思ったことを書き綴る15「命」

カケスタ★たかひろ

2007年01月26日 00:37



おじいさんが亡くなり、
今一度、命というものに関して考えさせられました。

今回は「命」というテーマで書き綴ることにします。

地球上のさまざまな生物には、命があります。
せみのように短い命もあれば、
亀のように長い命もあります。
そして、どのような命にも、必ず始まりと終わりがあります。

ここでいくつか質問させてもらいます。

?あなたの命はいつ始まりましたか?

?あなたの命はいつ終わりますか?

?「命には終わりがある」ということを、あなたは日々意識していますか?

僕たちの身の回りでは、
毎日のように「死」に関するニュースをやっています。
どこかの国で、いまだに続いている戦争による被害者たち。
自分の知らない人が、殺害されてしまった。または自殺してしまった。

よく耳にするニュースです。
しかし、どこかでみんな他人事なのです。

当たり前のことなのですが、だれでもいつかは死にます。
あなたもいつかは死にます。
死の目前になって、こんな風に生きてくれば良かったと後悔をしないように、
今一度、自分の命というものについて真剣に考えてみましょう。

随分前なのですが、癌で余命二年と告知されてしまった人の闘病生活を
あるテレビ番組がドキュメント化して放送していました。
本来であれば、とても悲しく、同情をさそうお話なのですが、
僕は彼に同情よりも、不謹慎なことに、
その人のことを「かっこいいな」と思ってしまったのです。

では、なぜ僕の目には彼がかっこよく映ったのでしょう?
それは、彼が「生きていた。」からです。

死を目前とした彼は、「今」をどう生きるかを精一杯考え、
「今」という瞬間、瞬間を普通の人の何倍も大切に生きていました。
彼の目は愛に満ち溢れ、キラキラと輝き、とても力がありました。
彼の口にする言葉の一言、一言には「俺はここにいるぞ」という魂がこもっていました。
僕は感動の涙が、しばらく止まりませんでした。

今の世の中には、心臓が動いていても、死んでしまっているような人はいっぱいいます。
夢も希望も無く、ただ何となく同じ事を繰り返しているだけ。
まるで、人間のぬいぐるみを着たロボットのように・・・。
きっと彼らは、どこかに大切な何かを忘れてきてしまったのです。

忘れないでください。僕たちは生きています。

もし、今日病院に行って癌で余命二年と宣告されたら、
あなたは何を考え、どう生きるのでしょうか?
きっと今までとは、まったく世の中が違って見えるはずです。

僕は死をリアルにイメージした瞬間から、本当の生が始まるのだと思います。

彼は言っていました。
「人生は長さではなく、太さだ。そう信じたい。」
「退屈な長い夏休みよりも、充実した短いゴールデンウィーク。そんな人生を送りたい。」

僕は彼の力のあるその言葉に強く共感しました。

もちろん。充実した長い人生にこしたことはありません。
しかし、退屈な長い人生よりは、充実した短い人生のほうが素敵です。

僕の今年のテーマは「おもいっきり生きる。」です。

世の中には生きたくても、普通に生きられない人が存在します。
そんな人の分も、僕はおもいっきり生きてやろうと思っています。

一生に一度の人生。

なぜか、僕はこの言葉を聞くと、胸から何か熱いものがこみ上げてきます。
人間として生まれてこれたラッキー。
五体満足で生きていけるラッキー。
平和な国に、平和な時代に生まれてこれたラッキー。

僕たちは、様々なラッキーに囲まれています。

そのラッキーにおごることなく、最大限、自分の生命を満喫しよう。
命の尊さというものを、今一度ここで確認し直して、精一杯生きたいと思います。

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