京都・木村英智カーコレクション「当時のオリジナルを再現した究極の”ディスコ・ヴォランテ”」≫
カテゴリー │車関連
京都別邸にて木村英智(Hidetomo Kimura)さんが保有しているカーコレクションのほんの一部を今回も拝見させていただきました。昨年の夏にお邪魔した時はこちらの車庫が隙間無く埋まるほどにありましたが、東京に移動させていることもあり、この日は数台のみ展示されています。
奥には、クラシックカーのレーシングシミュレーターを設置。イタリアの有名なコーチビルダーである「Pininfarina/ピニンファリーナ」と「Zagato/ザガート」がデザインしたシミュレーションマシンで、ヴィンテージな要素が随所に散りばめられており、本格的なクラシックカーのドライビングを体験することができます。クラシックカーのレースは、富裕層のコレクターや自動車愛好家によるものですが、実際のレース場で古いクルマを走らせるには、多少なりともリスクが伴うのが事実。しかし、このクラシックレーシングシミュレーターでは、貴重で高価なビンテージカーをクラッシュさせることもなく、心ゆくまでレースを楽しむことができ、インターネット上で対戦もできるため、世界中のクラシックカーのコレクター達との交流も可能となります。また、
https://youtu.be/knyU3Faaeo8?si=vmSJl8V6pEeQCFTG
「Pininfarina/ピニンファリーナ」
シミュレーションマシンとしては実に精巧な造りで、ステアリングには本物のウッドを用いたクラシックなスタイルとなっており、3つの高精細スクリーン、3つのペダルとスティック、最先端の油圧装置(1950年代から1970年代のあらゆるクラシックカーの動きとGフォースを再現する)、ロジテックのサウンドシステムを搭載。
「Zagato/ザガート」
ザガートはアルファロメオ「TZ3コルサ」、アストン マーティン「DB4 GTザガート・コンティニュエーション」、アストンマーティン「DBS GTザガート」といった豪華なモデルを手掛けられています。どちらのレーシングシミュレーターも、ソフトはスイスの「Racing Unleashed/レーシング・アンリーシュド社」とのコラボにより開発され、デザイン・製作はピニンファリーナとザガートが担当しています。
木村さんから取り扱いの説明を受けて、私たちも体験させていただきましたが、ドライビングシューズを履かないと足を持っていかれそうになるほどにリアリティ溢れる振動と衝撃が伝わり、実体験に近いユニークなマシン。本来は自分のクラシックカーを登録しますが、私たちは登録されている車種の中から選び、コースを選択して、レーシングシミュレーションを楽しむことに。何度、クラッシュしたかは内緒にしておきましょう(笑)
「Disco Volante coupé/ディスコ・ヴォランテ・クーペ」
Disco Volante/ディスコ・ヴォランテは、イタリアのカロッツェリアである「Touring Superleggera/ツーリング・スーパーレッジェーラ」社が、アルファロメオの8Cコンペティツィオーネをベースにカスタマイズしたエクスクルーシブなスポーツカー。この車の名前となる「ディスコ・ヴォランテ」は、1950年代にアルファロメオが製造した伝説的なレーシングカー「アルファロメオ1900C52」の愛称であり、イタリア語で「空飛ぶ円盤」を意味するそのセクシーな丸みを帯びたデザインが目を惹きます。
https://youtu.be/p3MvvwYn4X4?si=O3w8Qy_DcHTWPooO
歴史的背景とコンセプト
ディスコ・ヴォランテは、ツーリング・スーパーレッジェーラが設計・製造した特別な車両で、2013年のジュネーブモーターショーで初めて公開されました。この車は、1950年代のオリジナル「ディスコ・ヴォランテ」のデザインにインスパイアされ、モダンな技術とクラシックなスタイリングを融合させたものです。
ベース車両:アルファロメオ 8C コンペティツィオーネ
