくださいました。



シェフ:加藤順一(Junichi Kato)


1982年生まれ、静岡県掛川市出身。
2003年辻調理師専門学校フランス校卒業。芝パークホテル「タテル・ヨシノ」に入社。
2007年「オテル・ド・ヨシノ」でスーシェフに。2010年パリ「アストランス」ではパスカル・バルボ氏のもとで働く。
2012年デンマークの「AOC」、「レストラン・マーシャル」を経験後帰国。
2015年に「スブリム」のシェフに就任し、ミシュラン一つ星を獲得。
2020年12月、銀座「ラルジャン」のオープンに伴い同店のシェフに就任し、
此処でも二年連続でミシュラン一つ星を獲得。
ゴ・エ・ミヨ(Gault&Millau)」では3トックを獲得し、現在に至る。



「鳥取 ズワイガニ」


一皿目のアミューズブーシュは、鳥取のズワイガニをたっぷりと用いた一口サイズのフィンガータルト。ほうれん草のピューレに優しいフランの味わいが馴染み、アクセントに添えた静岡産フレッシュキャビア「HAL CAVIAR(ハルキャビア)」の塩気がベストマッチング!


見目麗しい前菜の登場!



ホワイトグリーンカラーのソースを纏わせれば完成です!



「鹿児島 カンパチ」




カンパチをマリネし、相性の良い林檎との組み合わせ。ハーブのサラダ、西洋山葵のパウダー状シャーベットを添えて。繊細で軽やかなテイスト、フレッシュな林檎の酸味と甘味にカンパチとのハーモニーが素晴らしい一皿です!


「自家製パン サワードウブレッド」


ライ麦をベースにした自家製パン・サワードウブレッドは、ホエイとエビスビールを用いています。何故、エビスビールに限定するのか?というのも教えてくれました。此処のビルの地下2階にもあるビヤホール「銀座ライオン」の一号店が同ビルの住所と同じ銀座五丁目八番地一号であったという歴史的なことを踏まえて、「銀座ライオン」のエビスビールに限定して使用。自家製酵母は、加藤シェフがデンマークでの修行時代にパン屋に在籍されていたこともあり、そのパン屋で使っていた酵母を培養したものを持ち帰り、現在も活かされています。ライ麦の香ばしさとしっかりとした旨味を感じるサワードウブレッドには、毎朝、作り上げているフレッシュなバターと、焦がしバターとバターミルクを合わせた濃厚なホイップバターの二種を添えて。この日はキャラメルとナッツテイストで楽しみます!


メインディッシュの登場です!



「北海道 蝦夷鹿」




蝦夷鹿のしっとりと柔らかく濃い味わいの内腿をロースト。カシスで作るシートを纏わせて、花びらに模したビーツのピクルスやローストしたアンディーブを添えて。赤ワインを煮詰めて胡椒を利かせたソースポワヴラードの濃厚さにカシスの酸味が良く合います!


儚げなデンマークの冬を模したデセールの登場!



「ラムレーズン」




加藤シェフが修行したデンマークの寒い冬の景色を表現した一皿。バニラと生クリームをパウダー状にし雪をイメージし、中には自家製で漬け込んだラムレーズンのアイスクリームにバナナのピューレを添えて。SDGsを意識して、料理に使用するエストラゴンの茎を捨てずにカカオパウダーをまぶして枯れ枝に見立てた素敵なアプローチ。爽やかな香りと濃厚なラムレーズンの組み合わせが大人の味わいを醸し出しており、冬を堪能するに相応しい秀逸なデセール!



料理説明の英語のアナウンスに対して、娘のSilviaが随時中国語に通訳し、祖母のGloriaに説明してくれており、おばあちゃん想いのSilviaの温かな家族愛を感じる一幕。



アメリカの大学に在学中のSilviaとは、この冬休みが終われば、また離れ離れの生活が始まるとのことで、家族での時間をとても大切にされている愛溢れるファミリーです!



ミニャルディーズの登場に、球体の器を見て「持ってる、コレ!」とCindyからすかさずコメントが入りました(笑)


「本日のミニャルディーズとコーヒー」




加藤シェフの生まれ育った静岡県が誇る掛川茶を用いたボンボンショコラ。半球体で惑星のように美しい施し。



紅茶のアールグレイとキャラメルを使った濃厚なチョコレートムース。アールグレイ好きな私のお気に入りでもあります!



銀座界隈を飛び回るミツバチから採れる高貴な銀座はちみつを使った四層のケーキ、マカロン、レモンのマシュマロ。



今回、特別に皿数を少なくしてもらえたおかげで、少食の私たちにはベストな量で、最後のミニャルディーズまでペロリと美味しく平らげることが出来ました!



食後に眺望の良いテラス席へ移動し記念撮影。銀座和光時計台を正面に見下ろす風景は何とも贅沢なロケーションとなります!


時計台を背景に家族写真。



Gloriaさん、Silvia、Cindy、Marioの素敵な家族たち。
Thank you for coming to today!! I hope to see you soon  in Taiwan!!



最後に加藤シェフを交えて一緒に記念撮影を。


今回は、Marioたちのスケジュールと胃袋の関係で特別にハーフコースにしていただきましたが、Marioからは「再訪したい!」と嬉しいメッセージをいただけて、皆さんにお気に召していただけたようで嬉しい限り。次回は是非フルコースで堪能してもらえたらと思います!再見大家!

レストラン ラルジャン(Restaurant L’ARGENT)
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座5-8-1 GINZA PLACE7F
お問合せTEL:03-6280-6234
予約専用番号:050-5384-9609
営業時間:
火~日・祝・祝前:ランチ11:30~15:00(L.O.13:30)
火~日・祝・祝前:ディナー17:30~23:30(L.O.20:30)
Bar:16:00-23:00(L.O.22:30)
定休日:月曜日
https://largent.tokyo/


 

「聖なる夜に我が家で愛犬ショコラと過ごすクリスマスディナー2022」

カテゴリー │おうちでクッキング




聖なる夜に大切な家族と共に過ごすクリスマス。皆様はどんなクリスマスをお過ごしになられましたか?
我が家では、毎年決まって、混み合うクリスマス時期のお出掛けディナーはせずに、お家でしっぽりと迎えるクリスマスディナーとなります!愛犬ショコラを迎えてからは特に、夜のお出掛けをすることも少なくなりましたが、寒い冬は暖かいお家が一番です♪



今年は家具も新たに北欧ヴィンテージで統一した我が家。北欧の冬をイメージし、雪を纏ったツリーにオーナメントとLEDを飾り付け、真っ赤なリボンが愛らしい温かみのあるクリスマスツリーに。テーブルコーディネートはクリスマスらしく、白髭サンタの真っ赤なテーブルランナーに、赤いランチョンマットを敷いて、松ぼっくりのリースを添えて。よりクリスマスらしさを感じるために新たなお仲間として、テーブルには富山の木工作家ユニット「Shimoo Design」の人気商品「とんがりサンタ(コッパー)」にも参加してもらいましょう♪


キャンドルを灯したクリスマス



愛犬ショコラもサンタのフード付きマントで着飾り、ショコラサンタとして準備は万端です!




今年のChampagneは、台湾の友人SommelierのAlex Tsaiからリクエストのあった「ジャニソン・バラドン キュヴェ・ノエル(Janisson Baradon Brut Cuvée Noël)」。にしました!


「ジャニソン・バラドン キュヴェ・ノエル
(Janisson Baradon Brut Cuvée Noël)」


「シャンパーニュの未来を切り拓く8人」の一人シリル・バラドンによる、クリスマスをモチーフにした日本限定の可愛らしいデザインボトル。台湾でSommelierとして活躍するAlexは、毎年この限定ボトルをコレクションしているようで、こちらの日本限定を購入しておいて欲しいとのリクエストメッセージがあり、ゲットすることに。クリスマス限定ボトルということもあり、クリスマスの食卓を彩るに相応しいポップなデザイン。贈り物にも喜ばれることでしょう!品種は、ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%で柔らかな口当たり、コクがあり、蜜を感じるふくよかな味わいでバランスの優れたシャンパーニュ!


