限界集落の行く末を考える

カケスタ★たかひろ

2012年04月23日 09:43



病院を出てからはお婆ちゃんが住んでいたおうちへ向うことに。

父方の実家にあたるこちらの朝日町大平という集落は
富山県と新潟県の県境に流れる境川沿いの奥地にあります。

僕は生まれたばかりの頃は少しだけここに住んでいたので
懐かしい場所でもあります。

以前は祭りがあったりそこそこ活気があったこちらの集落も
現在はどんどん過疎化が進み、わずかに残って住んでいる人たちは高齢者ばかりです。

お爺ちゃんも、お婆ちゃんも住まなくなってしまったこちらの家は
そのままにしておくと冬時期に雪が屋根にたくさん積もってしまい
定期的に雪下ろしをしなければいけなく管理が必要です。

両親がコツコツ管理をしていたのですがそろそろこちらのおうちも
解体して更地にしようかという話が出ていました。

山や畑も周辺に沢山あるようですがどこまでを所有しているかも定かでなく
知っているのは今は亡きお爺ちゃんとしゃべることのできないお婆ちゃんだけ。

困ったものですね。

さて、僕の苗字はかなり変わっていますが
日本に点在するこの苗字はすべてこの場所がルーツとなるのですが
おそらくこのままの状態だとあと10年~15年はもたないかもしれません。

俗に言う限界集落という状態で
全国各地に点在するやがて消え去る集落の数は
日本全体で約2,000集落以上とされていますが
これを改善できるような策もなく
ただただ消え行くのを見ているしかないのかと思うと悲しいものです。

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