ディスコ・ヴォランテのベースとなっているアルファロメオ 8C コンペティツィオーネは、2007年から2009年にかけて限定生産されたアルファロメオの高性能スポーツカーです。この車は、フェラーリ製の4.7リッターV8エンジンを搭載しており、450馬力を発揮します。8C コンペティツィオーネは、その美しいデザインとパフォーマンスで世界的に高い評価を受けました。
カスタマイズとデザイン
「Touring Superleggera/ツーリング・スーパーレッジェーラ」社によるディスコ・ヴォランテは、アルファロメオ8Cのシャシーとパワートレインをそのまま使用しながら、完全に再設計されたボディを持っています。
この新しいボディは、手作業で製作されたアルミニウム製のパネルとカーボンファイバーの要素を組み合わせており、非常に軽量でありながら高い剛性を誇ります。車のデザインは、オリジナルのディスコ・ヴォランテの流れるような曲線美を継承しつつ、現代的なアプローチを加えています。
生産台数と希少性
ディスコ・ヴォランテは、非常に限られた台数のみが生産されており、その希少性から非常に高い価値を持つコレクターズアイテムとなっています。各車両は顧客の希望に応じたカスタマイズが施されるため、完全にユニークな存在となります。
パフォーマンス
ベースとなるアルファロメオ8Cと同じく、4.7リッターのV8エンジンを搭載しており、0-100 km/h加速は約4.2秒、最高速度は約290 km/hに達し、この高性能エンジンと軽量ボディの組み合わせにより、優れた運動性能を発揮。
そのデザイン、美しいクラフトマンシップ、そして圧倒的な希少性により、自動車愛好家やコレクターの間で非常に高い評価を受けています。
木村英智さんと「ラスト・オブ・ライン C52 ヴィンテージエディション」
この特別なディスコ・ヴォランテは、世界で最後に製造された8台目の車両であり、「ラスト・オブ・ライン C52 ヴィンテージエディション」という名称で知られています。この名称は、1950年代のアルファロメオ1900 C52ディスコ・ヴォランテのオリジナルデザインへのオマージュを込めたもので、現代のディスコ・ヴォランテに歴史的なルーツを感じさせる特別仕様。
デザインとディテール
特別仕様として、オリジナルのアルファロメオ1900 C52ディスコ・ヴォランテに見られる特徴的なデザイン要素を再現。ボディカラーも当時のものを採用し、世界に一つだけの木村スペシャル。具体的には、以下のようなディテールが含まれています。
グリルのデザイン
盾の中に十字があしらわれたグリルは、オリジナルのC52から直接インスパイアされたものです。このデザインは、クラシックなレーシングカーのイメージを強調し、現代的な車両にヴィンテージ感を与えています。
クアドリフォリオ(四つ葉のクローバー)
フロントフェンダー上に配置された「クアドリフォリオ」のエンブレムも、アルファロメオのレーシングヘリテージを象徴しています。クアドリフォリオは、アルファロメオが長年にわたりレーシングカーに使用してきた象徴的なマークであり、運の良さと勝利を願う意味が込められています。
特別仕様の背景
木村さんは、美術品や高級車のコレクターとしても知られており、彼のために製造されたこの車は、非常に高いクオリティと独自性を持っています。彼が当時のモデルを求めたスペシャルなカスタマイズにより、この車は他のディスコ・ヴォランテと一線を画す存在となっています。
「ラスト・オブ・ライン C52 ヴィンテージエディション」は、ツーリング・スーパーレッジェーラの職人技術の結晶であり、その希少性から、自動車史における重要な一台となっています。この車両は、オリジナルのディスコ・ヴォランテへの敬意と、現代におけるカスタムカーの可能性を示すものとして高く評価。こちらのエンブレムも52年当時オリジナルをアルファロメオから特別に贈呈され装着している一点物。
このディスコ・ヴォランテの製作に関わった人々のサインがボンネット裏に刻まれており、この一台に込めた熱き想いが記されています。
ディスコ・ヴォランテは、ツーリング・スーパーレッジェーラ社が、創立90周年を記念し、アルファロメオと協議し生まれたクーペ8台、スパイダー7台の世界15台限定のプレミアム生産モデル。
「Disco Volante Spider/ディスコ・ヴォランテ・スパイダー」