「前菜盛り合わせ」
器:「釋永岳」gen シャーレ




上から時計回りで、ドライトマトのオリーブオイル漬け、シンケンアスピック(豚ハムのゼリー寄せ)、生ハム林檎、一口サイズのほうれん草のキッシュ、ハーブローフ、海老のホワイトソース、ミニペンネのトマトソース、帆立のマリネ、オリーブ漬け、いくらとスモークサーモン・ディルの香り、それぞれが品のある優しい味わいでワインのお供に最適な盛り合わせ!


「シーフードのコンソメゼリー寄せ・ツリー仕立て」




ボイルした海老や帆立をコンソメのゼリーで寄せたさっぱりとした一品。赤黄のパプリカとアスパラガスの緑でクリスマスカラーを彩ったツリー仕立てに。


「新漬オリーブ」


国産オリーブ農園「クレアファーム(CREA FARM)」の静岡・日本平と藤枝の自社農園で今年採れたばかりのオリーブを塩水で漬けたフレッシュな新漬オリーブ。


「オマール海老のビスク」


オマール海老の濃厚な旨味を引き出し、トマトと香味野菜が溶け合った贅沢なポタージュ。



「胡桃入りフランスパンとピスタチオ入りモルタデッラ」
器:「Shimoo Design


パンは「ブリレ(Brille)」で調達。バゲット生地に砕いた胡桃入りの香ばしいフランスパンに、ピスタチオ入りモルタデッラを添えて。


「パッケリ ボロネーゼ」
器:「釋永岳」áge鉄鉢


ワインの当てとなるように、摘み安い筒状のショートパスタのパッケリをきのこと合わせたボロネーゼソースで。



「真鱈と魚介の自家製エスカルゴバター」


軽く塩胡椒し、小麦粉を纏わせた真鱈をガーリックソテーし、ムール貝や海老、トマトを加えて、自家製エスカルゴバターと白ワインで蒸し焼きに。


赤と緑のクリスマスカラーを意識して作る一皿ひと皿。濃厚なエスカルゴバターはパンに付けても美味しい!



「モンジャール ミュニュレ ヴォーヌ ロマネ 2017
(DOMAINE MONGEARD-MUGNERET VOSNE-ROMANEE)」


「ブルゴーニュの宝石」と讃えられる銘醸村ヴォーヌ・ロマネ。品種はピノ・ノワール100%で、チェリーやストロベリー、森の下草のニュアンス、アロマ豊かで肉付きが良く、果実味とスパイスのバランスが良く、熟成を経た厚みと華やかな芳醇さが印象に残る美味しいワイン!


「鴨のコンフィ きのこのクリームソース」




低温の油で煮るフランス料理の調理方法コンフィ。柔らかに身がほぐれ、旨味が凝縮された鴨のコンフィに、きのこの旨味がたっぷりと感じられる濃厚なクリームソースを合わせ、付け合わせには芽キャベツ、ラディッシュ、小男爵のバターソテーを添えて。


椎茸が苦手な主人には添えない大きな椎茸を私の皿にはガッツリと添えて(笑)




身はほろほろに柔らかい状態ですが、皮面だけバーナーでパリッと焼き付け仕上げることによって香ばしさもプラスし、最高のご馳走に!



いつもは錦爽鶏のササミと野菜を主食とするショコラですが、この日ばかりは特別に、ソースの付いていない鴨のコンフィを少しだけお利口にしていたご褒美にあげると、それはそれは、満足気に召し上がってくれました(笑)


「白カビカルパス、コンテ、ミモレット」


東京のチーズ専門店「フェルミエ(Fermier)」のチーズたち。スイスとの国境、フランシュ・コンテ地方の名産品「コンテ」の少々若い8ヶ月熟成と、フランス語で”半分柔らかい”という意味を持つ「ミ・モレ(mi-mollet)」から名を取った、18ヶ月熟成の「ミモレット」。岩手の「館ヶ森アーク牧場」にて作られている白カビで約1ヶ月かけて熟成させた館ヶ森高原豚のサラミ「白カビカルパス」。


パティスリー・ラ・ヴェリテ(Patisserie La Verite)のケーキ」
器:「釋永岳」gen台皿


クリスマスケーキは今年も、浜松は大平台にある人気パティスリー「パティスリー・ラ・ヴェリテ(Patisserie La Verite)」のケーキたち。夫婦二人で食べるにワンホールケーキは要らないため、味わいの異なるケーキを3種用意。


「ノエル ポンム(Noël pomme)」


真っ赤なドーム型が可愛い「ノエル ポンム」。林檎のムースの中に「マリアージュ・フレール(MARIAGE FRERES)」の紅茶・マルコポーロを使ったゼリーを忍ばせたムースでクリスマス限定のケーキとなるこちら。公式Instagramを拝見し、マリアージュフレール好きな私はこちらを目当てにゲット!林檎の甘みと甘い香りが特徴のマルコポーロの風味が滑らかなムースに感じられるとても品のあるケーキ!


「ジャンドゥージャ(Gianduja)」


濃厚でリッチな光沢のあるグラサージュショコラの中には、滑らかで上質なミルクチョコレートのムースがナッツの香ばしい香りを纏って、チョコレート好きには堪らない極上の一品!


「モンブラン(Mont Blanc aux marrons)」


土台はさつま芋のような味わいのフランジパーヌ、無糖のクレームフェッテに丸ごとの栗、濃厚なマロンクリームとの組み合わせが絶妙!


マリアージュ・フレール(MARIAGE FRERES)
紅茶・マルコポーロ(MARCO POLO)


時の権力者フビライカンに仕えた探検家マルコポーロの名を冠した紅茶は、中国とチベットの花と果物が使われ、蜂蜜やバニラ、キャラメルを想わせるなめらかな甘みを楽しめる紅茶。このマルコポーロを使用した「ノエルポンム」のケーキに合わせて、〆のドリンクは珈琲ではなく紅茶にして大正解!

クリスマスJazzをBGMに、ワイン片手に作っては食べ、食べては飲んでと、ゆったりとした時間を感じながら食事を楽しむ我が家のクリスマスディナー。皆様にとっても、きっと良いクリスマスであったことでしょう♪

Joyeux Noël, bonne et heureuse année 2023!
(メリークリスマス、幸せな新年2023年をお迎えください!)




 

「池照御夫妻をお招きし出張シェフのフルコースを堪能するクリスマスパーティー」

カテゴリー │おうちでクッキング




本格的な寒さがやって来た12月のとある日の夜。我が家に友人御夫妻をお招きし、出張シェフに腕を振舞ってもらいながら、イタリアンのフルコースディナーを堪能する一足早いクリスマスパーティーを開催!



ダイニングのアンティークライティングビューローの上には、今年、やっとの想いで手に入れた念願の「Shimoo Design」のとんがりサンタ(コッパー)と、松ぼっくりツリーを飾り、さり気なくクリスマスを演出。



この日のテーブルコーディネートは、ウェルカムプレートはドイツの「Rosenthal(ローゼンタール)」。松ぼっくりのリースに西洋南瓜とウッドスタンドのキャンドルをあしらい、ブラウンを基調にセッティング!



この日、鎌倉より足を運んでくれた池照直樹さんと佳代さん御夫妻とは、縁あって「鎌倉古今」のオーナー支配人:松宮大輔さんより御紹介いただいたことをキッカケにお付き合いさせていただいております♪


池照直樹
群馬県生まれ。92年、上智大学理工学部卒業。
日本コカ・コーラ、日本オラクル、ミスミを経て、2006年に起業。
さらに米国マイクロソフト、エノテカ執行役員、ゆこゆこホールディングス代表取締役社長・執行役員を務め、
2016年より顧問としてカインズのデジタル戦略を推進。
2019年7月より、同社デジタル戦略本部の本部長を務める。
(プロフィール:となりのカインズさん より)


池照佳代
高校卒業後に米国でTESL(Teaching English as a Second Language)を学び、帰国。
英会話学校での講師・学校運営を経験したのち、1992年マスターフーズ(現マースジャパン)に人事職で入社。
その後、フォードジャパン、アディダスジャパン、ファイザー、日本ポールにて一貫して人事を担当。
2006年、法政大学経営大学院にて経営学修士(MBA)取得。
同年、子育てと仕事の両立を目指し株式会社アイズプラスを設立。
組織向けにコンサルティングを提供する中でEQ(感情知性)の重要性に気づき、
以降、制度設計、人材・組織開発、キャリアデザインなどにEQを取り入れたプログラムを独自に構築し提供している。
著書に『感情マネジメント−自分とチームの「気持ち」を知り最高の成果を生みだす』(ダイヤモンド社)。
(プロフィール:株式会社インタラクションプロ より)




今回のテーブルコーディネートの中には、ところどころに「カインズ(CAINZ)」の商品を織り交ぜてコーディーネートしたことをお伝えすると、池照さんの奥様:佳代さんが「あ!これカインズに売ってる!」と素早く反応してくださいました(笑)キャンドルを添えたウッドスタンドは、インテリア工作に使える「焼桐円柱」を高さ違いで購入し代用!まるで最初からキャンドルスタンドであったかのようなナチュラルさで、違和感知らず(笑)



カトラリーレストに使用したのは、室内壁の装飾用のDIYに使える「かるかるブリック(軽量レンガ)」を代用!「Cutipol(クチポール)」のカトラリーのブラウンに合わせて、濃い色合いをチョイスしましたが、軽くて、洗える軽量レンガのため、とても使いやすかったです!カインズ商品を本来の用途とは違う使い方もできるというアイディアを面白がってくださり、一発目のサプライズは大成功です!


Champagne「Jacques Lassaigne × Kisui Nakazawa


日本初入荷のChampagne「Jacques Lassaigne × Kisui Nakazawa」にて乾杯!モングーのモンラッシェと呼ばれる「ジャック・ラセーニュ」が収穫年の個性を最高の形で表現した究極のシャンパーニュ「レゼルヴ・エクストラ・ブリュット」。樹齢50年の畑を含む2015年をベースに2010年からのリザーヴワインを使用。モングーのシャルドネらしいピュアな酸と豊かなミネラル感、熟度の高いエキゾチックなフルーツのアロマ、シルクのような泡立ちが特徴的なブラン・ド・ブラン。ステンレスタンクにて発酵熟成し、ドザージュゼロの繊細さが和にも洋にも合う厳かなシャンパーニュです!



今回の出張シェフは、付き合いが長く信頼のおけるイタリアンシェフ山田芳国(Yoshikuni Yamada)。県内の有名なイタリアンレストランやフレンチレストランでの修行を活かし、自由なスタイルで活動をしているため、この日の提案も快く受けてくれました!



この日は、池照さん御夫妻の御子息:池照貫吾くんがプロのウインドサーフィンをされており、一般社団法人日本ウインドサーフィン協会(JWA)が主催する「TSUKASA浜名湖フリースタイル選手権2022(JWA JAPAN TOUR 2022-23 FREESTYLE 第4戦)」に出場されていたため、審査&応援に来浜。



この日のために用意してもらったメニュー構成は、サプライズを含む全8種のフルコースでオーダー!


「バーニャカウダ」


色とりどりに添えられた野菜は、浜松の「ファーマーズマーケット」や袋井の「とれたて倶楽部」と地場の旬野菜を用いた「バーニャカウダ」からスタート!少しソテーした香ばしい温野菜の甘みや、シャキシャキとフレッシュ感のある生野菜を用意し、それぞれがソースと合わせた時にメリハリを感じるバーニャカウダに。クラシカルでシンプルなソースにすることで、野菜本来の旨味をより引き立てるように工夫されています。



一品一品を作り盛り込みながら、サーヴまでもしてくれるという、贅沢な時間。コロナ禍で出張シェフの需要が高まったようですが、我が家も愛犬のショコラを飼い始めてからは夜の外食がめっきり無くなり、出張シェフの存在はとても助かります!


「玉ねぎのフォカッチャとチャバッタ」
×
器「Shimoo Design 浮様 パン皿


私のリクエストで数年ぶりに焼いてくれたという芳国くんのフォカッチャが登場です!パンはイタリア産と北海道産の小麦粉を使い「玉ねぎのフォカッチャとチャバッタ」の2種を提供。フワッと厚みのあるフォカッチャはソテーした玉ねぎの香りと甘みが広がります!


お次の一皿は、真っ赤なクリスマスカラーの器を用いて、白子の登場です!



「北海道産真鱈白子のムニエル」


ジャガイモのガレットとワサビ菜のサラダを添えた「北海道産真鱈白子のムニエル」。ソースは、柚子のブールブランとなり、ジャガイモとバター、白子と濃厚な組み合わせを柚子の爽やかな香りと酸味で引き立て、ワサビ菜のピリッとした辛味が全体を引き締めてくれています!クリスマスカラーを散りばめた華やかな一皿です!


「シャトー・ムクラニ レゼルヴ・ロワイヤル・ホワイト 2013
(Chateau Mukhrani Reserve Royale White)」


8000年の歴史を持つワイン発祥の国、ヨーロピアンスタイルのジョージアワインの白を用意。ジョージア原産の白ブドウ品種:ゴルリ・ムツヴァネ。ジョージアの主要品種として知られる「ムツヴァネ・カフリ」とは異なる中央部カルトゥリ地方原産の希少品種「ゴルリ(都市名)・ムツヴァネ(緑の)」。フローラルなアロマの中にライムや蜂蜜のニュアンスが感じられ、洋梨や樽熟成による香り、樽のニュアンスが溶け込んだしなやかでリッチな味わいが楽しめます!


「天使の海老と自家製リコッタチーズを詰めたラビオリ」
×
器「釋永岳 MARS HIMAWARI


御前崎産伊勢海老のミキュイを添えた「天使の海老のラビオリ」。優しい味わいの天使の海老のアメリケーヌソースに生姜風味のムースがアクセントに。天使の海老で作るアメリケーヌは、オマールのような力強さはありませんが、甘海老の様な甘味が楽しめ、丸みのある柔らかなソースに仕上がります。しつこくなり過ぎないないように生姜風味のミルク泡が良いお仕事をしており、中の餡に感じるディルのおかげで後味も爽やかに!


2種目のパスタは「The surprise!!」




料理が趣味で、18歳から作っているという「ボンゴレビアンコ」が得意料理とされる池照さんへ贈る「ボンゴレビアンコ」!お二人の喜びに満ちた満面の笑みが最高の証です!


「御前崎産ハマグリと菜の花で作るボンゴレ」
×
器「釋永岳 gen 平鉢


池照さんへ捧ぐ「ボンゴレ」は、小さな浅利よりも豪快に蛤で!パスタを茹でる湯は昆布で出汁を引き、昆布の旨味を存分にパスタへ移し、より蛤の旨味が引き立つように仕上げられています。菜の花のほろ苦さも、出汁の利いた蛤に見事マッチング!


「浜名湖産牡蠣と御前崎産カサゴのソテーのクラムチャウダー」
×
器「釋永岳 áge鉄鉢


浜名湖産の浅利とカサゴのアラでフュメをとり、玉ねぎ、セロリ、じゃがいも、下仁田ネギの緑の部分、にんにくをソテーし香り付けにタイム、生クリームと合わせて仕上げたスープは心地良い爽やかさを感じるクラムチャウダー!牡蠣とカサゴをソテーする事で香ばしさを加えて単調になりがちなスープにメリハリをプラスし、シェフ自家製ジェノヴェーゼオイルを回し掛け、アクセントに!実は、池照さんの得意料理の中には、シアトルで覚えたクラムチャウダーがあったことから、一癖も二癖も感じるスペシャルなクラムチャウダーに仕上げていただきました!