木村さんはこの内のオリジナルに捧げるラストオブラインの特別仕様のクーペとスパイダーを両方お持ちで、こちらは、「Museo Storico Alfa Romeo/アルファロメオ博物館」の前にて撮影されたものを頂戴し、掲載許可を頂きました。
木村さん御本人から、この車の製作秘話並びに、細かいディテールで他のディスコ・ヴォランテと違う要素が多々あることを伺えば伺うほど、如何にこの1台が特別仕様であるかが解ります。
「コンコルソデレガンツァ京都/二条城」
尚、このディスコ・ヴォランテが、木村さん主催のコンコルソデレガンツァ京都に併せて納車された時に、アルファロメオが木村さんのディスコ・ヴォランテのコンセプトに敬意を表して、イタリア文化遺産であるオリジナルの1952年のディスコ・ヴォランテをアルファロメオ博物館から運び出し、京都まで空輸して並べたと言う物凄い逸話があります。
木村さんの車のナンバーは全て「・614」。自動車趣味の世界での「ロイス」と言うあだ名を数字にしたもの。そのうち、1950年代のフェラーリで、ゼッケン「614」で当時のミッレミリアに出場したその車を手にすることが夢だそうです。所有する全ての車のナンバーを統一されているとのこと。そこには、運の良さと勝利を願う意味が込められています。全ての事柄において、ご縁を大切にされる木村さん。私たちもそのご縁にあやかり、今回の京都旅がありました。また伺える日を楽しみにしております。
京都・麺処「権太呂岡崎店」風情ある純日本家屋の麺料理店にて蕎麦ランチ≫
カテゴリー │京都
京都を代表する文化や交流地域となる岡崎に佇む風情溢れる純日本家屋の麺処「権太呂 岡崎店」にてランチタイム。夏休み中ということもあり、観光客で賑わう京都のレストランは何処も賑わいを見せており、こちらも例外ではありません。昼時はほぼ満席で店頭に列ができることも。
こちらは美しい四季を奏でる東山や南禅寺の杜を借景に、平安神宮や京都市美術館、ロームシアター京都などが立ち並ぶ文化ゾーンの一角に岡崎店を構えられており、現在京都市内では三店舗(四条本店、岡崎店、金閣寺店)を運営されています。
名物である「京風うどんすき」のお店の味を日本全国のご家庭でも楽しめるようにと通信販売にも力を入れられています。
庭を堪能しながら食事が楽しめるテラス席は屋根付きとなるため、気候の良い時期はとても気持ち良い場所となるでしょう。
「英遊斎水戯庵」でのホームパーティーを終えた翌日、木村英智(Hidetomo Kimura)さんと一緒に京都ランチ。愛犬ショコラがお留守番をしてくれているため、近場でサクッといただける麺処をお勧めしてくださいました。
「天ざる御膳」2,250円(税込)
天ぷらとざるそばに、出汁で炊いた生姜ご飯と胡麻豆腐が付く定食スタイルの御膳。天ぷらは海老二尾と、しし唐、海苔が楽しめます。こちらの出汁は、出汁文化の街である京都の舌に磨かれ独自の製法で築き上げられてきたもの。羅臼昆布、三種の節などを使い、旨みが強く、香り良い出汁「黄金の一汁」を提供。蕎麦汁にもこの「黄金の一汁」を使用されています。
「とろろそば(冷)」1,400円(税込)
夏にさっぱりと滋養たっぷりのとろろに絡ませてズルッと喉越しを楽しむとろろそば。月見を割って混ぜれば、コク深さもあり、まろやかな仕上がりに。これは堪りません。
レジ前に手土産用の商品が並んでおり、個人情報(住所・氏名・連絡先等)を記入することで「蕎麦かりんとう」を一家族に一個プレゼントというサービスがあり、私たちも頂戴することにしました。
「蕎麦かりんとう」
そば粉の生地と小麦粉の生地を重ね合わせた蕎麦かりんとうは、軽い食感が楽しめ、蕎麦の香ばしい香りが後引く美味しさがあり、ついつい手が止まりません。お茶請けにも最適で、こちらは「権太呂」のオンラインショップより通信販売可能です。
権太呂 岡崎店
住所:京都府京都市左京区岡崎南御所町19
TEL:075-751-7880
営業時間:11:00~21:30 (L.O.21:00)
定休日:水曜日
駐車場:有 12台(専用)
https://gontaro.co.jp/
京都・木村英智別邸「英遊斎水戯庵のホームパーティーにて出張シュフ(主婦)でおもてなし」≫