SUBRINA ACT2 2016(サブリナ)


水深15mの南伊豆の海底で熟成させるワインとして贈り物に喜ばれる「SUBRINA(サブリナ)」。海に精通する池照さん御夫妻にぴったりな贈り物!南アフリカの美しい自然に育まれ生まれた「サブリナ」は、紺碧の雄大な伊豆の海底で波に揺られながら穏やかに熟成させた南アのシラー。海底熟成効果でフレッシュながら丸みのある味わいが特徴のエレガントな赤ワイン!


メインディッシュは、冬に楽しむジビエ祭り!



「宮城県登米産天然真鴨のロースト」
×
器「Shimoo Design 浮様 丸皿


価格は高騰していたものの天然真鴨が入荷でき、砂肝はコンフィで、ハツとレバーはソテーに仕上げ、その鴨ガラでフォンをとり、蕪と下仁田ネギを煮、ゆり根もフォンで伸ばしてピューレに。ソースはフォンを煮詰めて栄醤油と袋井産の麹で作ったシェフ自家製の醤油麹を合わせて、最後に山椒をガリガリッと振り仕上げています。真鴨の肉力が強いため、全体的シンプルに油分は控えめにし和のテイストでまとめ、次のメインとなる鹿の皿とは対比的な仕上げを目論んでいると伺いました!


「北海道白糖産天然蝦夷鹿のフィレのロースト」
×
器「釋永岳 áge 大皿


この日のために6kgにも渡る骨を仕入れてフォンをとり、イタリア産の甘口のマルサラワインで作った甘めのソースを主体に仕上げた「天然蝦夷鹿フィレのロースト」!付け合わせには、安納芋を厚めのシェフ自家製の干し芋にすることで、ねっとりと濃厚に仕上げ、甘味のあるビーツのピューレで鹿に寄り添うようにまとめてています。小振りながらに存在感を露わにするほどの味の濃い無農薬人参とほうれん草に、味・香り共に濃厚な浜松産の舞茸を添え、土の香りや野生の力強さを表現されており、噛み締める毎に滋味深く奥行きのある味わいが楽しめます!


「御前崎産産の伊勢海老の味噌汁」
×
器「釋永岳 gen 小鉢


昆布と香ばしく焼いた伊勢海老の殻で出汁をとり、シェフ自家製の味噌を合わせた味噌汁で、〆に海の幸でほっこりとしていただこうと考案してくれた一皿は、身体の芯から温まり、胃に染み渡る優しさを感じます!


mimosa chocolaterie(ミモザ・ショコラトリー)ボンボンショコラ
×
まめやかふぇ(ボンジャルジン農園)


大人気のチョコレート専門店「ミモザショコラトリー(mimosa chocolaterie)」の「ボンボンショコラ」は、「トレビューラム」、三ヶ日みかんをホワイトチョコと合わせてマダガスカルバニラの香りを添えた「みかんとバニラ」、「ブランデーシナモン」、ビターなチョコレート「サンタンデール」、「アルトビター」、ミルクチョコにラム酒の香りを忍ばせた「マロングラッセ」の6種類。そちらに、袋井の自家焙煎珈琲豆専門店「まめやかふぇ」の提携ブラジルの農園で、世界的にも評価を得ている「ボンジャルジン農園」のナッツやハチミツのフレーバーが感じられるマイルドなコーヒーを合わせて!

世界中を巡り、様々な体験のもとに生まれる自由な発想と大いなる好奇心を持たれ、自身に正直に自由に生きる池照御夫妻。奥様の佳代さんが私たちも縁のある台湾御出身ということもあり、ひょんなことから出逢えたご縁には不思議な力が働くほどに繋がりを広げた夜。芳国シェフが誘う至極のフルコースディナーから始まり、家具やデザインの話、人間力についてなど、奥の深い話は尽きず瞬く間に過ぎていき、とても学びの多いひとときを過ごすことが出来ました!池照さん、佳代さん、楽しい時間を有難う御座いました!


 

浜松チョコレート専門店「ミモザショコラトリー」大切な人へ贈りたくなる香り豊かなチョコレート

カテゴリー │ケーキ・パン浜松




高品質のチョコレートをいただくなら、浜松市北区根洗町の金指街道沿いにある黄色いシェードとゴールドのサインボードが目印となるチョコレート専門店「ミモザショコラトリー(mimosa chocolaterie)」へ足を運びましょう!

営業日は基本、水、金、土曜日の週3日営業となり、営業時間はオープン当初より変更され、朝10:00〜夕方16:00までとなっています。



高級で敷居が高いイメージがあるチョコレートを手に取りやすく、親しみやすくすることを目標に、2019年11月16日にオープン。店名の「ミモザ」は、イタリアの習慣となる行事として、女性国際デーとなる3月8日に、男性が女性に感謝の気持ちを込めてミモザの花を贈る「ミモザの日」から取られており、大切な誰かにチョコレートを贈る際に利用してもらえたらと願い、名付けられたとのこと。



香り高く、濃厚且つ風味豊かな味わいのチョコレートに含まれる成分には、”幸せホルモン”と呼ばれる脳内物質が分泌される効果があり、幸福感を味わえると言われています。「可愛いくて、美味しくて、幸せになれる」そんなチョコレートがあったら、大切な人への贈り物や自分へのご褒美として利用したくなるものです。



店内はL字のカウンターテーブルに商品がズラリと並び、オリジナルブレンドのチョコレートを使用し、一つひとつ丁寧に手作りされています。


甘い香りに包まれ、ナチュラルで暖かな雰囲気を感じる店内



見ているだけでも幸せ気分にさせてくれる可愛いらしくパッケージングされたチョコレート菓子が並びます。




こちらでは、ブレンドにこだわりを持つスペシャルティコーヒーの専門店「堀口珈琲(HORIGUCHI COFFEE)」をテイクアウト用ドリンクで取り扱われておりましたが、珈琲豆の販売も開始されたことから、チョコレートギフトと珈琲豆のセットで贈り物にすることが可能です。


ショーケース




「ボンボンショコラ」は、」定番の味わいから季節限定もの、新作などが週替わりで並びます。この日は、「トレビューラム」、三ヶ日みかんをホワイトチョコと合わせてマダガスカルバニラの香りを添えた「みかんとバニラ」、「ブランデーシナモン」、ビターなチョコレート「サンタンデール」、「アルトビター」、ミルクチョコにラム酒の香りを忍ばせた「マロングラッセ」の6種類。



ショーケースの中には、人気商品でもある「ボンボンショコラ」や看板メニューの「ガトーショコラ」や期間限定の「マロンガトーショコラ」、クリスマスケーキ用に開発された「ムースピーカンショコラ」などがお目見え。



入口扉の横に飾られたチョークボードには、手描きでドリンクメニューの紹介がされており、その中に「ご来店ありがとうございました。楽しいチョコレート時間をお過ごしください。」と店主の渡邉栞(Shiori Watanabe)さんからの心温まるほっこりメッセージが描かれていました。


真っ白な壁に店名となるミモザの花をあしらったフラワーリースも素敵に映えています。




この日は生憎、店主の栞さんにはお会いできなかったのですが、スタッフの方々にお勧めを伺いながら選ぶことに。



近々開催予定のホームパーティ用、大切な友人へのお誕生日プレゼント、自分へのご褒美用と、それぞれに用意。







お会計はPayPayも使用できます。美味しいチョコレート菓子のお供に「堀口珈琲」のスペシャルティコーヒーを、オーダー毎に丁寧にハンドドリップで淹れてくれる「ホットコーヒー」もテイクアウトでいただきましょう!