世界的にクラシックカーのコレクターとしても名を馳せるアーティストで、東京は日本橋でレストラン&バー「水戯庵/SUIGIAN」を運営する木村英智(Hidetomo Kimura)さんの京都別邸「英遊斎水戯庵」にて開催されたホームパーティーへ。
昨年の夏、木村さんにお誘いいただいた京都召集も急でしたが、今回のお誘いは何と前日前夜にあった一通のメッセージで、「明日、暇?京都に来てあのキッチンで料理してもらえたりしない?」との無茶振り(笑)主人と話し合いをして、「できる範囲で構わないのなら」と快諾し、翌朝、身支度を済ませ出張シュフ(主婦)をしに、いざ京都へ。
浜松からの道中、高速道路で事故渋滞に見舞われたものの、大幅に予定していた時刻を上回ることなく京都に到着。
「英遊斎水戯庵」
喧騒から離れ、京都の閑静な別荘地に佇む別邸「英遊斎水戯庵」。
普段、全くと言っても過言ではないほどに調理されないキッチンゆえに、取り急ぎ必要な家電の炊飯器やBALMUDA、ミキサーをはじめ、調理器具や調味料などをすべて車に詰め込み、およそ30kgほどの大荷物をえっさほいさと運び入れてから、食材の買い出しへ。
近隣のスーパーを回り必要な食材を探すも、なかなか予定通りには行かず、結局、彼方此方と5軒ほど回る羽目に陥り、私たちの住まう街のスーパー環境に恵まれていることを実感した日でもあります。
今回の京都旅は、愛犬ショコラを連れてきても良いと言っていただけこともあり、別邸を我が物顔で寛ぐショコラの姿が。トイレしつけなどが万全なこともあり、ゲージ内ではなく、邸宅内を縦横無尽に過ごさせていただいたショコラ。
ホームパーティーのゲスト入りの時刻まで約3時間。前夜にお出しする料理を考えて、夏らしく冷菜を中心とした前菜、パスタ、メイン、デザートと11品を用意。
L字型の特大キッチンは器やグラス、カトラリーを広げても、調理スペースに事欠かない広さは申し分ないものの、初めて使うキッチンに海外製のIHなどの使い勝手に戸惑いが隠せません。
ゲスト6名、ホスト木村さん1名、私たち夫婦、アシスタントスタッフ1名で計9名分の料理。こちらでは、出張シェフを利用し、ホームパーティーを開催されることもあるため、幸いにも食器やグラス類は一通り揃っていルようで、価値あるヴィンテージ品や作家作品の陶器なども惜しみなく使わせていただくことに。
別邸とはいえ、滞在中に寛げる空間として、また仕事場としても使用されるため、家具など一流品で取り揃えられており、清掃などを含む管理の大変さが伺えます。
壁一面にディスプレイされている圧巻のミニカーコレクションの数々。
イタリア語で「空飛ぶ円盤 UFO」を意味する「DISCO VOLANTE(ディスコ・ボランテ)」の姿も。実車は後程。
折角ですので、邸宅内の撮影許可をいただき探索してみましょう。前回は予定があり日帰りでしたが、今回はこちらに宿泊させていただきます。広々としたダイニングキッチンにリビング、ベッドルームに茶室と横に長く、フラットな床続きで、ショコラも探検を楽しんでいます。
こだわりのインテリア家具もさることながら、随所にお宝が点在し、まるでミュージアムのよう。
ベッドルームにはウォーターベッドが備えられており、この日の夜に初体験!水の浮力で全身を支えるため、驚くほどに抵抗が無く、抜群の体圧分散となり、最高の寝心地を実感できました。
京都別邸ならではの茶室も用意。次回はお点前を披露していただき、京都らしく茶道体験も良いかもしれません。
さあ、買い出しに手間取り、あまり時間も無いため、早速準備に取り掛かりましょう。
木村さんからアシスタントスタッフを一人付けていただき、手際良くサポートしてもらえたため、順調な滑り出し。
美味しいものや食べ歩きが好きなHarunaちゃんのお手伝い、本当に助かりました。何より、フレンチブルのLalaちゃんを飼っていて愛犬家ということもあり、合間合間にショコラのお守りまでしてくれて、寂しくない様子のショコラに安堵。おかげで私はおもてなしに集中することができました。
テーブルセッティングも済んだ頃、ゲストの皆さんをお出迎え。
ホストである木村さんのサーヴでパーティースタート!