「堀口珈琲ハンドドリップホットコーヒー」¥450



インテリア雑貨の中には、小人のような木製のサンタクロースが飾られており、さり気なくクリスマスの装いも。



音楽隊のサンタクロースも発見。
家族で囲むクリスマスの食卓のデザートに美味しいチョコレート菓子を並べるのも良いですね♪



インテリアとして飾られている大きなカカオの実(カカオポッド)。こちらでは、最高級クリオロ種のカカオをお店で挽くところから始まるお菓子作りで、新鮮なカカオの香りをふんだんに使用されています。




入れ替わり立ち替わりで常にお客様の途絶えない人気店ですが、丁度、タイミング良く店内に私たちだけになったところで、淹れたてのホットコーヒーをスツールに腰掛けて、一息させてもらいました。(※通常はマスク着用入店となります)


大切な友人の喜ぶ顔を想像しながら選んだ贈り物と自分へのご褒美が見つかり、ホクホク気分でお会計。



「ムースショコラピーカン」¥650


クリスマスケーキ用に開発されたムースケーキがあまりに高評価だったこともあり、店頭販売できるように用意されています。人気アイテムのピーカンキャラメリゼをイメージし、ケーキに仕立てされたこちらは、濃厚なビターチョコレートムースでありながらも、ミルクチョコのクレーム層を胡桃のダコワーズを用いて二層で楽しめ、キャラメリゼしたピーカンナッツの香ばしさと食感が相まって、一口で至福の時間が訪れる極上のチョコレートケーキ!見た目とは異なり、かなり軽いテイストの仕上げがりで、どれだけでも食べれてしまうほどの美味しさです!


「ムースショコラピーカン」
「ボンボンショコラ6種」
香り高いカカオ、滑らかでとろける食感、奥深い味わいと、一口で幸せホルモンが増殖するボンボンショコラ!
「柚子チョコレート」
柚子の爽やかな香りが堪らないホワイトチョコレート!
「ブタとイチゴのチョコレート」
ブタの形のクッキーに乗せたクリスタルシュガーがガリガリッとした食感で楽しめ、
甘い香りのイチゴチョコレートとの相性もGood!
「チョコサンドクッキー」
濃厚なチョコクリームをサンドした食べ応え満点のクッキーはほんのりと感じる塩味がポイント!
「紅茶クッキー」
香り豊かな紅茶の味わいは、是非とも紅茶をいただきながら食べたいクッキー!



友人を招いてのホームパーティに欠かせないお茶菓子として大活躍してくれそうです!


ミモザショコラトリー(mimosa chocolaterie)
住所:静岡県浜松市北区根洗町698 POTETO2
営業日:水、金、土曜日
営業時間:10:00-16:00
https://mimosachoco.com/


 

鷹匠移転オープン「NO’AGE concentré」酒と茶と肴と菓子が愉しめるペアリングコース

カテゴリー │静岡




袋井で6年半、静岡市七間町にてオーセンティック・バーとして21年もの間、多くのバーファンを愉しませてきた「BAR NO’AGE(バー ノンエイジ)」。
これまでに得た様々な出会いと経験を「濃縮・集中し」、街中から少し離れた閑静な鷹匠へと場所を移し店名を改め、「NO’AGE concentré」 として、新たな門出を切っています!



店名の「NO’AGE」とは、そもそもウイスキー用語から来ており、「様々な熟成年数のウイスキーが卓越したブレンド技術によって作られた物を指す、この用語にあやかり、様々な世代のお客様に愛されるお店にしたい」というオーナーバーテンダーである井谷匡伯さんの思いが込められています。今回は、BARの垣根を超えてステップアップするためにあえてBARの文字を無くし、そこへ、「濃縮・集中=concentré」を添え、新たな店の顔となるサインを御自身でデザイン。



BARの文字が輝くサインと



袋井時代に数多くのゲストを迎えた重厚感ある扉は、それぞれの店で起きた出会いと思い出を共に引き連れて、此処鷹匠にて迎える新たな幕開けを静かに見守っています。



カウンター6席のみと以前よりもコンパクトになったことにより、より特別感を味わえるプライベートな空間に仕上がっている和モダンでスタイリッシュな店内。
こちらでは、今までのBARという枠にとらわれることなく、酒と肴と菓子に「茶の世界」をプラスし、「茶寮」という顔を加え、人と人との語らいの中から生まれる一期一会の特別な時間が繰り広げられていきます!

毎週土・日・祝日限定で、昼は手作りのデザートにお茶やカクテルを合わせるカクテル・ペアリング・デザートを用意。夜は厳選素材を鉄板を用いて作り上げる料理とカクテルだからこそ合わせることできる唯一無二のカクテル・ペアリング・ディナー・コースを提供(要予約)。和洋を織り交ぜた酒肴八寸やア・ラ・カルトなどの酒のあても用意!



目の前で調理する鉄板焼きにすることで、よりお客様の様々な要望に応えられるようスタイルを一新しています!



さらにカウンターには茶道具を設え、お茶の名産地として、静岡が産する茶葉を中心にしたカクテルメニューをパワーアップさせて導入!


調酒師 バーテンダー 井谷 匡伯


大阪あべの辻技術研究所修了後、料理人として就業するも重度の手荒れにより、酒を調合するバーテンダーへと転身。2000年に地元である袋井市にて「Bar NO‘AGE」を創業し、2007年に静岡市へ移転。様々なカクテル専門書やペアリング専門書へ掲載され、2016年にはYokohama international cocktail competition クリエイティブ部門 グランプリを受賞。2021年に鉄板焼きを使った料理と今までの20年間を「濃縮」、「集中」させるスタイルとして店名を「NO‘AGE concentré」とし新たにスタート。



カウンターには茶盤も設置し、バーテンダーならではの美しい所作で極上の一杯を振る舞います。適温に沸かした湯を茶釜から注ぎ入れ、茶器を温め、茶葉を入れてから再度湯を注ぎ、蒸らしに入り、静かにその時を待ち、茶杯に丁寧に注がれた旨味豊かな一杯。


浅蒸しシングル煎茶「はるな29」


静岡の標高350mと、清流興津川が流れ、緑豊かな山間部両河内にて、富士山と駿河湾が見渡せ、雲海が広がる急傾斜な茶畑で20種を超える品種茶たちを育てる茶農家「豊好園」さんオリジナルのシングル煎茶「はるな29」。実を見つけ差し枝で増やし、10年余りの歳月をかけ愛情を注いだこの茶葉には、愛娘である「はるな」さんの名を取り、娘のように大切に想われて育て上げられています。その味わいは、ほんのり香る穀物香の中に旨味と渋みがバランス良く備わり、奥行きと余韻が感じられる品種です!



カクテルは、歴史のあるスタンダードな王道カクテルから、季節のフルーツをはじめ、自然の恵みから得られる自然の味わいを活かし、自家製のフレーバー・ド・スピリッツや特殊な技法を用いたミクソロジー・スタイルで、此処でしか味わえない一杯となる井谷さんオリジナルスタイルに「茶の世界」を加えたラインナップも充実し、様々なコースやペアリングで楽しめます!



左から

[サイドカー]:コニャックベースのカクテル。
[雫茶〜彩霧〜]:煎茶にひとしずくのコニャックとキンモクセイの香りを使った静岡県の茶畑からインスピ レーションを受けたイメージしたカクテル。 日本茶インストラクター協会様20周年記念パーティーにて提供したカクテル。
[焙じ茶のスモーキー・マルティネス]:焙煎した茶葉と八角、バニラビーンズとともにダーク・ラムに漬け込んだものをベースに、スイートベルモットとマラスキーノチェリーのリキュールとを合わせた「マティーニの原形」とも言われているマルティネス・カクテルのアレンジ・バージョン。
[玉露マティーニ]:一煎は低温で喫し、二煎にて酒を注いでカクテルとして。玉露名産地としても知られる静岡市岡部町の玉露をはじめとし、静岡県下の茶農家で生産されている玉露厳選して使用している。その日により生産者も変わり、その味わいの違いも合わせて楽します。
[スパークリングティー・ドッグス・ノーズ]:お茶の持つ花の香りを茶葉ごとに合わせた抽出方法を用いたものを、自家製でスパークリングティーに仕上げたものをベース。そこに個性が光るクラフト・ジンを垂らしてビールとドライ・ジンのカクテル「ドッグス・ノ ーズ」をアレンジしたLOW alcohol のカクテルです。
[ジャスミン・ネグローニ]:海外で最も人気のカクテルのひとつ「ネグローニ」をツイストさせた一杯。ジャスミン茶とさまざまなスパイスとともにカンパリに漬け込んだものを使い、ホロ苦くもフローラルな味わいが楽しめます。
[マティーニ]:ジンベースのカクテルの王様。



この日は、贅沢にもプレオープン中に「カクテル・ペアリング・ディナー」と「カクテル・ペアリング・デザート」を堪能!


「鴨の低温ローストの赤味噌漬け」×「ハイボール」


低温でローストしたフランス産鴨肉を特製の赤味噌に一晩漬け込み仕上げた一品に、一杯目に相応しい喉の渇きを潤すハイボールを合わせて乾杯!しっとりとジューシィーな鴨肉はふんわりと鼻に抜ける赤味噌の芳醇な香りと噛み締めるほどに味わい深くなる鴨のコクが堪りません!


「本日の鮮魚のマリネ」×「スパークリングティー・ドッグス・ノーズ」


この日の鮮魚となるヒラメをナッツオイルで和えてモロヘイヤと合わせていただく一皿に、お茶の香りを纏わせた爽やかなスペークリングティーを添えて!鮮魚ならではの弾力がありつつもナッツオイルの風味豊かな味わいに一振りした塩でヒラメの甘味を存分に味わえる上品な一皿!



 

「秋刀魚のリエット」


旬の秋刀魚の凝縮された濃厚な味わいを楽しめる一皿は、カリカリ食感に鉄板で焼き上げたパンを添えて!



バーテンダーの顔とシェフの顔を持つ井谷さん。お茶では静美の所作があり、カクテルシェイクでは律した動きを魅せ、鉄板焼きスタイルでは威風堂々の軽快さが見られ、パフォーマンス全開で楽しませてくれます!


カクテル・ペアリング・ディナー・コースの一例
「都萬牛」×「赤紫蘇、スミレ、和紅茶、アルマニャック」


この日のメインディッシュとなる肉料理は、宮崎県産の赤身主体となる黒毛和牛「都萬牛ランプ肉」の鉄板焼き。
都萬牛は、黒毛和牛で霜降りをあまりつけないように肥育しており、ビタミンやミネラルの豊富に入った飼料を給与することはもちろんのこと、自然豊かな風通しの良い牛舎でストレスフリーを心掛け、牛の生理に適った健康的な飼い方を目指しています。また、黒毛和牛の一番美味しいといわれる33カ月から50カ月齢の牛を中心として肥育し、その結果、肉色の濃い、脂と赤身に味のある低脂肪でヘルシーな牛肉を作り出しています。鉄板で焼くことにより、表面はカリッと香ばしく、中はもちろんミディアムレアで仕上げ、肉厚だからこそ迸る旨味と食感を楽しみながら頬張ります!



お次は「酒と茶と菓子」を提供する「カクテル・ペアリング・デザート」です!
カクテルや調理法のテクニックとして早くから液体窒素を取り入れている井谷さん。マイナス196度の超低温液体窒素を用いてデザートに魔法をかけていきます!



素材の持つ香りや甘みが凝縮されたアイスワインを液体窒素でフレーク状に仕上げ器に盛り込むと、残暑厳しいこの時期にピッタリの冷んやりデザートの完成です!


「洋梨と杏仁のブランマンジェ
青柚子のジュレと−196度のアイスワインのフレーク」
×
「川根 土屋農園の水出し煎茶と華やかなGIN
ジャスミンの花をグラスにまとわせて」




角が立つ程度の滑らかな口溶けの良い生クリームを立て、「サヴァラン・オー・コックテイル」を仕上げていきます!



グレーターでオレンジの皮を削り纏わせることで、香り立つフレッシュさが癒しの香りとなり、ピスタチオとミントを添えて完成!このデザートはオンラインショップでの販売もしておりますが、生クリームや香りづけなど、デコレーションしてくださるのは店内でお召し上がりいただける方限定のサービスとなります!


「サヴァラン・オー・コックテイル」




「たっぷりのアルコールが染み込んだサバランが食べたい」というお客様からのご要望に応え、バーテンダーである井谷さんだからこそお届けできる大人スイーツの第二弾!手作りのフルーツのピュレを使い、季節のフルーツ・カクテルを彷彿させるようなサバランはほろ酔い気分で大人が喜ぶスイーツです!



アルミ箔に茶葉を添え、鉄板を用いて燻すことでグラスに燻製香を纏わせる一手間が深みのある一杯へと仕上がります!



季節の移ろいを感じ、秋ならではの究極の栗デザートがお目見えです!「クルスタッド(Croustade)」とは、フランス語で「殻」という意味を持つフランス南西部発祥の料理です。パートフィロと呼ばれる薄い生地で包んで焼き上げ、中に包むものによって甘くも辛くも様々なレシピが存在します。こちらは栗でアレンジし、外はザクザク、中はゴロッと丸ごとの栗が入り、ショコラやキャラメルの組み合わせで何層にも楽しめる大人スイーツ!カットした際の萌え断は是非店内でお楽しみください!


「栗のクルスタッド 赤味噌とキャラメルソース」
×
「ミスティー・フェアリー・フラッグ」



「シュー・ア・ラ・コクテール」


静岡育ちの鶏の卵を使用し、無添加で作る自家製カスタードクリームがたっぷり!香ばしく焼き上げたシュー生地はトラディショナルなシュー生地を手作りしています。季節毎の限定品もあり通年楽しめ、カクテルとシュー・クリームとのペアリングはスポイトに忍ばせたアルコールをお好みで注入する楽しさもあり、最高の大人スイーツとなります!



2020年のコロナ禍の中、提供されているカクテルやスイーツをお届けすることはできないものかと考えられ、同年10月に菓子製造業許可を取得し、NO'AGEスイーツ部門「noage.(ノアージュ)」としての営業もスタートされ、オンラインショップの売上も順調のようです。現在新店舗の準備でお忙しくされているため、「究極のお取り寄せスイーツ」は10月中旬からの発送を予定されています!



自家製キャラメルナッツを頬張りながらのウイスキー。カウンターでの語らいが心身を解放させてくれる贅沢なひととき。


忘れられない味がある。思い出深い時がある。
新しい出会いと奇跡の瞬間が待っている。
此処でしか味わえない唯一無二のペアリング、是非御堪能あれ。


NO’AGE concentré
住所:静岡県静岡市葵区鷹匠2-5-12 1F
TEL:054-253-6615
昼デザート・ペアリング・コース:土曜、日曜、祝祭日 13:00〜16:00(L.O15:30)
夜カクテル・ペアリング・ディナー・コース:18:00〜20:30(予約制)
夜ディナー&BARタイム:火曜日〜金曜日 17:00〜23:00
夜ディナー&BARタイム:土曜、日曜、祝祭日 18:00〜23:00(L.O22:30)
定休日:月曜・第3日曜
https://www.barnoage.com/


 

誕生日旅行 in 軽井沢⑤「オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ」の高原野菜中心のヘルシー朝食

カテゴリー │長野




軽井沢にある全室ジュニアスイートの宿泊施設付きフレンチレストラン「オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ(Auberge de Primavera)」で迎える清々しい朝。誕生日旅行として足を運んだ11月上旬の紅葉の時期は、落葉樹の落ち葉が敷き積もり、秋の深まりを表現しながらアート化しています。

こちらでは、朝食会場が併設されており、宿泊施設の向かい側に位置するこちら「ヴィーガンプリュス(VEGAN +plus)」にていただきましょう!



チェックイン時に朝食時間も設定できるため、今回は朝8:00にお願いしています。



店名にもある「ヴィーガン(VEGAN)」とは、本来、動物性由来の食材を使わないため、こちらではヴィーガン料理をメインとしていますが、ヴィーガンでは無い人も楽しめるように肉や魚介メニューも提供されているとのこと。宿泊ゲストのみならず、一般開放されているレストランとなりますので、ふらりと立ち寄って朝食だけをお召し上がりになる方もいらっしゃるそうです!