ウィットに富んだ会話が流暢に飛び出し、場の空気を自分色に染め、盛り上げ上手な木村節に、初めましての皆さんも心穏やかに和やかな雰囲気。
木村さんからご紹介いただき「出張シェフならぬ出張主婦です」と一笑が起きる自己紹介をし、簡単に料理の説明を。
乾杯のシャンパーニュ「CHAMPAGNE BARONS DE ROTHSCHILD/シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルド」に合わせて、冷菜を並べています。こちらには陶器の和皿や漆器などが多くあり、洋皿の用意は少なめとのことで、今回は大皿に盛り込みシェアするスタイルに。
「真蛸とブロッコリーと枝豆のバジルサラダ」
旨みの強い真蛸と食感の良いブロッコリーと風味豊かな枝豆を用いて、自家製バジルソースを使った夏らしい爽やかなサラダ。実は「セブンイレブン」の「たことブロッコリーバジルサラダ」を真似て再現しようと思った一品。自家製バジルソースのコク深さにお褒めの言葉をいただきました。今夏も「ヤママツ鈴木農園」に収穫に出向き、大量に作り置きしておきたいと思います。
「キャロットラペ」
フランスの人参のサラダ「キャロットラペ」。夏らしく白ワインヴィネガーを利かせたサラダは箸休めにもピッタリ。砕いた胡桃と白ワインに浸したレーズンをアクセントに。
「梨と林檎のシャキシャキ生ハムレモンサラダ」
旬のフルーツを使ったサラダは定番で取り入れており、出回り始めた梨をメインに千切りで楽しむシャキシャキサラダ。梨と相性の良い林檎も皮ごと用いて彩りも食感もアップ。生ハムの塩気とレモンの爽やかな酸味を利かせて。
「桃とモッツァレラと生ハムのサラダ」
美味しい桃なら間違い無しの桃とモッツァレラと生ハムの定番サラダですが、この日は美味しい桃を探し当てられなかったことを反省。ほんの少しの塩とEXヴァージンオリーブオイル、粗挽き黒胡椒にレモンピール、チャービルを添えて。事前に来る事が決まっていれば、京都市中央卸売市場の「明石商店」の明石隆秀さんにお願いして間違いの無い食材がきっとあったはず。
「無花果とサーモンのクリームチーズのカナッペ」
無花果にサーモン、ディルの風味を纏わせ、クリームチーズとマスタードソースを合わせ、クラッカーに添えるカナッペ。
「真鯛のカルパッチョ 粒マスタードソース」
真鯛を少量の塩とディルで直前まで寝かし、レモンで酸味を利かせた粒マスタードのソースでいただく「真鯛のカルパッチョ」。
前菜が並んだところで乾杯!
「KIMURA CELLARS/キムラ・セラーズ ソーヴィニヨン・ブラン」
シャンパンが早々に2本が空き、お次は「KIMURA CELLARS/キムラ・セラーズ」。ニュージーランドのテロワールと日本人の繊細さが融合したワイナリーで、世界のワイン評論家から高い評価を受けるレベルのワイン造りをされている木村夫妻のソーヴィニヨン・ブラン。フレッシュな酸でエレガント且つ力強さもある味わいが楽しめ、木村さんのお名前繋がりという一本。
「赤海老のガーリックソテー」
赤海老は白ワインで臭み取りしてから背開きし下処理を済ませ、玉葱、ニンニク、ディルを細かく刻み、白ワインで蒸し焼きにしバターでソテーした赤海老に合わせて、ふっくらと火入れしプリッとした身を楽しむ一品。
「胡桃のカルボナーラ フジッリ」
ショートパスタ二品は主人が担当。卵黄を利かせた濃厚なカルボナーラソースにレモンと胡桃を加えて、後味すっきりとしながらも深みのある味わいに。
「アンチョビトマトとモッツラレラのブルスケッタ」
厚めのバゲットにガーリックバターを馴染ませ、細かく刻んだアンチョビとアンチョビオイルに四つ切りにしたミニトマトを絡め、ちぎったモッツァレラと共にバゲットに盛り込み、バルミューダでトースト。仕上げにフレッシュバジルを添えたブルスケッタ。アンチョビが良い仕事をする食べ応えのある一品。今回のバゲットは、大阪在住のHarunaちゃんがセレクトしてくれた大阪ミシュラン2つ星に輝き続ける「La Cime/ラシーム」の高田裕介シェフが新たに手掛けるベーカリーで、2024年5月にオープンしたばかりの「QUOI/クワァ」のもの。店名は、フランス語で「何」を意味する「QUOI?」。東京の名店「シニフィアン シニフィエ」で修業したパン職人が高田シェフとタグを組みベーカリーシェフを務めています。リベイクすることでカリッと香ばしいクラストが味わえ、ふんわりもっちりのクラム、小麦の香りが楽しめるバゲット。
「Terre Del Barolo/テッレ デル バローロ バローロ 2013」
イタリア最優秀生産者組合に選ばれたテッレ デル バローロの看板ワイン。複雑性としっかりした骨格を持ち、フレッシュでフルーティな香りを放ち、甘く柔らかで、滑らかな印象。
「トマトとバジルのペンネ アラビアータ」
ニンニクと唐辛子を利かせたトマトソースにフレッシュトマトと自家製バジルソースを加えたペンネ アラビアータ。コク深いトリュフソースをアクセントに。
「Cavalier Diatto Barolo/キャバリア・ディアット」
イタリアの自動車メーカー「Diatto/ディアット社」は、特にマセラティの創業に大きな影響を与えたことで知られています。Diatto社は特に高性能でエレガントなスポーツカーやレーシングカーを製造し、その技術力と品質が広く評価され、1920年代に入ると、Diatto社はレース用エンジンの開発を行うために、アルフィエリ・マセラティを含むマセラティ兄弟と協力するようになりました。マセラティ兄弟はDiattoのレーシング部門でエンジン開発やシャシーの設計に携わり、そこで得た経験が後にマセラティブランドを創設する基盤となっているのです。このDiatto社の名を冠した「Diatto Barolo」は、Diatto社の遺産を称えて造られたワインで、イタリアの名高いワインであるバローロの一つ。特にそのエレガンスさと歴史的背景が注目されています。バローロ特有の深いルビー色とともに、
「和牛のすき焼き肉巻きおにぎり」
〆のご飯は、食べやすい俵形に形成した和牛の肉巻きおにぎりをすき焼き風にアレンジ。ご飯は千代の一番とにんべんの白だしで炊き込み、玉葱で甘みを引き出したすき焼きダレに生姜を利かせ、肉巻きおにぎりを潜らせて火入れ。一人一個ずつの卵黄を添えて、肉巻きおにぎりを溶いた卵黄にダイブさせ、すき焼きのようにいただく〆の一品。手軽さとボリューム感も相まって、大好評の一品で、おかわりリクエストも!
「まめやかふぇ 夏期限定アイスブレンド」
袋井の自家焙煎珈琲豆屋「まめやかふぇ」にて夏季限定で販売する「アイスブレンド」。香り高くしっかりとしたコクとキレのある旨さを活かしたハマちゃんオリジナルのブレンド豆を挽きたて淹れたてで。デザートには一口サイズの「白桃のヨーグルトスープ」を提供し、食後の皆さんの胃腸管理も♪
赤白別に温度管理され、ワインセラーに収蔵されたコレクションの中から、7本+お疲れ様の1本のワインをいただきました。ラインナップを見て判るように、特にバローロ好きの木村さん。イタリアのワインの王様と讃えられるバローロは、まさに木村さんにお似合いのワインです。
会を終え、ゲストをお見送りし、ある程度片付けに目処が立ったところで、お疲れ様の一杯としてシャンパーニュを開栓。待ちくたびれたショコラは、尻尾をフリフリしながら、ようやく相手をしてもらえると喜んでおりました。初利用のキッチンの使い勝手などの話をしながら反省点などを振り返っていると「より使いやすいように改良するからまた宜しくね」と木村さん。前日前夜の急なお誘いだけは勘弁していただきたいと念を押しておきました(笑)
真夜中の3時を回る頃、ウォーターベッドの快適さに脱力し、深い深〜い眠りに就き、心地良い朝陽を迎えます。京都二日目の紹介は後程に。ホストの木村さん、そしてゲストの皆さん、楽しく素敵な京都の夜をありがとうございました!
浜松・佐鳴湖「第35回佐鳴湖花火大会2024」湖畔に輝く花火を眺めながら晩餐≫
浜松の夏の風物詩として、我が家の眼下に広がる佐鳴湖湖畔で打ち上がる1,000発の花火「第35回佐鳴湖花火大会 2024(SANARUKO Firewoks Festival 2024)」が今年も無事に開催の運びとなりました。佐鳴湖の花火大会は、佐鳴湖の自然愛護と環境保全の願いを込め、周辺自治会が主体となって毎年開かれています。
花火の打ち上げ時間は、日暮れを迎える19:30開催から20:30までの1時間と、例年通りの開催。我が家では2階バルコニーから花火鑑賞ができるため、午前に買い出しを済ませ、午後からキッチンに立ち準備に勤しみます。明るい内から2階リビングで開始時刻まで、全国の花火大会ランキングをYouTubeを通して75inchの大画面で楽しみながらシャンパーニュと共に晩餐会スタート!