店内は、木の温かみのあるナチュラルな雰囲気でゆったりと席を確保されており、カウンターに料理が並びます。


ブッフェスタイルの朝食




パンは軽井沢で創業1933年の老舗パン屋となる「ブランジェ浅野屋」のパンを用意。バゲットにクロワッサン、カンパーニュなどが揃い、お好みでアラジントースターでリベイクしましょう。


シリアル



フルーツジュース(アップル・オレンジ・トマトジュース)




野菜を中心としたメニューはヘルシーで、つい食べ過ぎてしまった朝の朝食にはピッタリのアイテムが揃います。


カットフルーツとヨーグルト



店内




この日、宿泊ゲストの中で朝食会場を利用するのが私たちのみとのことで、こちらの窓際のお席を用意してくださり、有難いことに愛犬ショコラの同伴を許可していただいていたため、ショコラの手作り朝食も持参して、一緒に食べることが出来ました♪



自分の好みで好きなものを好きなだけ盛り込めるため、グリーンサラダはたっぷりといただきましょう!



カウンターにいらしたシェフは普段、姉妹店の「ピレネー(Pyreness)」にて焼き場を担当され、社長付のスーパーバイザーとして活躍されている安達雅也(Masaya Adachi)シェフ。とても気さくな方で、フレンドリーな接客に、楽しい時間を共有させていただきました♪


「グリーンサラダ」


エンダイブやカステルフランコなどのイタリア野菜にベビーリーフなどがミックスされており、目にも鮮やかな渦巻きビーツやトマトを彩りに添えて。自家製ドレッシングは玉葱の旨味が凝縮されており、美味しい野菜をより美味しく、無限に食べさせることができる魔法のソースです!



きんぴら牛蒡、さつま芋のレモンハーブ煮、ハム、キャロットラペ(レーズン入り)、紫キャベツのマリネ、マカロニサラダ。



パンにはハム、チーズを添えてリベイクし、彩りサラダには自家製ドレッシングをかけて、カットフルーツにヨーグルト、野菜がメインの副菜たちをワンプレートに盛り込み、フルーツジュースにコーヒーをいただくバランスの良い朝食です!



愛犬ショコラも手作りの朝食を頬張りご満悦な表情!通常、こちらのレストランはペット同伴可ではありませんのでご注意ください。


お世話になった安達雅也(Masaya Adachi)シェフと一緒に記念撮影。



宿泊施設




お部屋へ戻り、天候にも恵まれたため、バルコニーへ出て食後のデザート!淹れたてのコーヒーと共に、昨夜お土産に包んでいただいたプティフール(小菓子)をいただきながら、至福のバースデー日和が始まります♪

オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ (Auberge de Primavera)
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1278-11
TEL:0267-42-0095
https://www.karuizawa-primavera.jp/


 

誕生日旅行 in 軽井沢④「オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ」にて至福のバースデーディナー

カテゴリー │長野




軽井沢でフレンチレストランの先駆けとなった小沼康行(Yasuyuki Onuma)オーナーシェフ率いる「オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ(Auberge de Primavera)」。今回は、紅葉に包まれたこちらの素敵な洋館にてスペシャルなバースデーディナーを楽しみます!



陽が落ちる夕刻には木々に装飾したネオンが灯され、キラキラと眩い光を放ちながら温かな雰囲気を演出。



昼の雰囲気とは違った顔を見せる本館の庭。



イルミネーションを施されたシンボルツリーがその存在を露わにし、夜のゲストを迎えています。


小沼康行オーナーシェフ プロフィール


千葉県出身。千葉県立八街高等学校から大阪の辻調理師専門学校に進学。1981年に卒業後、東京・代官山のフランス料理店「レンガ屋」に就職。銀座「レカンでの修業を経て、山梨・河口湖町の「Fitリゾート」、長野・軽井沢の「900シティ倶楽部」の料理長を歴任。神奈川・箱根のオーベルジュ「オー・ミラドー」の調理部長を経て、1996年、軽井沢にフランス料理店「プリマヴェーラ」をオープン。2002年には宿泊施設を併設。以降、ワインセラーや姉妹店の「ピレネー」も設け、2020年には日本料理店「穏坐」と野菜料理を中心とした『ヴィーガン・プリュス』をオープン。

何故、小沼康行オーナーシェフは、フランス料理店からスタートしているにも関わらず、店名にイタリア語の「プリマヴェーラ」と名付けたのでしょうか。それは、シェフの人生の一頁にある思い出が深く関わっています。その詳細につきましては、その想いが記されている「公式サイト」をご覧ください。



1階にあるメインレストランには、宿泊客以外のゲストも食事を楽しみにやって来ています。



真っ白なテーブルクロスに磨きをかけたグラスやカトラリーが並び、王冠ナプキンが整います。軽井沢でこの時期に収穫できる真っ赤な林檎の紅玉をキャンドルの脇に添えて。



この日は、小沼康行オーナーシェフのスペシャルディナーコースに合わせて、支配人兼ソムリエの田中賢一(Ken-ichi Tanaka)さんにペアリングワインをお願いしました。



今年で49歳となる私の誕生日前夜祭を祝してシャンパーニュにて乾杯!


Champagne「ジャン・ヴェッセル ウイユ ドゥ ペルドリ(Jean Vesselle Oeil de Perdrix)」


「やまうずらの眼」と名付けられた、その名の如く淡いピンク色をしたピノ・ノワール100%のシャンパーニュ。日本ではなかなかお目にかかれない、大変希少な直接圧搾法で造られています。明るく鮮やかな淡いピンクの色調がキャンドルに照らされ、一層華やかな印象に。泡立ちが良く、果実香が広がり、ほんのりと紅茶の葉のようなニュアンスとスパイシーさが加わり、バラの花やミネラル香が楽しめる豊かなボリューム感を味わえます!



ガラス越しに映る中庭の池には、真っ赤に染まる紅葉の葉が一面に浮かび上がり、紅葉の絨毯と化しています。ライトアップされた中庭を眺めながら見惚れていると、支配人の田中さんが「良い時期に来られましたね」と一言。紅葉の葉が池に浮かんで見えるのはほんの僅かのことで、数日もすれば水を含んだ紅葉は池の底へと沈んでしまうのだとか。この景色すらも日本の貴重な四季を感じる一頁というのです。特別な夜に特別な時間を過ごせている気がします。


アミューズ①「赤ピーマンのムース クーリドトマト」



アミューズ②「自家製唐墨とチーズサブレ」



白ワイン「ル・セック・ドゥ・レイニュ・ヴィニョー 2020(LE SEC DE RAYNE VIGNEAU)
ボルドー/ソーヴィニヨンブラン(BORDEAUX/Sauvignon Blanc)」


「シャトー ドゥ・レイヌ・ヴィニョー(Chateau de Rayne Vigneau)」は、1855年ソーテルヌ地区格付け1級の由緒あるシャトーです。輝きのあるレモンイエロー、グレープフルーツやハーブ、蜂蜜、白い花が感じられ、フレッシュさと柔らかな酸が特徴で、口当たり良く飲みやすい味わいとなります。オマール海老のスープに合わせていただきましょう!