「Champagne Louis Draek Brut/ルイ・ドレーク」
ルイ・ロデレールにもブドウを販売している由緒ある造り手が生み出すルイ・ドレーク・シャンパーニュ・ブリュットは、平均して30~40年の古樹で地中深く根を張り、様々なミネラル要素を含んだ良質なブドウ(ピノ・ムニエ70%、ピノ・ノワール20%、シャルドネ10%)を手摘み100%で造られています。輝きのある金色できめ細やかな泡立ちに、キリッとした酸味もありながら全体的に調和のとれた味わいで、リンゴや花のような香りと活き活きとしたフレッシュ感、フィニッシュに少しのスパイスを感じられるバランスの良いシャンパーニュ。
「桃とモッツァレラと生ハムのサラダ」
桃が美味しい季節。レモン水に潜らせた桃と手でちぎったモッツァレラに生ハムを添えて、ホワイトバルサミコ酢とEXヴァージンオリーブオイルを回しかけ、美味しい塩と黒胡椒を振りかければ、甘み豊かな桃に旨みが乗った夏の定番サラダになります。
「塩麹のガスパチョ」
夏バテ防止となる飲むサラダ「ガスパチョ」。大玉トマトに玉葱、湯がいたニンニク、皮を剥いた胡瓜、筋取りセロリ、オレンジパプリカ、黄パプリカを粗めにカットして、ちぎったバゲットと一緒にミキサーに放り込み、塩麹と一掴みの塩、野菜ブイヨン、タバスコ数滴、少量のEXヴァージンオリーブオイルを入れてミキシングするだけの簡単レシピ。木村硝子店のグラスに注ぎ、微塵切りした野菜を浮かべ、フレッシュバジルを添えれば完成。夏野菜のビタミンとミネラルを豊富に感じられ、塩麹でまろやかなコクを生み出す夏の御馳走です。
「真鯛のカルパッチョ レモンマスタードのディルの香り」
柵の真鯛に塩を振り、ディルを纏わせて冷蔵庫で休ませた後にカットし、レモンの絞り果汁に粒マスタード、塩、EXヴァージンオリーブオイル、刻んだディルを加えてソースを作り、食べる直前にかけていただくカルパッチョ。粒マスタードの爽やかな酸味が夏らしく。
「ズッキーニのボートグラタン」
夏野菜ズッキーニを縦半分にカットし、スプーンでくり抜いた果肉と、玉葱、人参、トマト、セロリ、ホワイトマッシュルーム、ベーコン、ニンニクを刻んで、合挽肉と共に炒めて、赤ワインで煮込みボロネーゼソースを作り、器に見立てたズッキーニに戻してチーズをかけてオーブンでローストするズッキーニのグラタン。ジューシィーなズッキーニの甘さとボロネーゼソースのコクと旨みが幾重にも楽しめる夏ならではのグラタン。
「アンチョビトマトとモッツァレラのブルスケッタ」
厚めのバゲットにガーリックバターを馴染ませ、細かく刻んだアンチョビとアンチョビオイルに四つ切りにしたミニトマトを絡め、ちぎったモッツァレラと共にバゲットに盛り込み、バルミューダでトースト。仕上げにフレッシュバジルを添えたブルスケッタ。アンチョビが良い仕事をする食べ応えのある一品。
「新漬けオリーブ」
近隣にオープンされたワールドフードマーケット「KOmart fine」で販売している「新漬けオリーブ」。塩分控えめが嬉しい。
「スパイシーな一口メンチカツ マッシュポテト添え ペリペリオーロラソース」
微塵切りの玉葱、人参、ホワイトマッシュルーム、ニンニクを炒めてから冷まし、合挽肉に塩胡椒、ナツメグ、クミン、ガラムマサラと共に加え、一口サイズのボール状に形成し、小麦粉、卵液、パン粉を塗し揚げたスパイシーな一口メンチカツ。南アフリカへ旅した際にハマった辛いペリペリソースとマヨネーズとケチャップを合わせたオーロラソースでいただきます。スパイスたっぷりなメンチカツで代謝促進!