前菜「高原野菜とオマール海老のテリーヌ オレガノ風味」



スープペアリング「クレームクリスタッセ」




オープン当初から不動の人気を誇る前菜。13種の高原野菜の食感や味わいをそれぞれに楽しめるよう、野菜毎に分けて丁寧に火入れし、つなぎを一切使わずにプレスのみで仕上げた色鮮やかなテリーヌ。特製のコンソメジュレとオレガノ風味のグリーンのソースでいただきます。センターにはオマール海老の旨味が凝縮され、その周りを囲むように詰められた高原野菜は香り良く、シャキシャキとした食感もあり新鮮そのもの!軽井沢の高原野菜の素晴らしさをこの一皿で体験できると言っても過言ではなく、身体が喜ぶ食事をいただくとはまさにこの事のよう♪


パン



お次の「松茸のパイ包み焼スープ」に合わせて、赤ワインを。



赤ワイン「モレ サンドニ 2020 ステファン マニャン
(Morey-Saint-Denis Domaine Stephane Magnien)」


1897年創業のモレ・サン・ドニに本拠を置くドメーヌで、2008年からは4代目当主としてステファン・マニャン(Stephane Magnien)が受け継ぎ、伝統的な手法でワイン造りを行っています。美しいガーネットの色合い、ラズベリーやカシス、ワイルドベリーなどの熟した果実のフルーティーな香りが漂い、ジューシィーでありながら優雅さも兼ね備えており、余韻も長く楽しめます!


スープ「松茸のパイ包み焼スープ」




パイの端からスプーンをサクサクッと入れて、先ずはパイで旨味を閉じ込めたスープからいただきましょう。香り立つ芳しい松茸の香り!



こちらの秋の名物料理の一つとして人気の高いパイ包みのスープ。じっくりと3日間かけて丁寧にとった特製のコンソメベースとなり、身体に馴染む優しさがありつつも、深まる秋の如く、じんわりと骨の髄まで染み渡る滋味深い味わいが楽しめ、見目麗しい黄金色に輝く絶品スープです!後から、パイも浸しながらいただくことで、二度の楽しみ方があります。これからの季節は、松茸がトリュフに変わり楽しめるとのこと♪


白ワイン「サン・トーバン プルミエ・クリュ レ・フリオンヌ 2019 フランソワ・ダレーヌ
(François d'Allaines Saint Aubin 1er Cru Les Frionnes)」


ピーチや青林檎を感じさせるミネラル感にシトラスや白い花を感じるフルーティーさがあり、口当たりが滑らかでエレガントなシャルドネを魚料理に合わせて!


魚料理「本日の鮮魚 洋梨仕立て エストラゴン風味のバターソース」



スープガルビュー「5つの野菜の取り合わせポタージュ」




この日の鮮魚は「鱸」。ぽてっとした洋梨の形を模してあり、中にはたらば蟹と帆立貝のムースを詰めて蒸し上げ、エストラゴンの香り高いバターソースが良く合います!


テーブルの籠一杯に積まれた軽井沢の林檎(紅玉)。



お次はメインディッシュの肉料理に合わせた赤ワインの登場です。




赤ワイン「シャトー ダッソー サンテミリオン 2016
(CHATEAU DASSAULT SAINT-EMILION GRAND CRU 2016)」


1955年に戦闘機メーカーの創業者であるマルセル・ダッソー氏がシャトー・クープリーを取得し、シャトー・ダッソーに改名。深みのあるガーネットパープルの色合い、プラムやボイセンベリー、ブラックフォレストケーキのアロマに続いて、ライラック、スターアニスの香り、フルボディで凝縮された黒い果実の活発さが感じられ、フローラルな香りが漂います!


銀製のクローシュを纏ってやって来たメインディッシュ。



肉料理「信州牛フィレ肉のステーキ 2色のピューレ ボルドレーズソース」



表面はカリッと香ばしく、肉の旨味を閉じ込めて。




和栗のほっこりとした甘味と根セロリの香り高いピューレを添えてアクセントに。信州牛は芯温を測りながら低温調理することで、中は美しいロゼカラーのミディアムレアに仕上がり、フィレ肉のギュギュッと旨味が溢れ出る味わい深さが楽しめます!



滑らかな口当たりのボルドーに、そっと寄り添う濃厚なボルドレーズソース。ワインとのペアリングも流石です!


「ピストゥースープ」



食後のお楽しみの一つ、チーズワゴンの登場です!



フランス産の5種類のチーズをそれぞれに味わいたく、少しずつ頂くことに。



最後の仕上げにロックフォールには軽井沢のアカシアの蜂蜜をかけて。



「フランス産5種のチーズ」


コンテ熟成30ヶ月、カマンベール、シェーブル、エポワース、ロックフォール。



そして、食後酒(Digestif )も登場し、ブランデーはコニャックやアルマニャックなどにデザートワインや林檎のブランデー・カルヴァドスや洋梨のブランデーなども楽しめます!



洋梨のブランデー「マスネ オー・ド・ヴィ ポワール・ウィリアム
(Massenez Poire Prisonniere)」


1870年にアルザス地方で設立された「マスネ社」は、小規模ながら品質の良いフルーツ・ブランデーを生産することで有名です。こちらは、洋梨の優良品種ウィリアムス種を蒸留したもので、中に入っている果実は、まだ実が小さい内に瓶を被せて、瓶の中で成長させてから瓶ごと収穫します。その中に同社自慢の洋梨のブランデーを入れて出来上がります。とても風味豊かで、洋梨の芳醇な香りが楽しめる飲みやすいフルーツブランデーに仕上がっておりますが、アルコール度数は40%とお高めなので、気をつけましょう(笑)



デザートは、事前に主人がバースデーケーキを予約してくれたようで、華やかな花火のあしらいでサプライズ登場!


デセール「特製バースデーケーキ」




まるでウェディングケーキの如く、二段のゴージャスな装いで、フルーツケーキの上には王冠さながらの透き通るように美しい飴細工が施されています!


バースデーソングを歌ってお祝いして頂きながら、蝋燭をひと消し!




一旦下げて、食べ切れるサイズに切り分けてソルベと共に提供。苺がたっぷりと入ったフルーツケーキは、生クリームは品良く優しく、中にはカスタードクリームを敷き、ふわっと軽やかなスポンジはシロップを打ち込みしっとり仕上げに。最後の最後のデセールまでがとても美味しく、今まで頂いたバースデーケーキの中では、そのバランスの良さは圧倒的な存在感を露わに上位にランクイン!


アヴァンデセール
「アールグレイのジュレとイチヂクのコンポート カクテル仕立て」



「プティフール4種」


マロングラッセ、ポルボロン、バタースカッチ、バニラのマカロン、シナモン風味の砂糖菓子。



「エスプレッソ」




小菓子は食べ切れなかったため、明日のお楽しみに可愛いギフトボックスでお持ち帰りさせていただきました!



オープン当初から少しずつシェフ自らが率先して手を加えリニューアルし続けてきたこちらは、ペンキ塗りやタイル貼りなどの修繕をはじめ、スタッフと共に創り上げてきた場所となり、居心地の良さと温かみ溢れる造りで、随所にこだわりを感じます。コロナ禍前には支配人と共にフランスはパリへ渡り、絵画やタペストリー、調度品なども直に買い付けに出向かれていたようで、全てに思い入れがあるご様子。レストランに宿泊施設を増設された際も、訪れるゲストの要望を聞き入れながらの実現となり、より良い環境と寛ぎを提供。帰りの心配等をすることなく、ゆったりとした時間を過ごせるオーベルジュはまさに理想郷。



誕生日前夜祭のこの日の夜は、奇遇にも皆既月食となり、月食中に月が天王星を隠す天王星食も起こり、「皆既月食×天王星食」と、非常に珍しい現象が起こっていたようで、奇跡的な一日となりました!



春から初夏にかけての新緑の時期の滞在をお勧めされたので、またその好シーズンにも足を運べたら幸いです!



小沼康行オーナーシェフと田中賢一支配人と一緒に記念撮影。こちらでは、伝統的なフランス料理の技法で食の豊かさを堪能しつつも、肩肘張らずにゆったりと食事が楽しめ、軽井沢の四季折々の旬野菜や滋養に満ちた食材の恵みを感じられる極上のひとときが待っています。愛犬ショコラと一緒に旅することもできる環境は、我が家にとっても理想郷。また、是非とも訪れたいオーベルジュとなります♪

オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ(Auberge de Primavera)
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1278-11
TEL:0267-42-0095
営業時間:ランチ12:00~15:30(最終入店13:30)、ディナー17:30~21:50(最終入店19:30)
https://www.karuizawa-primavera.jp/