シャンパーニュ片手に美味しいおつまみを囲んでの団欒。
酷暑となる今夏の夜は熱帯夜。辺りはすっかり夕暮れを迎えているものの、外気は蒸し蒸しとしています。佐鳴湖上空に上がる花火の音で始まりの合図を耳にベランダに移動し、鑑賞準備と参りましょう。
夜空に上がる花火の爆音にソワソワと落ち着きが保てず、吠えながら走り回る愛犬ショコラ(笑)
我が家は佐鳴湖西岸に位置するため、打ち上げ場所を真正面から鑑賞できませんが、この距離で眺めることができます。
佐鳴湖の花火大会は、決して大きな花火大会ではありませんが、尺玉などが中心の打ち上げタイプの花火となり、打ち上げ時間1時間の中、間隔を保ちながら綺麗に打ち上がるため、のんびりと寛ぎながら観られるという貴重な花火大会です。
色彩豊かな「割物」や尾を引き優雅な「菊物」、尾を引かない「牡丹物」、二重の球状に広がる「芯物」、ハートや蝶、土星など様々な図形を描き出す「型物」、蜂が飛び回るような「ポカ物 蜂」、しだれ柳のように降り注ぐ「ポカ物 柳」など、様々な花火が楽しめます。
個人的には余韻が楽しめる「しだれ柳」が一番好みです。
花火大会開始前にYouTubeで観ていた日本を代表する花火大会のプログラミングの演出の素晴らしさに圧倒されていましたが、一輪一輪咲いては散り咲いては散りを繰り返す儚い花火もまた魅力的。
多彩な色で夜空を彩り、一発一発に想いを込め、最後の締めを飾るスターマインで大歓声が上がり終焉を迎え、今年も無事に成功を収めた佐鳴湖の花火大会。我が家の毎夏の楽しみの一つでもあります。
第35回佐鳴湖花火大会2024(SANARUKO Firewoks Festival 2024)
日時:2024年8月3日(土)19:30~20:30
打ち上げ場所: 佐鳴湖公園西岸 時計台付近
撮影場所:2階バルコニーより
愛犬ショコラ「5歳のバースデーに御馳走ランチと犬用バースデーケーキでお祝い」≫
カテゴリー │イベント
我が家の愛犬:Chocolat / ショコラが2024/7/25(Thu)に5歳の誕生日を迎えました。
一年に一度の誕生日。
毎年、特別に御馳走ランチと犬用バースデーケーキを用意して一緒にお祝いしています。
愛犬:Chocolat / ショコラ(ロングコートチワワ・♀)は一人娘(犬)ゆえに甘やかしてしまうこともあり、
我儘で自由奔放、天邪鬼で我が道を行くマイペースな子ですが
私たちにとっては何者にも変え難い癒しの天使。
この日は月に一度お世話になっているドッグサロン
「AVENUE ROAD / アベニューロード」にトリミングに行って来たばかりで
ふわふわで滑らかな艶々の毛に良い香りが漂い、思わず頬擦りしてしまいます。
生まれてからずっと食に関して、少し五月蝿い我が家の姫。
食べないドッグフードやおやつは数知れず。
少しでも食べてほしい一心で手作りごはんに慣れさせてしまったので
災害時などのいざという時が心配でもあります。
日常では食べれる物を作り、災害時用に食べれる物を探す日々。
それでも健康で長生きしてくれるのであれば、その努力も報われるというものです。
ショコラの「御馳走ランチ」には大好きな物を詰め込んで、
バースデーケーキも添えて、
私たち用にはジンジャエールと犬の足形ドーナッツを用意して、
バースデーパーティの始まりです。
「蝦夷鹿肉とトマトのリゾット」
鹿肉や馬肉好きなショコラに用意した御馳走は「北海道蝦夷鹿肉とトマトのリゾット」。
北海道の蝦夷鹿肉の旨みとトマトの酸味、お米の甘みが美味しいリゾットタイプのウェットフードです。
ミニトマトのスライスと無添加の馬肉ジャーキーを添えて。
「かぼちゃの豆乳ムース」
バースデーケーキは、飼い主も一緒に食べられる「かぼちゃの豆乳ムース」。
フワフワのスポンジ生地に、たっぷりのかぼちゃと豆乳、卵で作ったムースをのせ、豆乳のホイップをトッピング。
しっとりとした舌触りと優しい甘さ。
「ZOONUTS / ズーナッツココア×肉球」
九州の洋菓子の名店「Dolce di Rocca Carino / ドルチェ・ディ・ロッカ・カリーノ」が展開する
見た目からして可愛い動物たちがドーナッツの穴からひょっこりと顔を出す「ZOONUTS / ズーナッツ」。
動物たちの細かい特徴が施されている愛らしいドーナッツです。
ココアのふわふわ生地のドーナッツの真ん中に肉球をあしらっています。
初めて口にするものには、クンクンと集中し、異常に慎重になるショコラ。
安心できる人から以外は決して食べようとしない頑固な一面も持ちあわせています。
食べていいものかどうかを判断するために、先ずは舌先でペロッと舐めます。
いくら待っても一向に口にしないため、スプーンでアシストしてあげます。
「食べてみて、美味しいよ♪」と声がけしながら差し出すと、やっと口にしてくれました。
安心すると、自分から頬張り始め、30gのリゾットを最後まで綺麗に完食。
食後にバースデーケーキを半分にカットして、
二日に分けていただく大好きなかぼちゃの豆乳ムース。
一口が小さいショコラは、小さなケーキでも食べ切るのに3分ほどを要します(笑)
その間、ずっと食べている幸せそうな顔を眺めながら、iPhoneでビデオ撮影。
食べ終わった後もその動画を眺めては、私たちもニンマリ笑みが溢れます♪
これからもバランス良く食べて、たくさん遊んで、たくさん寝て、
ストレスフリーで長生きしてほしいと心から願うばかりです。